渋谷とっておき!!ホーム 北区上十条2-30-13
03-3906-6424

16:30〜23:30
日休

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「最近はね、インターネットっていうのがあるでしょ。
それでこうして女の子も来るようになったんですよ。」

相席になった老夫婦が、ちょっと嬉しそうに語って
くれました。浅草から移り住んで40年。近所で商売を
営むこの老夫婦は、5時すぎには毎日のようにここを
訪れてビールを注ぎ合い、ちょっとしたつまみを
仲良く分け合ってはしみじみと楽しんでいます。


ここは十条。

いまは埼京線という名前になっていますが、駅のすぐ
南には踏切があり、小さな店がひしめき合う場末感は
赤羽線というかつての名の方がよほどしっくりきます。

酒場という言葉が、ここほど似合う店はそうないの
ではないかと思えてくる木造の店。てかてかになり
飴色になったテーブル、黄土色に染まった壁など、
使い込まれた歳月の長さを感じさせる店内ですが、
隅々まで手入れが行き届いていて清潔。不快に思う
ことは一切ありません。


そして驚くべきはメニューの安さ。

串カツ220円、ポテトサラダ200円、もつ煮込み220円。

量は少なめとはいえ、いまどき200円台のつまみが
数多くあるのは驚き。ひとりで来てもこの安さなら
数品頼んで杯を傾けても1,500円でけっこう酔えます。

味もどうしてどうしてしっかりしたもの。アジフライや
串カツはちょっと粗い衣がカリッとしてサクサクッとして
いい歯触り。あつあつで運ばれてくることもあって、
十分においしく食べられます。
まさに庶民のための、普段使いの居酒屋と言うべき
でしょう。


しかし、安さはこの店の最大の魅力ではありません。

冒頭に書いた老夫婦との会話は、小さなテーブルで
相席になったことによって生まれたもの。ほかにも
店内のいたるところで見知らぬ者同士での会話が
盛り上がるのです。さっきまでの他人だった人々が
共通の話題を探り当てて語り合い、笑う。

そして片方が店を後にするときには「では、また。」と
笑顔で会釈。たぶんもう二度と会わないであろう
一瞬の交わりの不思議と喜びがこの店にはあふれて
いるのです。

人と人との刹那の交わりが、心地よく体験できる
場末の店。

乾ききった都会での日々に疲れたら、ぜひ訪れて
このささやかな幸福を感じ取ってみてください。



十条駅すぐ北の路地の入り口にある
木造二階建ての古びた建物


鏡に映った店内の風景
「リボンシトロン」「リボンジュース」の
文字が懐かしい


やっこどうふ 250円


マグロブツ切 250円


アジフライ 300円


サバの塩焼き 400円





串カツ 220円 ポテトサラダ 200円 もつ煮込み 220円 月見芋 250円
あじ刺身 350円 冷やしトマト 280円 さば塩焼 400円 マグロブツ切 250円
アジフライ 300円 やっこどうふ 250円 花らっきょう 150円 いか塩辛 200円

中生 400円 ビール(大瓶) 490円 (小瓶) 360円 清酒 170円
焼酎 180円 酎ハイ 250円 サワー各種 280円 デンキブラン 250円



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http://www.totteoki.jp/shibuya/saitousakaba.htm


2012・3