渋谷とっておき!!ホーム 新宿区
高田馬場1-25-31
03-6233-2928

10:30〜22:00
無休

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柔らかめのスパゲティを熱々の昔懐かしい鉄板に
乗せ、薄くて大きいカツを重ねて甘いミートソースを
こぼれんばかりに回しかける。じゅーっ。

なんか、B級ご当地グルメをとことん極めるとこうなる、
という見本のような料理です。


北海道・釧路のご当地グルメ「鉄板スパゲッティ」を
引っさげて今年(2013年)4月、ラーメン激戦区である
高田馬場に殴りこんできたこの店。

経営は「太平洋石炭輸送販売」という釧路の会社で、
もともとこの会社の一部門が釧路空港でレストランを
営んできました。様々なメニューを揃えたいわば
ファミレスだったのですが、B級グルメブーム到来で
「鉄板スパゲッティ」が名物メニューになりました。

そこで新たに「鉄板スパゲッティ」専門店として、
東京に進出してきたのです。

しかし、店の場所がちょっと微妙。この場所には
かつて「具のないオムライス」を出す店がありました。
赤いケチャップライスには鶏肉はおろか玉ねぎすら
見つけられないという信じられない代物で、「こんな店
半年ももたない」と預言したらその通りになりました。

その後「東京チカラメシ」が入れ替わりに入ったものの
これも1年もたずに撤退。よくある「長続きしない物件」
というイメージの場所になってしまいました。

そこにほぼ居抜きで入ってきたこの店。これまでも
広島・福山や大分など地方の雄が攻め上ってきては
敗れ去っていったラーメン激戦区だけに、B級ご当地
グルメとしてどこまで戦えるか気になるところです。


味の基本は、甘めの懐かしい味。
ナポリタンはトマトソースというよりケチャップの味。
こってりしたソースをまとった麺が鉄板で焦がされ、
カピカピというかガリガリになっているようすは妙に
おいしく感じられます。
そう、コーラフロートのアイスが氷と接する部分で
ジャリジャリになっているあの感触と同じ郷愁です。

創作である「たんちょうスパゲッティ」も戦略としては
同じ。赤い縁のハムに芯ばかりのキャベツやナスを
炒め、とき卵を回しかけてぐずぐずにした感じ。
これも甘めでまるで焼きうどんの懐かしさです。

またこの「たんちょうスパゲッティ」が塩味なのに対し、
ほぼ同じ内容で醤油味の「和風スパゲッティ」も。

鉄板に乗せておきながらなにが和風だ、という気も
しなくはないのですが、こちらは生卵の黄身を乗せ
また違ったねっとり状態を楽しんでもらおうというの
でしょう。

このほかはケチャップ味のスパゲティにたまご焼きを
乗せた「オムスパ」があるだけで定番メニューは6つ。

それだけに最大の敵は「飽き」のようで、近ごろは
週替わりメニューも登場するようになりました。

さらに最近、全席カウンター席だったのを改装し、
テーブル席を作りました。また何品かつまみも導入。
夜の客をどう呼び込むかに注力しているようです。


つい10年前なら、ナポリタンは絶滅危惧種でした。

神保町の「さぼうる」までわざわざ食べに行き、その
堂々たる化石のような姿と味に感激したものです。

しかしB級グルメブームでいまやナポリタンはまったく
珍しくないものに。そうしたなか鉄板で熱い、という
差別化がどこまで高田馬場で通用するのか。

釧路からやってきたそのチャレンジ精神に敬意を
払いながら、頑張ってほしいと心から願います。
ぜひ一度行ってみてください。


「かつミート(大)」950円
これぞB級といった堂々たる風格は
見るものを圧倒する



オムライス専門店から「チカラめし」になり
撤退後ほぼそのまま居抜きで開店した


「ナポリタン(大)」700円
昔ながらのケチャップ香る甘いナポリタン


見よ、このそびえ立つ
ケチャップスパの山


「たんちょうスパゲッティ(並)」750円


赤いプレスハムに端切れのような野菜
ぐずぐずした感じはまさに焼きうどん


開店した当時の店内





ミートソース 600円 ナポリタン 600円 オムスパ700円
和風スパゲッティ 750円 たんちょうスパゲッティ 750円 かつミート 850円
(大 +100円 特 +150円)



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http://www.totteoki.jp/shibuya/tancho.htm


2013・9