渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区神泉町12-4
アーガス神泉ビル2F
03-6416-1027

11:30〜14:30(平日)
17:30〜23:15
月休

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なんといってもおいしいのが鶏飯(けいはん)です。


ご飯の上に蒸した鶏肉、錦糸卵、甘辛く煮た椎茸
などを乗せ、鶏のスープをかけてお茶漬けのように
して味わう鹿児島・奄美群島の郷土料理。

この店の鶏飯はスープがとにかく濃厚で、ご飯全体に
うま味がしみわたっていく感じ。さらに椎茸の味付けも
濃くていいアクセント。鶏肉がちょっと筋っぽいのが
気になると言えばなりますが、それを差し引いても
なお余りあるほどスープの出来が秀逸なのです。

また、ランチの際に一緒に付いてくる「豚の塩煮」が
見た目よりあっさりしていておいしく、これだけをまた
食べに来てみたくなるほど。

全体にあっさり・さっぱりした感じではあるものの、
この店の「鶏飯」は一度食べるとやみつきになって
しまいそうです。


広義の渋谷の西の端である神泉の、さらに山手通り
近くにあるこの店は、奄美料理の専門店。

いまでこそ鹿児島県となっている奄美群島ですが、
かつては琉球王国の一部でした。
しかし1609年に薩摩藩が琉球に侵攻し、支配下に
置くと、奄美群島は薩摩に割譲されてしまいます。
以来、奄美群島は琉球でもない、さりとて九州でも
ない独自の文化を育んできました。

その象徴とも言うべきものがこの鶏飯と黒糖焼酎。

奄美出身の女性が始めたこの店は奄美の食文化を
広めると同時に、奄美出身者の憩いの場として
親しまれているようです。


ところで、この店のランチタイムには鶏飯のほかに
「奄美ラーメン」なるメニューもあります。鶏飯のあの
濃厚なうま味のスープを活かしたラーメンとなると
どうしても味わってみたくなるもの。さっそく2度目の
訪問の際に頼んでみましたが、残念ながらしっくり
きませんでした。

それは麺の問題です。鹹水が強く、縮れた細麺は
米粒と違い濃厚なうま味を吸い込んでくれません。
せめて鹹水の少ない素直な麺か、いっそうどんで
あればと、ちょっと悔やまれてしまいました。
率直に言って「奄美ラーメン」を頼むぐらいなら
「鶏飯」です。

また、もうひとつのランチメニューの「牛ハラミ膳」は
ホームページでは“奄美風ソース”とありましたが、
私が食べた際に出たのは醤油ベースの普通の味。
少々塩加減が強く、肉に火がちょっと通り過ぎてた
感はありましたが、これはこれでおいしく味わうことが
できました。

そのほか、毎回薬味として添えられていた唐辛子が
とても風味があって気に入りました。

どうも奄美オリジナルではなさそうで、タイ料理の
「プリック・ポン」のような雰囲気。
辛さとともに香ばしさが口いっぱいに広がる、いい
薬味となっています。


渋谷の中心からかなり遠く、便利でも華やかでもない
場所ですが、珍しくておいしい奄美料理と黒糖焼酎を
奄美出身者だけに独占させておくのはもったいない。

私自身、ぜひまた夜に訪れて、様々な島の味と
黒糖焼酎を味わいたいと思いました。
とてもおすすめです。


奄美群島の郷土料理「鶏飯」
ランチでは豚の塩煮など数品が付く


透明なこのスープに濃厚なうま味が
凝縮されている


ランチの鶏飯についてくる豚の塩煮
見た目よりあっさりしていて美味


渋谷のはずれの神泉でも山手通り近く
かつて「けいきっちん」があった場所


「奄美風ラーメン」は鹹水多めの麺が
スープのうま味を減殺している感じ


ランチメニューの「牛ハラミ定食」
ホームページでは“奄美風ソース”と
あったがこの日は普通の醤油味だった


タイ料理の「プリック・ポン」を思わせる
唐辛子の薬味




【ランチ】 鶏飯セット 900円 奄美ラーメンセット 900円 牛ハラミ膳 850円
海鮮丼 850円 日替わり膳 800円

パパイヤもずくキムチ 380円 黒糖そら豆 350円 豚みそ 350円
油ぞうめん 730円 にがうりの豚みそ炒め 780円
豚足のしょうゆ煮 680円 やぎ汁(約2人前) 1,000円
豚飯 580円 鶏飯セット(2人前より)1人前 600円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/tsuchihama.htm


2011・11