これだけメールが普及してしまうと、海外に行ってもメールを読みたい書きたい!
でも、ノートパソコンを持って行っても、そう簡単にはネットに繋がるわけではありません。

 かつてそれをやろうとすると大変でした。
実際、2、3年ほど前にベトナムとラオスにバイオC1を持って行ったことがありましたが、
それはもう大変で。
 そもそもアクセスポイントすらないわけですから、バンコクに繋いでみたり
東京に繋いでみたりと、馬鹿馬鹿しいほどの手間とコストがかかってしまいました。

 しかしいまは事情が変わり、そんなことをしなくてもよくなりました。
我々が訪れそうなたいていの場所にはインターネットカフェができ、
「ウェブメール」を使って簡単にメールのやりとりができるようになったのです。


ウェブメールで世界中どこからでもメールが出せる。

 「ウェブメール」とは、普通のメールソフト(Outlook Expressなど)を使わずに、
ブラウザー(いまこの画面を見てるソフト:Internet Explorerなど)の画面でメールを
やりとりできるようにしたシステムのこと。
 普通、メールの送受信は、一台のパソコンでしかできないのに対し、ウェブメールは
一回自分の情報を設定してしまえば世界中どんなパソコンでもメールの送受信が
可能になります。

 主なウェブメールとしては、
Yahoo!メール   http://mail.yahoo.co.jp/
インフォシーク  http://email.www.infoseek.co.jp/
gooフリーメール http://community.goo.ne.jp/freemail/
MSN Hotmail  http://www.hotmail.com/

 これらのサイトで希望のアドレスを設定、その後個人情報を登録すれば完了。
その日からすぐに世界どこでもメールの送受信ができるようになります。

 ただし、大きな問題があります。
日本語の問題です。

 ベトナムなどで販売されているパソコンにインストールされているのは
英語のWindows。当然のことながら日本語の環境が整っていません。
 実際にサイゴンでも、高級ホテルのREX内にあるインターネットカフェですら
日本語が使えませんでした。(2001年9月)

 そこで、インターネットカフェに入るときには必ず、それらのパソコンが日本語が
使えるものかどうか確認してから入りましょう。なかには「日本語使えます」って
日本語の看板が出ている場合も多いですから。

 具体的に言いますと、サイゴン中心部ではREXホテルの西側、ロッテリアの並びにある
小さなネットカフェの何台かは日本語が動きます。また、安宿街ファングーラオ周辺では
「シンカフェ」の3軒ほど隣にあるレストランの2階のネットカフェはほとんどが日本語対応。
ここはエアコンがありますし、飲み物も頼めますのでオススメではないでしょうか。

 あと、地方に行くと「シンカフェ」の支店などには日本語の使えるマシンが置いてある
場合が多いようです。ニャチャン、ホイアンではお世話になりました。

 また、日本語が使えるかどうかの目印は、
画面の右下に下の図のようなアイコンが表示されているかどうかでもわかります。


 アイコンをたたき、表示されたなかから「Japanese IME」を選ぶだけ。
これで日本語はいつもどおりに自由自在に打てます。
このIME(かな漢字変換)、けっこう優秀でしかも余計な機能がついていないので
サクサク軽く使いやすいんですよね。日本でも標準装備してほしいのですが。(^◇^;)


普段使ってるアドレスのメールも受信したい。

 しかし、ウェブメールにも問題があります。
ウェブメールで与えられるのは、「××@yahoo.co.jp」や「○○@hotmail.com」といった
それぞれ独自のドメインを持つ新しいアドレス。

 しかしこれでは「旅行中だけこのアドレスに送ってきてね。」と言っても
わざわざ誰もメールを送ってきてくれないでしょうし、旅行が終わったあとは
使い道がないアドレスになってしまいます。
(オフィスで仕事中にメール交換するには便利なんですけどね。証拠も残らないし。)

 そこで、ウェブメールを使って、普段使っているメールアドレスを受信する方法があります。
それぞれのウェブメールには、オプションとして「外部メール」という設定ができます。
簡単に言うと、普段のアドレスに着いたメールをウェブメールが取りにいってくれる機能。

 この「外部メール」(POPメールとも言う)を設定しておけば、日本にいるときと同じように
メールを受信できるようになるのです。
 設定は、個人情報を書き込むのが中心で、そんなに難しくありません。
専門的な部分といえば、せいぜいメールの受信サーバーを書き込むだけですから
プロバイダーとの契約の際の書類を見ながらやるか、当てずっぽうで
「pop.×××.ne.jp」(pop.自分のアドレスの@マークより後ろの部分)」と書けば
たいていの場合大丈夫です。

 ただし、なぜかプロバイダとの相性があり、Yahoo!メールはAsahi-netのメールを
取りに行けなかったりします。infoseekやgooなどからはAsahi-netにアクセスでき、
逆に同じYahoo!メールでもso-netのメールの受信は可能ですから不思議です。
まあ、事前に日本で設定して、受信できるかどうかを確認おくのがいいでしょう。

 なお、細かいことですが日本に帰ってからあらためてメールを読みたい場合は
設定の際に「サーバーにメールを残す」というふうに設定しておくといいでしょう。
もっと細かいことを言うと、普段使ってるメールソフトも、「サーバーから削除する」期間を
旅行期間よりも長く設定しておかないと、旅行期間中にメールが消えてしまい、
日本に帰ってきても受信できないことになりますから注意が必要です。

 まあ、ここらへんはちょっと難しいので、読みとばしてもらってもけっこうですが。


秘境でもメールを読み書きしたい。

 秘境に行ってしまい、あるのはたった一軒のインターネットカフェ。
しかしそこには日本語の動くマシンが一台もない。
 メールで大事な情報が送られてきてるはずなのに、表示されるのは文字化けの嵐。
困った…。

 そうしたときは、「Windows Update」を使いましょう。
最近のInternat Explorerは例え英語版であっても、「パッチ」と呼ばれるソフトを
付け加えることで多言語対応が可能になっています。
 やりかたは簡単。「Start」のボタンを押し「Windows Update」を選べば、そこで表示される
数々のパッチのリストのなかからJapaneseの文字のあるそれらしきソフトを選ぶだけ。
あとは自動でソフトが送り込まれ、自分でインストールしてしまいます。

 ただし、これは新しいソフトをインストールすることになりますから、あくまでお店のひとや
パソコンの所有者に事前に断ってからにしてください。また、向こうの通信事情からして
インストールにはべらぼうな時間がかかるのは覚悟してくださいね。

 実際に3年前、まだ日本語対応マシンがほとんどなかったホイアンでこれをやって、
「日本語が読めるようにしてあげたんだから、接続料金をまけてよ。」と言ったんですが
ダメでした。1時間半もかかったのに…。(^〜^;)ムゥ

 また、さらに日本語でメールを打ちたいとき。
そのときは「初歩」で紹介したMS GLOBAL IMEをインストールする方法があります。
http://www.microsoft.com/windows/ie/downloads/recommended/ime/default.asp
このソフトも、自動でインストールされるのでそんなに難しくはないはず。

 しかしまあ、ここまでするほどのことは普通ないはず。
「日本語サバイバル」の大変さを知っておく、くらいのつもりで読んでおいていただければ。