渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区宇田川町41-23
河野ビル1F

03-5428-3698

18:00〜25:00 無休

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あの「博多一風堂」の河原成美氏と、
この店のオーナーは昔からの友人なんだそうで。

どうりでメニューが博多っぽいはずです。

お通しは、食べ放題のキャベツ。
ダシのきいた甘めの酢醤油をかけて食べる、
博多の焼鳥屋では欠かせない一品です。
そして名物は豚バラの串焼き。
豚肉なのに、博多では焼き鳥屋には必ずあって、
誰もそのことに疑問を感じないというメニューです。


いま、渋谷の新店ストリートとして脚光を浴びている
(勝手にスポットを当てている、というのが正しいかも)
宇田川沿いの店のひとつ。
博多をベースにした料理の品々と、焼酎の品揃えを
武器に、“勢い”のある店になっています。

その“勢い”の最たるものは体育会系のスタッフ。
まず店に入ると、10人ほどのスタッフ全員による
「いらっしゃいませ」の大合唱が迎えてくれます。

かつて、100円ショップ最大手の「ダイソー」の本社を
訪れたことがありますが、そのときオフィスに入った
途端に全社員が次々に発する「いらっしゃいませ」の
大声にたじろいだことを思い出してしまいました。

また、壁一面に張られたスタッフそれぞれの「夢」。
「2006年4月1日 日本一の先生になる」といった
夢を読むと、ああ、頑張っているんだなぁと純粋に
応援してあげたくなってしまいます。
夢がなかなか持てなくなったといういまの日本で、
胸を張って夢を語れる彼らの姿は、少々まぶしくも
あります。

しかし、体育会系もちょっと行き過ぎを感じる部分も。

注文が入るたび、スタッフが一斉に放つ「よっ!」の
掛け声は、せっかくの会話を中断させてしまいます。
たしかにこうした掛け声がスタッフのやる気を生み、
結束を固めるのでしょうが、ゆっくり話したい客に
とってみれば、かなり耳障りなのは確かなのです。


でも、料理は素晴らしいのひとこと。

客席に来るなりスタッフがバーナーで焦げ目をつける
「炎のしめ鯖」をはじめ、揚げた蕎麦を目の前で崩し
サラダに仕立て上げる「バリSOBAサラダ」などの
パフォーマンス満点のメニューも味はしっかり。

なかでも豚の角煮に、ジャガイモベースのソースを
かけた「豚王角煮のじゃが芋あんかけ」はその意外な
組み合わせのおいしさには驚いてしまいました。
マッシュポテトを裏ごしして生クリームを加えたので
しょうか、一瞬、山芋かと思ってしまうほどのトロッとした
感触にはただただ感心するばかりです。


ただ、ひとつ心配なことがあります。
“勢い”のある店であり、若い店員のノリは間違いなく
若者の心を掴めることと思います。

しかし、その一方でこの料理の傾向としてはけっこう
本格的で、若者よりもオトナ、とくにおじさんの好みに
合ってしまっています。
場所もまた、渋谷とはいえ若者はあまり足を伸ばさない
エリアに属します。
さらに価格も、コストパフォーマンス(価格性能比)に
非常に優れているとはいえ、渋谷の若者にとっては
ちょっとキツい金額に属すると思われます。

つまり店が狙っている客層と、店の立地・料理・価格が
ミスマッチを起こしている気がするのです。

ここをどうクリアしていくか。
それがこの店のこれからの最大の課題だと思います。


串焼き3本コースの豚バラ
下に敷いてあるのはお通しのキャベツ





同3本コースのぼんじり



日替わりメニューの端っこに
きょうのスタッフの似顔絵



壁には各スタッフの「夢」が
張りだされている



バーナーで焼き目をつける
パフォーマンスの炎のしめ鯖



意外な組み合わせが楽しい
豚王角煮のじゃが芋あんかけ





炎のしめ鯖 780円 串焼き(3本コース) 630円 豚王角煮のじゃが芋あんかけ 850円
茶豆 480円 みつせ鶏の唐揚げ 730円 バリSOBAサラダ 680円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/teppen.htm


2005・7