渋谷とっておき!!ホーム 広島市中区弥生町6-8
082-243-6067

18:00ごろ〜28:00ごろ
不定休

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「このウニクレソンって、“中ちゃん”のでしょ?」

こう聞かれて女主人は一瞬、ぎょっとした顔をしました。


渋谷(神泉)の有名立ち呑み店「buchi」でのことです。

「…そうなんですよ。私たち広島出身で、中ちゃんの
 ウニクレソンが大好きで。」

その女主人はあっさりと “盗んだメニュー”であることを
認めました。盗む、という言いかたがキツく感じるなら
“ちゃっかりいただいちゃったメニュー”、でしょうか。

その、ウニクレソン。

生ウニとクレソンを鉄板で炒め、醤油をまわしかけて
味付けしただけのメニューなのですが、これがもう
信じられないほどおいしいのです。

どうやったらウニを炒めようという発想になるのか。
どうしてクレソンと合わせようとしたのか。
その誕生は謎に満ちているメニューなのですが
ウニは一舟まるごと投げ込まれるのですから、それは
もう、まずかろうはずがありません。

添えられたバゲットに載せてかじりつくも良し、箸で
つまんでちびちび味わうも良し。残った汁の一滴まで
バゲットに吸わせて味わいたい、そんな一品なのです。

ウニクレソン、起源はこの「中ちゃん」という小さな店。

繁華街のはずれ、ソープ街の真ん中にある古い建物。
そう、最近聞かなくなった「バラック」という言葉は
こういうものを指していたんじゃないかと思えるような
建物の一角です。

内装もまたボロボロ。
壁紙ははがれ、天井はいまにも崩れ落ちそうです。
食器も調味料もただただ鉄板の周りに雑然と置かれ、
いつ捨てられたかわからないものがあたりに散乱して
います。潔癖症の人は卒倒しかねません。

しかしそれでもウニクレソンをはじめ、料理はすべて
おいしく(なまものも含め)、勘定も安く済んでしまいます。
(これだけボロいんだから安くて当然かもしれませんが)

そのため地元の人々に非常に人気があり、深夜0時
ごろまでは常に満席。初めて行くならそれ以降に
行くことをおすすめします。

正直、想像を絶するきたなさの店ですので、万人には
まったくおすすめできないですのが、東南アジアなどに
旅行慣れしていて、現地の屋台でも普通に食べられる
という人には、これ以上のお店はないかもしれません。

ウニクレソンをはじめ、味は保証しますので。


超絶のメニュー
ウニクレソン



バゲットとレモンが添えられてくる
食べかたはお好みで


まさにバラックとはこのこと
あまりにボロ過ぎて10年前から変わらない



でも0時ごろまでは常に満席
狭い店には客がひしめき合う



素朴な煮込みひとつとっても
おいしい






軽く飲み食いして2,000円前後
普通に飲み食いして4,000円前後
どうも勘定は適当な雰囲気がある



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/nakachan.htm


2008・3