新宿区歌舞伎町
1-1-10 2F

03-3205-1925


11:30〜15:00
18:00〜28:00
日祝 18:00〜26:00 無休

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渋谷「凪」の新宿店です。

しかしラーメンとしてはまったくの別物を出す店で、
渋谷が濃厚とんこつスープがベースなのに対し、
この店のスープは濃厚煮干し。時代の流れというか
嗜好の流行りに合わせて変えたということでしょう。

いわゆる“乾きもの”にあるサイコロ状のマグロの
あの味といったらいいでしょうか。魚粉を醤油と絡めて
そのまま食べているかのような味が特徴です。

麺もかなり太めの平打ち麺。
つるつるっとすすってこそ麺だと信じる私にとっては
すするというよりも頬張って噛みしめるという感じの
麺には違和感を感じますが、むにゅっとした感触と
小麦の味が感じられる質の高い麺ではあります。

また、1cm四方に刻まれた白ねぎの味わいが非常に
ユニーク。甘味よりも辛味をストレートに感じさせる
もので、面白いと思いました。

それこそ煮干しが好きかどうかで極端に好みはわか
れるかとは思いますが、かなり完成度の高いラーメンで
あることは確かでしょう。


この「凪」、もともとの創業はここ新宿ゴールデン街。

細い路地の両側に木造の古い建物が密集する、
約80m四方のこの一角は、敗戦直後の闇市が移転
してできた街。その後、非合法売春地帯である「青線」
の時代を経て現在の飲み屋街になっていますが、
建物は青線時代のまま。

1階に店舗があり、脇の細い階段を上がっていくと
そこがいわゆる“ちょんの間”で3階が住居という構造。
現在はこの建物の中にわずか3坪の広さの飲み屋が
ひしめきあっています。

2004年にこの街のバーを間借りし、火曜限定で店を
開いたのが「凪」の始まり。濃厚なとんこつラーメンを
出す店として人気を集め、のちに渋谷で正式な店を
オープン。ゴールデン街の店はたたんでしまいます。

そして2008年にスープを流行の魚介系に変更した上で
再び新宿ゴールデン街に戻ってきました。
いまでは夜7時前後には外にも行列ができるほどの
人気店となっています。


ただ、時代の流れに逆らえないのか、この店も
つけ麺を用意。

実際に食べてみましたが、この店のものはスープが
スープとして完成されているのですからやはりラーメン
として食べるべきだと思いました。
また、チャーシューやワンタンなどの具もバラバラに
なってしまい、ひとつの料理として楽しめません。
とはいえこのつけ麺も、単に麺を多く食べさせるために
スープ(つけだれ)を塩辛くしたような下品なつけ麺とは
一線を画す出来ではありますが。


新宿ゴールデン街といえば、そのタイムスリップぶり
からミシュランの旅行ガイド(フランス語版)にも二つ星で
掲載され、多くの外国人観光客も訪れるようになって
います。その猥雑な雰囲気はまさにアジア的で、日本
にもこんな時代があったことを肌身で感じられることが
人気の理由なのでしょう。
私自身、外国人の友人が来たら真っ先にこの街に
連れて行ってその驚く顔を見たい気がします。

とはいえ日本人にはまだまだ“怖い”というイメージを
抱くひとが多い街であるのも事実。

ラーメンを食べることをきっかけにして、この魔性の街を
のぞいてみるのも一興だと思います。


煮干しラーメン
おつまみのサイコロ状のマグロの味


麺はかなり太めの平打ち麺


1cm四方に刻まれた白ねぎ
切り方によってかくも味が違うものかと驚く



上から見た新宿ゴールデン街
ここだけタイムスリップしたかのよう


店はドアを開けてすぐの細い階段を上る
いわゆる“ちょんの間”の造り


つけ麺
あらかじめタレがかかった状態で出てくる



厚めの皮に具がぎっしりの餃子
餡は肉中心で味が薄め




煮干ラーメン 750円 味玉煮干ラーメン 850円 特製煮干ラーメン 900円
醤油つけ麺 800円 醤油味玉つけ麺 900円 特製煮干つけ麺 1,000円
肉餃子 400円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/nagi-shinjuku.htm


2010・2