足立区千住2-12
03-3870-7824

17:00〜21:30

日祝・第二月休
地図はここ


最近、ふざけた立ち飲み屋が多い。そう思います。

ホッピーを480円といった法外な値段で出したりとか、
コンビニで買ってきた惣菜を倍以上の値段で出すとか、
立ち飲みのくせに普通の居酒屋と値段の変わらない、
いやそれより悪質な店がゴロゴロしています。

渋谷でも宇田川町などにそうした店が見られますが、
アンチャンがやってるような新しい店、しかもドラム缶や
ビールケースが転がってるようなチープな店のほうに、
かえってインチキ臭いのが多いのは困りものです。

そんなアンチャン連中には、この店「徳多和良」に
行って、自分の料理の腕と良心のなさを恥じ、悔い
改めてほしいものです。


上の黒板の写真を見てください。

これは今年(2008年)2月のある日のつまみですが、
ほとんどのメニューが315円。ほかには420円が3品
630円が1品。これがこの日のメニューのすべてです。

そしてこれらはすべて自家製。
しかも丁寧な“仕事”がなされたプロの味なのですから
人気にならないはずがありません。

たとえばこの日食べたもので言うと「わらさなめろう」。
なめろうとはミンチ状にした魚を味噌やねぎとあえた
房総半島の郷土料理で、箸の先につけて舐めながら
酒を飲むには最高の肴なのですが、手間暇かかる
この料理がたったの315円。

「かにしんじょ揚げ」も315円。
しんじょとは白身魚を中心に卵白などでつないだものを
蒸したりゆでたりする料理。これもまた手間がかかる
料理なのですが、蟹のほのかな風味と表面のカリッと
した歯触りがうれしい一品です。

幻の魚とされる「銀宝天ぷら」も315円とは…。
銀宝とは天ぷらのネタとして珍重される魚で、鰻と
穴子の中間ぐらいのサイズ。かつては東京湾でも
よく捕れたとのことですが、いまや幻の魚とまで
言われるようになっています。食べてみると身が
むちっとしていて歯ごたえがあり、うま味のある白身。
これが315円…、と考えてしまいます。

確かな腕で、手間隙かけておいしいものを作って
客を喜ばせる…。

この店の名の前に「割烹くずし」がついているのも
心からうなずけます。


場所は、北千住から西に歩いて10分ほど。
見違えるほどきれいになった西口を出てまっすぐ進み、
三菱UFJ信託銀行のある交差点から左に細い路地を
入って100mちょっと。

簡素な店構えではありますが、テーブルもしっかり
しつらえられたものであり、内装も落ち着けるもの。

料理がしっかりとしているからでしょうが、客層も
ちゃんとした社会人ばかりで、いわゆる立ち飲みから
イメージする階層の人々は見たことがありません。

簡素に、おいしく食べてさっと飲む。

大人のたしなみとしての飲み方が似合うだけに、
生まれ育ちなどの人間の品位やセンスまでもが
問われてしまいそうな立ち飲みの店。

「安い」という理由だけでは決して行ってほしくない
店です。


黒板に並んだメニューはほとんどが315円
しかもこんなに品数がある


簡素な店構え
毎日午後7時前にはぎゅうぎゅうになる



わらさなめろう
魚の身をミンチ状にしたもの


かにしんじょ揚げ
さくっとしておいしい


銀宝天ぷら


鰻の肝の佃煮
(別の日のもの)



鱈子と菜花 炊き合わせ
(別の日のもの)


つまみ 315円、420円、525円、630円など日替わり

生ビール(グラス) 315円 芋焼酎各種 315円 焼酎黒千代香売り 735円 など


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/tokudawara.htm


2005・5