渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区富ヶ谷1-52-1
中川ビル 1F
03-3465-8373

11:30〜14:30
18:00〜21:30
無休 (日曜は昼のみ)

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【下の方に2006年11月の追記があります。】


 グルメマンガの先駆けとなった名作「包丁人味平」

 料理で戦う、というそれまでにない世界を我々に提示し、「白糸バラシ」や「潮仕立て」、
さらに「ブラックカレー」など、数々の奇想天外な料理の逸話を残した伝説のマンガ。
「美味しんぼ」をはじめとするあらゆるグルメマンガの始祖ともいうべき存在でした。

 その主人公・味平が最初に修行した店が「キッチンブルドック」という町の洋食屋です。
小さいながら、その味には定評があり、いつも賑わっている小さな洋食店でした。

 でも、そんな店は実在しないだろうと思っていました。

 しかし、ありました。
小さいけれどキラキラ輝く宝石のような洋食店が。

 場所は、地下鉄の代々木公園駅の西側出口と
小田急代々木八幡駅のすぐ近く。活気ある商店街から
ちょっと入った路地の左側。
これといって特別ではない外観の店ですが、かといって
陳腐でなく、丁寧に手入れされたこぎれいな店先は
料理に全力を注ぐ情熱の表れなのかもしれません。

 この店にはこれまでに3回行きました。
どれも素晴らしい料理でしたが、いちばん驚かされた
のは、3回目に食べたランチのハンバーグでした。

 箸を入れた瞬間、そして口に入れた瞬間。
「火が通ってないのではないか」と一瞬思わせるほどの
やわらかさ。しかし見るとちゃんと火は通っています。

 口にした瞬間、ほろっと崩れるような、しかしそれでいて
ねっとりとした感触。肉の臭みはなく、うま味が口じゅうに
広がっていきます。最初のうちは少々抵抗があるかも
しれませんが、ふたくち、みくちと食べ進むうちに、この
ハンバーグの意図するうまさがわかってきて、やがて
そのとりこになってしまいます。
 正直、ハンバーグという料理はごまかしが効きやすい
ため、あまり評価の対象にはしなかったのですが、
この店のは違う、と断言できます。

 そして、ハンバーグと並ぶほど印象に残ったのが、
同じくランチの「豚フィレのカツレツチーズ乗せ」。
いわゆるトンカツではなく、少なめの油で“焼きつけた”
欧州での正統派カツレツなのですが、なんと本当に
箸で切れそうなほど柔かくジューシーなのです。

 よく、「お箸で切れるほど柔らかいトンカツ」なんてのが
ありますが、そりゃあ、一度ミンチになってしまった肉を
もう一回くっつけて塊にするのなら、いくらでも柔らかく
できるに決まっています。



簡素だが、隅々まで
心配りが行き届いた外観


ランチのハンバーグ(200グラム)


豚フィレのカツレツチーズ乗せ


 しかし、この店のはちゃんとした一枚の肉。
上質のヒレ肉と、完璧な火加減だからこそできるほんとうの柔らかさなのです。
しかもチーズの上にかかるデミグラスソースも甘味と酸味のバランスが完璧。

 最初に訪れたときの「チキンの冷製しょうゆ風味」も含め、どれを選んでも丁寧さと
揺るぎない技が光る店。しかもおいしいごはんと味噌汁がちゃんと添えられていて、
「にっぽんの正しい洋食屋」の見本のような店です。
こんな店の近くに住めたらどんなに幸せだろうか、と真剣に考えてしまいました。

 こんどは自慢のビーフシチューを食べに、ぜひ夜に行かねば、と思っています。




【追記】
2006年の11月にこのお店でオフ会を開くことができました。

下の写真は、そのときのメニューです。
宴会用のメニューはひとり4,000円から(料理のみ)

これぞ「清く正しいニッポンの洋食」というべきおいしい料理でした。
ワインは非常にお手頃でおいしいものが揃えてあり、
価格以上の満足感ある食事となりました。

前菜盛り合わせ
4種類のチーズを使ったという
キッシュが印象的でした。

マグロの刺身
カルパッチョと呼ばず、あえて刺身と
呼ぶだけあっていいマグロでした。

アサリのワイン蒸し
パンをおかわりしてしまうほど
スープがおいしかったです。

サラダ(サラミ入り)
控えめなドレッシングが品よく、
素材の味を生かしていました。

カニクリームコロッケ
ふんわりトロトロ。
こんなコロッケもあるんですね。


ビーフシチュー
くどくなく、柔らかな味。
店の名物というだけあります。

デザート



【ランチ】ハンバーグ(200グラム)定食 1,100円 ハンバーグ(150グラム)定食 950円
チキンの冷製しょうゆ風味定食(日替わり) 1,000円
豚フィレのカツレツチーズ乗せ定食(日替わり) 1,000円

コース 4,000円〜(料理のみ)


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/sekiguchitei.htm


2004.6