渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区桜丘町16-8
アトラス桜丘ビル1F

11:30〜15:00
17:00〜21:00 日祝休

大きな地図で表示




よくも悪くも、長崎ちゃんぽんの基準はリンガーハット
です。

以前は西九州のローカルフードにすぎなかった
長崎ちゃんぽんをファストフード化し、全国どこでも
低価格で食べられるようにした功績は称えられるべき
ものだと思います。

しかし一方で、他の店にとって長崎ちゃんぽんという
メニューは、常にリンガーハットと比較されるものに
なってしまいました。味はもちろんのことですが、価格
での比較が店にとって最も厳しいといえるでしょう。

なにしろ相手は巨大ファストフードチェーンです。
材料はすべて本部でまとめて調達し、セントラル
キッチンである程度調理されて店に運ばれてきます。
コストでかなうはずがありません。

しかもリンガーハットは2000年に価格政策を間違え、
それまで関東で500円だったちゃんぽんを380円にする
無謀な値下げに踏み切ってしまったため、他の店の
ものとはさらに価格の開きが大きくなってしまいました。

ほかの店は、価格の差を納得してもらえるだけの
味の差などの付加価値をつけなければならないの
ですから大変なのです。

(そのリンガーハット自身、その価格政策の誤りを正そうと何度も
 値上げを試みていますが、低価格にすっかり馴染んだ客が
 離れてしまい苦しんでいます。まあ自業自得なのですが。)


さて、本題に行きましょう。

「桜ん坊」は、桜丘町の中心とも言うべき桜坂の
中ほどにある長崎ちゃんぽんの専門店。
同じビルの2階に同名のお好み焼き店があり、
新規事業として今年(2008年)の1月に始めたようです。

メニューはちゃんぽんと皿うどんの2種類。

ちゃんぽんは、豚骨ベースのスープが塩分少なめで
あっさり。うま味はたっぷりですが臭みはありません。
麺は少し細めで、ちゃんぽん麺特有のブチブチ切れる
食感があまり感じられません。灰汁を使わずに鹹水を
使っているのかもしれません。
麺そのものの量はちょっと少なく感じられますが、
炒めた野菜がその分たっぷり盛りつけられていて、
私としてはかえってうれしく感じられます。

皿うどん(細麺)もまた野菜がたっぷり。

細麺とは素麺ほどの細さの麺を油で揚げたもので、
上に乗っている野菜の餡を麺とからませ、パリパリした
食感を楽しみながら食べていくのがまさに皿うどんの
醍醐味なのですが、一方で、餡の水分によって
しんなりしていく麺の食感もまた楽しいものです。

この皿うどんもまたあっさりとしていて塩分は控えめ。
味が足りないと感じるひとは、卓上のソースやからし、
ラー油やコショウで調整すればいいのですから、
万人にやさしい味付けだと言えるでしょう。

ところで、卓上におろしニンニクが置かれているのを
発見しました。ちゃんぽん専門店でははじめて見た
気がします。

しかし考えてみればちゃんぽんも博多ラーメンと同じ
豚骨ベースのスープ。ニンニクで味が良くなるのは
当然です。実際に試してみましたが、たしかに味が
ぐっと引き立ってすごくおいしく感じられました。
これは一度試してみてください。

5分も歩けばリンガーハットがあるこの場所で、
ちゃんぽんと皿うどんだけのまさにガチンコ勝負。

ランチのサービスだというご飯+高菜が日によって
出なかったり、ちょっと客が入るとかなり待たせたりと
まだオペレーションに不安定さも多く見られますが、
価格に見合う味を武器にこれからもがんばっていって
ほしいものです。


ちゃんぽん
野菜がたっぷりなのがやはりうれしい




麺はちゃんぽん麺としては少し細め
特有のぶちっと切れる感じがない


桜丘の中心・桜坂に面している


皿うどん(細麺)
細麺があんかけなのに対し
太麺は焼きうどんっぽい



パリパリに揚げてある細麺
これを野菜の餡と絡めながら食べる


ソース・酢・ラー油・コショウ
味付けはそれぞれお好みで
ソースは「金蝶」という珍しい銘柄


からし(右)とおろしニンニク
ちゃんぽんの店にニンニクは珍しい



長崎ちゃんぽん 850円 皿うどん(細麺・太麺) 850円
大盛り +150円 ごはん 150円 高菜ごはん 300円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/sakuranbou.htm


2008・4