渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区桜丘町30-18
03-6416-1827

11:30〜14:30
18:00〜22:30
日祝休

大きな地図で表示





渋谷にはネパール料理店が数多くありますが、正直
お洒落とか高級感といったものとは無縁でした。


もともと円山町など渋谷の周辺にネパールの人々が
集まって住んでいたこともあり、渋谷のネパール料理
の店もそうした同胞のための“食堂”といった感じ。

店内はまるでネパールの庶民の家に遊びに来たか
のような雰囲気で、くつろげるといえばくつろげますが
薄暗かったりキメの荒い生地のクッションがあちこち
転がっていたりと、お世辞にもお洒落と言えるもので
なかったことは事実です。

しかしこの店だけはこれまでの既成概念を打ち破り、
ちょっと高級な雰囲気。真鍮製のどっしりとした器に
モダンな木の内装がこれまでと違った“レストラン”の
空気を漂わせています。


セルリアンタワーのすぐ裏手、レトロなデザインの
マンションが並ぶこの一帯は、周辺のオフィスで
働く人々を狙ったランチの激戦区。ずらっと並ぶ
洋食系の店の数々の他に、弁当を売るワゴンが
ひしめく一角もあり、昼ともなればたくさんの人々が
ここを目指してやってくるまさに“ランチのメッカ”。

その激戦区のなかでもこの店は人気で、ピークは
外に行列ができるほどです。


店構えこそちょっと高級感がありますが、料理は
いたって庶民的なもの。

なかでも特徴的なのは「ダルバート」。
豆スープ(ダル)とご飯(バート)を中心とした定食で、
これにカレーのようなおかず(タルカリ)と漬物(アツァール)
がつきます。日本で例えるなら「めざし定食」あるいは
「煮物定食」といった素朴な田舎料理でしょうか。

食べ方は豆のスープもおかずも漬物もみんな一緒に
ご飯に乗せ、まぜて食べるというもの。正直なところ、
私自身はこうした食べ方にはとても抵抗感があります
が、実際に食べてみると味はとてもマイルド。

豆のほのかな甘みが全体のベースとなり、これに
おかずの香辛料と漬物の酸味や辛さがまざって
ふくよかな味になっています。

高地にあり、農業に適した土地や水に恵まれない
ネパールですから、こうした素朴で質素ともいうべき
料理なのですが、その味は人々の心の豊かさを表す
かのような滋味深い豊かな味となっていました。

たしかに、これは食べてみるべき一品でしょう。


また、インドと国境を接するためにカレーも本格的。
基本の味付けはマイルドですが、辛めを注文すれば
インド料理と遜色ないスパイシーなカレーも食べられ
ます。

食べたのは3段階でいちばん辛くしてもらった
マトンカレー。
羊肉のうま味がしっかりと行きわたったカレーは
さらさらトロトロ。日本の米・ジャポニカをベースにした
もちっとしたご飯との相性もよく、特別に構えることも
なく食べられます。


店には高級感を持たせながら、提供するのは
ネパールの人々が普通に食べる料理を丁寧に。

こうしたコンセプトは私たちに新しいネパール料理の
イメージを植え付けていくのにじゅうぶんでしょう。


夜にどんな料理を食べさせてくれるのか、ぜひ一度
確かめてみたくなりました。

みなさんもぜひどうぞ。


この店を代表する料理
「ダルバート ノンベジ](ランチ980円)



テラス席もあって
意外にキャパシティは大きい


セルリアンタワーの裏手の
飲食店が並ぶマンションにある


小さい器の右から豆スープ(ダル)、
おかず(タルカリ)、漬物(アツァール)。
この日の漬物はオクラだった


全種をごはんにのせて混ぜたところ
さすがにすべての量をいっぺんに
かけて混ぜることはできなかった


別の日に食べたマトンカレー
3段階のなかの一番辛いのを注文したら
インドカレーに遜色ないほどスパイシー


ランチにつくサラダとチャイ






【ランチ】 ダルバート ノンベジ 980円 ダルバート ベジ 880円 ダルスープ 700円
バンブースープ 800円 マトンカレー 900円 日替わりカレーライス 850円
チキンチリ 950円

ダルバート ノンベジ 1,500円 ダルバート ベジ 1,300円 チキンカレー 800円
サモサ 550円 バンブースープ 700円 チキンチリ 800円 モモ 600円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/nepalico.htm


2012・10