渋谷とっておき!!ホーム 北区上十条2-24-12
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火休

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「いりぶた」 300円です。

なぜか店内にもある食品サンプルのショーケースの
片隅に、隠れるように表示されていたこのメニュー。

この安さでいったいどんな料理なんだろうと注文して
みると、豚のこま切れ肉と玉ねぎがケチャップ味に
炒められ、甘くてほんわか懐かしい味の一品です。

一般にポークチャップと呼ばれる洋食メニューと
どう違うのかとは思いましたが、ここは北区十条。
人々により分かりやすくと付けた名前なのでしょう。

それにしても安い。

これにご飯と味噌汁をつければ、立派なニッポンの
洋食メニューの誕生です。けっこうな盛り具合のご飯
170円、具だくさんの味噌汁が50円ですから520円で
お腹いっぱい食べられるのですから。


ここは十条駅前。
北口前のロータリーの西から、北に向かって続く
「十条銀座」という名のアーケード街の入り口付近。
看板に大書きされた「大衆食堂」の文字が目を引き
ます。

大きな食品サンプルのケースを右に見ながら
のれんをくぐれば、そこはまさしく古き良き食堂。
右一列が小上がりで、真ん中には長テーブル、
左には4人用の卓がふたつと、よくある配置です。

古き良きメニューがもうひとつありました。
ナポリタンです。

これがまたふやけたような麺に真っ赤なウインナー、
そしてケチャップそのものの味という博物館もの。
私の生まれ育った地域では給食に「ソフトめん」は
ありませんでしたが、それでもなぜか郷愁を感じる
ほど。静岡出身者は感涙にむせぶかもしれません。

そしてこの店で「ビーフステーキ」と並んでいちばん
高いメニューが「ポークソテー」750円。

かつて庶民の憧れだった“ビフテキ”と並ぶ価格の
豚肉とはいったいどんなものだろうかと注文した
ところ、上に輪切りパプリカが乗ってくるお洒落さ。
厚さ1.5cmほどの肉にはしっかりと火が通され、
かなり薄味のデミグラスソースとチーズをまとって
出てきました。

ビーフステーキを頼んだ方がよかったかな…と一瞬
思いはしましたが、歯ごたえの中にうま味もしっかり
あり、満足できるものでありました。

ただ、かなり乾き気味のオレンジが、めったに
出ないメニューであることを暗に示していましたが。

ほかにつまみ類もけっこうあり、土日も営業とまさに
昼呑み歓迎の店。

日ごろの社会のしがらみを断ち、素の自分に戻って
楽しめる時間を過ごせる場として、いまどき貴重な
場所かもしれません。

近くに用事ができたらなぜひ。



この店の秘密兵器?「いりぶた」
300円とは思えない量と質


店内のショーケース以外
どこにも紹介されてない


時代を超えた貫禄すら感じさせる
堂々としたたたずまい


ソフトめんをほうふつとさせる
博物館級のナポリタン


意外、と言ったら失礼だが
パプリカが乗って出てきたポークソテー


店内にもなぜかあるショーケース
このいちばん左上に「いりぶた」はある




いりぶた 300円 ポークソテー 750円 ナポリタン 400円
オムライス 730円 かつ丼 680円 カレーライス 630円

生ビール(中) 500円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/tensho.htm


2015・11