渋谷とっておき!!ホーム 中央区築地7-14-7
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日祝休・休市日


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こうしたまっとうな仕事をし、しっかりおいしいものを
作れる店が、ちゃんと残っていける世の中でないと
いけないな、とつくづく思います。

築地のはずれにある渡辺商店の玉子焼き。

新鮮な魚介類を仕入れに来る寿司店のために、
築地に玉子焼きの専門店が並んでいるのは
みなさんご存じの通り。

しかしこれまでいろんな有名な店の玉子焼きを食べ
ましたが、私にはなぜかピンと来ませんでした。

そこで知る人ぞ知る築地の鉄人・なべひろさんに
教えてもらったお勧めの一軒がここ、渡辺商店。

住所こそ築地ですが、場外市場からは離れた
ニチレイの本社ビルの北。聖路加病院に行くほう、
と言ったらわかりやすいでしょうか。
その細い路地にある古い木造家屋の小さな店です。

父と娘のふたりの職人が焼く玉子焼きは甘め。

すべて当日に卵を割り、ひとつひとつ手で焼いて
丁寧に作っています。

これって当たり前のように感じるかもしれませんが、
実はこうして玉子焼きをつくっているのはいまや
築地でもここだけ。

ほかのほとんどの店が「液卵」というすでに割った
状態の卵を養鶏業者から仕入れていて、焼くのも
機械任せの自動。

場外市場で、職人が焼いている姿が客から見える
店もありますが、実はそうした手焼きのものは
すべて得意先の割烹や寿司屋に行くものであって、
すぐ目の前の店で一般客に売られることはないの
だそうです。

その違いが、まさに味に出るのでしょうか。
しっとりとしてどっしりとしてなおふっくらしてて、
冷めてもなおおいしい。

ちょうど先日、高校の同級生が集まる会があった
ので、買っていってみんなと食べたら大好評。
この甘さがちょうどわれわれ九州人の味覚の
ストライクゾーンど真ん中だったようです。

とはいえ、九州の醤油や鶏卵素麺のようなベタベタの
甘さではありません。しっかりと芯のある甘さ、と
表現すればいいでしょうか。

なお、甘さを抑えた「薄味」もあるとのことで、
後日あらためてもうひとつ買って食べてみましたが
これもいい塩梅でしっとりおいしく、ややあっさり。
やみつきになりそうです。

みなさんもぜひ一度食べてみてください。
これが本当の玉子焼きだと実感できますから。


しっとりとしてどっしり、なおかつふんわり
ひとつひとつ丁寧に焼かれた玉子焼きには
なんとなく風格が漂う



ニチレイ本社前から一本西の路地にある
小さな木造の店


ひとつひとつがじっくりと手焼きされている


ほかの店では見られない
その日割った卵の殻


標準のやや甘めの玉子焼きは
高校の同級生にも大好評だった


こちらは「甘くないほう」
うま味など基本的には変わらないが
あっさりとしていてこれもおいしい





特製玉子焼き(530g) 630円 特製玉子焼き/薄味(530g) 630円



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http://www.totteoki.jp/shibuya/watanabe.htm


2015・9