渋谷区道玄坂2−6−2
美奈津ビル3F
03-3464-7535

17:00 〜 22:30 日祝・第135土休
地図はここ

マークシティとして生まれ変わったとはいえ、井の頭線渋谷駅周辺はいまも猥雑な雰囲気。
しかしその片隅に、およそ似つかわしくない静かな日本酒の店がありました。

聞くところによると、主人の酒好きが高じて店を開いてしまったとのこと。
それだけあって、日本酒の揃えかたに主張が感じられ、肴がとても独創的でおいしいのです。
たとえば「しじみの味噌炒め」。大ぶりのシジミを味噌とケチャップで炒め、ネギのみじん切りを
散らしたものですが、これが非常に酒に合うのです。また、鰯有馬煮は飴色にしっかりと
煮つけられ、柔らかすぎずいい歯触り。しかも適切な値段ですから、安心して酒を楽しめます。

「芝浜」という店名は、落語からとったものでしょうか。
酒好きの魚屋が海岸で大金の入った財布を拾うのですが、堕落を心配した女房が
財布を隠し、「そんなのは夢だった」と男をだましてしまいます。男はそんな、カネを拾うような
あさましい夢を見てしまったことを反省し、心を入れ替えて酒を絶ち立派に働くことに。
そして3年後。努力の結果、店を構えるまでになった男の前に、女房が夢だったはずの
大金を差し出すのです。「あのままじゃお前さんがダメになってしまうと思った。」と。
絵に描いたような賢い女房が印象に残る噺ですが、この店「芝浜」の名も、
そうした奥さんに対する感謝の念が込められているのかもしれません。

テーブル3つとカウンター8席ほどのこじんまりした店ですが、渋谷には得がたい落ち着いて
ゆっくり飲める店として、ずっと頑張ってほしいものです。


本マグロ刺身 1,300円 鳴門鯛 1,300円 しめ鯖 900円
ニガウリのおひたし 500円 鰯有馬煮 500円
しじみ味噌炒め 850円 鱧柳川風 900円
エビスビール 550円 一の蔵 500円 萬年 650円 佐藤(黒) 550円



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