渋谷とっておき!!ホーム 新宿区
高田馬場1-17-17
03-5285-1520

11:00〜
24:00
日休

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「鶴ヶ島で大行列店を作っても、“ほかにラーメン屋が
 ないから”とか“あのへんは食べる店がないから”と
 揶揄されて悔しい思いをした。だから日本一の
 激戦区・高田馬場で世に問いたかった。」

店主が、新聞風に印刷してばらまいているビラに
書きなぐった、その心意気や良し、です。

しかし「とんとん」や「大分宝来軒」など、これまでに
同じ思いで乗り込んできたはずの店がいくつも、
刀折れ矢尽きて撤退していったという事実が、高田
馬場での戦いの厳しさを物語っています。

先日も開店直後から異常なまでにメディアの力を借り、
日清食品の強力な後押しを受けていた「太」が消え
いまは「謎麺」なる奇態な店になってしまいました。

単に「おいしいから」だけでも「バックが強力だから」
でも生き残れない魔境、それが高田馬場なのです。


ですからこの「よし丸」店主には率直に言いましょう。

そんなに“思い”があるなら、自分の手でラーメンを
作ってみせなさい、と。

15分以上待ちました。すごく寒い日に温かい一杯を
食べようと、店に駆け込んでから。
しかし要領を得ないバイトふたりが働く横で、店主は
腕組みをして店の奥から見つめ、声をかけるだけ。

客はほぼ満員。なのに半分以上の客がまだ待って
いて、携帯を触る以外することもなく待っています。

ラーメン・オブ・ザ・イヤーを獲ったとか、そんな業界
内の昔話なんかどうでもよく、いまラーメンを食べに
来た私たちに対して、あなたがどう向き合ってくれる
のかを、客はしっかり見ています。


さて本題に行きましょう。

「よし丸ラーメン」(750円)はいま主流の魚介と豚骨の
ダブルスープ。しかしガツンととんがった感じはなく、
魚介もとんこつもそれぞれまあるい味が融けあって
たゆたうような、そんな感じの味です。

麺は、もっちりとした太い麺。すするというより頬張る
といったほうがいいような食べ方を強いる麺。
弾力はありますが、それにしても量が多すぎます。

チャーシューはバラ肉を丸めて煮込んだもの。
標準でも厚さ1cmくらいでかなりのサービスですが、
チャーシュー麺となるとこれが4枚に増え、肉だけで
もううんざりするほど。いくらバカ学生の街・高田馬場
といえども量の感覚はちょっと異常なくらいです。

「和風ラーメン」はさらに柔らかな味。
よく魚介系というと魚粉を大量にぶちまけ、まるで
鰹節に醤油をかけてそのまま噛んでいるような味の
スープになっているのが多いのですが、この店のは
出汁とまではいかないにしてもうまく調和を見せて
くれています。ただパンチが弱い分印象も薄い感じ。

標準トッピングのメンマが異常に太いのも印象的。
柔らかく臭みもなく食べやすいのですが、ちょっと
多すぎる気がするのは麺などの量に合わせたの
でしょう。


2回行っての印象は、量はちょっと多すぎるものの
全体によくまとまっていておいしく食べられる感じ。
しかし少し個性が弱いかな、という気がします。

無化調(化学調味料不使用)を謳う店の宿命みたい
なところでもありますが、もう少し何か個性があった
ほうがいい気がします。


しかし、まずはなによりも店主自身が一所懸命に
おいしいラーメンを作ろうとする姿を見せること。

このことこそが最大の個性づくりになるでしょうし、
ラーメンの魔境・高田馬場で生き延びるための
最大の方策だと思います。




看板メニュー「よし丸ラーメン」
尖ったところのないやさしい味



新聞形式で印刷したビラなどに
つづられた店主の思い


きれいに整い清潔感ある店だが
ちょっとありがちのデザイン


申し訳ないが、店主が言うほど
オリジナリティーを感じない


麺はかなり太めで弾力がある
すするという麺本来の食べ方は難しい


チャーシュー麺になると
大量の肉が丼を覆い尽くす
正直多すぎ


四角い鉛筆、といった感じの
太さのメンマ



ラーメンと同じチャーシューが
そのまま乗って出てくる小丼



よし丸らーめん 750円 よし丸チャーシュー 1,100円 和風らーめん 650円 和風チャーシュー 1,000円
豚骨らーめん 680円 豚骨チャーシュー 1,030円 味噌らーめん 800円 味噌チャーシュー 1,150円
つけめん 700円 つけめんチャーシュー 1,050円 特つけめん 750円 特つけめんチャーシュー 1,100円




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2011・2