渋谷とっておき!!ホーム 埼玉県秩父市
日野田町1丁目6-9
0494-24-3188

11:30〜18:50
月休

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ふたが閉まりません。

写真は、「わらじかつ丼 2枚入り」。
わらじの名に恥じぬ巨大なカツが、普通の大きさの
丼を覆いつくし、さらにふたも持ち上げるようにして
鎮座しています。

丼なのですから、ごはんと一緒に食べるのが掟。
しかし2枚のカツは巨大な漬物石、いや天岩戸の
ようにご飯にのしかかり、箸の侵攻を阻みます。

そこで裏返して置いたふたに上のカツを乗せておき、
下のカツとご飯を食べるのがこの店の“作法”。

まあ作法というより、この方法以外に食べる方法が
ないためにおのずからそうせざるを得ない食べ方
なのですが。


秩父に、わらじかつという巨大なカツがあるらしい。

この話は何年も前から聞いていて、秩父を訪れる
度に探そうとは思ったものの、意外に情報がなく
探すのが面倒だったことと、ほかにもおいしそうな
ものがあったために食べる機会がありませんでした。

今回、日経電子版「食べB」の読者参加企画として
行われた「みんなで埼玉実食編」に加わり、この
わらじかつ丼を食べるため「だけ」にわざわざ秩父
までやってきたのです。

西武秩父駅から南に歩くこと10分ほど。
我々が目にしたのは蔦で覆われたボ…、いや歴史
ある建物と、10人近くの大行列でした。

30分近く待ったでしょうか。
ようやく店内に入ってみると、そこには6人用の
カウンター席と小上がりがあり、こたつが2つ。
初夏というのに、こたつ布団がしっかりかけられて
います。このキャパシティなら並ぶはずです。

カツは注文を受けてから、まず叩いてのばし、衣を
つけて揚げています。キツネ色をやや通り過ぎた
頃合いで取り出して、そのままタレに投入。
しっかりしみこませてから丼に盛り付けます。

まずカツを頬張ると、サクッとした歯触りとともに
甘いタレの味が口いっぱいに広がります。
肉は非常に軽い口当たりで、一瞬鶏肉かと思って
しまうほど。その柔らかさは「まい泉」のカツサンドの
ようです。

この甘いタレは何か。同行者2人と議論になりました。

私はソースを出汁で延ばしたものだと思いましたが、
ひとりは甘醤油。もうひとりは醤油とソースの混合
ではないか、とのこと。
結論は出ませんでしたが、単純なソース味ではなく
かといって醤油のしょっぱさがあまりない複雑な味は
意外にくどくなくて、いい相性でした。

なお、卓上のプラスチック瓶には山椒がすごく多めの
独自調合と思われる七味唐辛子がありますので、
2枚のうち後半の1枚を食べる時にはこれをかけると
味に変化が出て飽きが来なくていいかもしれません。

なお、カツのすさまじいボリュームに比べると、ご飯は
控えめ。これも意外にペロッと行ける理由でしょう。

「わらじかつ丼」以外にメニューがない店ですが、
この意外に軽いサクサク感の巨大かつを味わいに
わざわざ秩父まで来るまではないにしても、観光で
秩父まで来ることがあったらちょっと足を伸ばして
挑戦してみるには非常にいいと思います。


わらじかつ丼2枚入り
ふたが閉まらない



丼を覆い尽くしさらにそびえ立つカツの山
ごはんは見えないがさほど多くない


食べ方としては一枚を裏返したふたに乗せ
下のもう一枚から食べ進むよりほかない


昔のデザインに塗り替えられた
レッドアロー号


周囲に何もない場所にある
蔦に覆われた店


カツは意外にサクサクであっさり
ご飯も少なめで助かる


土曜日の1時過ぎにはこんな行列が





わらじかつ丼 1枚入り 750円 2枚入り 950円

【持ち帰り用】 わらじかつ弁当 1枚入り 750円 2枚入り 950円
味付かつ 1枚 350円 3枚入りパック 1,000円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/yasudaya.htm


2012・5