新宿区西新宿1-2-7
思い出横丁内
03-3343-2023

7:00〜23:00
(土〜21:30) 日祝休

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この店では、炊きあがったばかりのごはんを
わざわざ木のおひつに入れ替えています。

ごはんは、おひつに入れることで余計な水分が木に
吸収されてより一層おいしくなりますが、その手間が
敬遠され、また炊飯器の保温機能の向上によって
いまでは一般家庭でもほとんど見ることができません。

炊きあがったごはんをプラスチックのコンテナに入れて
飲食店などに配達する業者も珍しくなくなったいま、
料亭、割烹ならいざ知らず、街の定食屋でここまで
する店はいまはもうほかにないかもしれません。


ここは新宿駅西側の線路沿いにある「思い出横丁」。
すぐ横を総武線、山手線が走り抜ける線路の脇に
密集して建ち並ぶ木造建築の飲食店の街。

最近になって「思い出横丁」という名称をしきりに
アピールしていますが、かつては酔っぱらいがあたり
かまわず放った小便の臭いがするということから
「しょんべん横丁」と呼ばれ親しまれてきました。

人ふたりがすれ違うのが精一杯の細い路地の両側に
手招きをするホッピーのちょうちん。焼鳥屋はまだ日が
高いうちから営業をはじめ、男たちが酒を舐めるように
して飲む姿が。この通りを歩くたびに、その一員として
加わりたい衝動にかられてしまいます。


「やぶ天食堂」はこの横丁の真ん中にある定食屋。
間口1間半(約270cm)の細長い店はL字型のカウンター
のみで10人ほど入れば満席。

鯖、さんま、塩鮭などの定番の魚定食が550円。
そのほか日替わりで様々な定食が提供されるほか
煮物などの副菜が充実しています。

そのなかの「サバ焼き定食」のメインは、半身の鯖。
なかなか大きく、身も厚めでこれにごはんとみそ汁、
梅干し1個付きで550円はなかなかお得感あり。

また、日替わりで出ていた「鮪カマ焼き定食」は
鮪のカマの部分に身がぎっしり入り、食べても食べても
なかなかなくならないほど。750円とこの店にしては
ちょっと高めでしたがお得感では定番に劣りません。
こうした日替わりを狙ったほうがいいかもしれません。


しょんべん横丁というと、ます「安い」というイメージが
あり、客層もそれに見合った人々ばかりという感じが
してしまいますが、実際にはそういう層ばかりという
わけではなさそうです。

私が訪れたとき、隣にいた老人の支払額は1,250円。
また反対側のおじさんの注文は銀だら煮定食に加えて
冷奴に厚揚げに納豆に生卵までつけてましたから
おそらく1,500円はいっているでしょう。
もちろん酒は頼んでいません。

どうやらこの店の客は、お金がないから来ているわけ
ではなく、おいしい魚と惣菜、そしておひつに入った
ごはんを実質本位で楽しみたいということのようです。

昼時にはサラリーマンでいっぱいになるこの店。
一部の人々に独占させておくにはもったいない店です。


鮪カマ焼き定食
身がぎっしりで食べ応えあり


昼またうっそうとした雰囲気の横丁
香港あたりの路地裏に迷い込んだかのよう


小さい店だがガラス越しに店内が見渡せ
入りやすい雰囲気


積み重ねられた惣菜の数々
ついつい多めに頼んでしまう


サバ焼き定食
シンプルだが半身の鯖は大きくお得


大根煮
惣菜も種類が多くうれしい






サバ焼き定食 550円 サンマ焼き定食 550円 塩サケ定食 550円 玉子焼き定食 550円
サバ煮定食 550円 豚肉生姜焼定食 600円 いわし焼き定食 550円

しじみ汁 200円 白菜漬け 200円 ほうれん草おひたし 200円 
里イモ煮 150円 カボチャ煮 150円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/yabuten.htm


2008・6