渋谷区神泉町2-9
シャルム神泉B1F
03-3461-2088

11:30〜14:30
17:30〜スープ切れ 日祝休
地図はここ


【下の方に2008年3月の追記があります】


ラーメンの復権を感じさせる店、と言ったら
大げさでしょうか。

ひさびさにおいしいラーメンを食べた気がしました。


つけめんが多くの店に置かれるようになった頃から、
ラーメン屋の客層は大きく変化した気がします。

350gとか400gとか、一人前の麺の量が多い店に
行列ができる「質より量」の食べ物。
また、店にしても仕込むスープの量が少なくて済み、
コストが低くて済む悪魔のささやきのようなメニュー。

ビール業界が“安かろう悪かろう”の発泡酒で一時的に
潤ったものの、結局“悪貨は良貨を駆逐する”の
ことわざ通りにビール類全体の客離れが起こり、
業界全体がいま苦しんでいます。

この姿は、今後そのままラーメン業界に重なっていく
ような気がします。


さて、この店はつけめんも主力メニューのひとつとして
置いてはいるものの、ラーメン、とくにスープへの力の
入れ方はすばらしいものがあります。

鰹を中心としたいわゆる魚系のスープなのですが、
化学調味料などを使用せず、それでいて力強い味を
出しています。
ラーメンはある意味、化学調味料の申し子のような
メニューであり、これを使用しないとなかなかコクが
出せないものなのですが、ここでは鰹でも血合いの
部分を多く使っていたり、また魚粉をそのままスープに
加えることでうま味や力強さを補っています。

麺は少し細めのストレートで鹹水(かんすい)少なめ。
久留米や北九州に近い感じの麺です。

また、チャーシューはほろほろと煮込まれたものですが
切った上で軽くあぶって香ばしさを出しています。
たぶんバーナーで焦げ目をつける程度でしょうが
わざわざひと手間かけるこだわりには感心します。

また、この店には坦々麺もあります。

日本の坦々麺というと、芝麻醤という胡麻のペーストを
使うのが一般的ですが、この店では胡麻の代わりに
アーモンドのペーストを使用、胡麻のくどさと甘さを抑え
すっきりとした味の坦々麺を作り上げています。

普通・中辛・大辛・激辛から選べるなかで、私が今回
食べてみたのは大辛。かなりの辛さではあるものの
喉の奥がヒリヒリしたり、唇がしびれるような辛さでは
なく、口の上半分に広がるような辛さで、後味が軽く
さわやかです。

スープに浮かべられたアーモンドスライスもまたいい
アクセントとなっていて、全体にすっきりとまとめられた
非常にユニークかつおいしい坦々麺となっています。
これは一度試してみる価値はあると言えるでしょう。

場所は井の頭線神泉駅から北にほんの50mほど。
半地下の店内はコの字型のカウンター席のみで
10人ほどのキャパシティしかないため、昼時は行列が
できるもののそれ以外の時間はまだまだゆとりが
あります。

「はやし」にかつての勢いがなくなったように感じられる
いま、渋谷エリアを代表するラーメンの店として今後
かなり人気が出ると思います。





チャーシューは切った上で軽くあぶってある
麺はストレートのやわらかめ


胡麻の代わりにアーモンドを使った
坦々麺



スライスされたアーモンドが
いいアクセントになっている



ミニチャーシュー丼


神泉駅からすぐ近くのマンションの半地下


店内はコの字型のカウンターのみ




【追記】

麺が変わりました。

2月中旬に行って坦々麺を食べていたところ、
「きのう麺を替えたんですよ」とのこと。

たしかに麺が少しだけ太くなり、よりむちっとした
感触になった気がします。まあ坦々麺でしかも大辛を
食べていましたから、微妙なところは分かりにくかった
のですが。

原料の小麦粉を国産のものに代え、鹹水もまた
内モンゴル産の天然物に代えたそうです。
中国産、と言わずに内モンゴル産、と言うところが
このご時世ならではでしょうか。


みなさんもこの麺の感触をぜひ試してみてください。





麺が替わった翌日に食べた坦々麺


少し太くなり、もちもち感がでた気が


らーめん 700円 味玉らーめん 800円 チャーシューらーめん 1,000円 坦々麺 800円
つけめん 800円 味玉つけめん 900円 チャーシューつけめん 1,100円 坦々つけめん 900円
ライス 100円 ミニチャーシュー丼 300円 ネギチャーシュー 350円 ビール 350円



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http://www.totteoki.jp/shibuya/wadachi.htm


2007・11