足立区千住3-46
03-3881-6050

16:30〜22:30
日祝休
地図はここ



ここの肉どうふは、
鮮烈なノスタルジーの味がします。

そう、あの「三丁目の夕日」の世界。
別の言い方をすれば「新横浜ラーメン博物館」の世界。

数年前に改築し店は新しくなったとはいえ、客はみな
肩を寄せ合い、夢があった昭和40年代を懐かしむかの
ように、きょうも酒を酌み交わしています。

北の交通の要衝・北千住。

丸井ができるなど、駅前再開発ですっかり姿を変えた
西口から歩いて5分ほど。絶品の焼鳥で知られる
「バードコート」の目の前に、この店はあります。

店内は細長い「J」の字の形をしたカウンターと、
余ったスペースに並べたという感じのテーブル席が
いくつか。 椅子はあるものの、カテゴリー分けするなら
ここは間違いなく「立ち飲み屋」と呼ぶべきでしょう。
いつ行ってもたくさんの人々が席を譲り合い、ひしめく
ようにして酒を飲む姿には感動すら覚えます。

メニューは「肉とうふ」と「牛にこみ」が中心。

もちろん他にもひと通りのメニューはあるのですが、
ほとんどすべての客がこのどちらか、またはその
派生である「とうふのみ」とか「卵入り」を頼み、ちび
ちびとつまみながら酒をまたちびちびと飲むのです。

最初に書いたように、この「肉とうふ」は懐かしい味。
ちょっと甘めのすき焼き風に煮込まれたスジとカシラが
いい味を出し、それを豆腐がその身いっぱいに吸い
込んでいます。

実はこの店には改装前に一回、来たことがあります。
そのときの「肉とうふ」はもうちょっと甘くてこってりした
感じがしました。ちょっと現代的にしたのか、それとも
コスト的な問題があるのかはわかりませんが、少し
あっさりした感じがあります。とはいえ、今の味でも
最近なかなかない、こってり尾を引く味わいですから、
昭和40年代へのタイムスリップには十分でしょう。

酒は「キンミヤ」という、レトロなラベルの甲類焼酎。
ボトル(600ml)で1,250円という安さもあり、ほとんどの
客がこれを頼みます。

この「キンミヤ」を頼むと、自動的に「梅シロップ」なる
赤い液体が付き、客はこれを梅干しの代わりに好みで
注いで飲むのですが、このシロップの味もまたレトロ。
明治屋のかき氷シロップのような感じです。

まずは「肉とうふ」と「キンミヤ」。

東京でも五指に入ると言われる大衆酒場で、
下町の風情にどっぷりとひたってみてください。



肉とうふ
この店の客で頼まない人はいないほど



改築しきれいになったが
いまも庶民の味方


Jの形をした長いカウンター


牛にこみ
材料はスジとカシラとか


「肉とうふ」と「牛にこみ」が二大メニュー
あとはあってもなくてもいいようなもの?



焼酎は「キンミヤ」一種類、ボトルだけ
右の赤い液体は梅シロップ



肉とうふ 320円 牛にこみ 320円
焼酎(金宮・600ml) 1,250円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/ohashi.htm


2005・5