渋谷区道玄坂1-6-3
道玄坂パ−ルビル1F

03-3463-3600

17:00〜25:15
日休
地図はここ

渋谷駅の西側の、さらにマークシティ南側に位置する
一角は、若者の街・渋谷のイメージとはかけ離れた
雰囲気の場所。

24時間営業の居酒屋に、煙をもうもうと吐く焼鳥屋。
にじり寄る客引きに、輝くテレクラの看板。
夜、この一角に近づきたくないという人は多いでしょう。

しかしこの一角、探してみるとなかなか個性的な
お店が数多くあります。

この「むつ湊」もそのひとつ。
雑居ビルの一階、一段下がって奥にある店の玄関が
ちょっと入りにくい雰囲気を醸しだしています。しかし
入ってすぐは通路のような場所にカウンター席がある
ものの、その奥には大きな空間があり、テーブル席を
はさむように座敷席が両側に広がっています。

実はこの店、一度掲載しようとしてやめていました。
というのも、前に2回ほど行って「いい店だなぁ」と思って
いたのですが、身近な者にこの店を紹介したところ、
あとで「たいしたことなかった」と言われて評価が
揺らいでしまったのです。

しかし今回、再び行って、やっぱり「いい店だなぁ」と
思いました。

なによりも魚がおいしいのです。
感動したのは、「真鱈の白子の天ぷら」。
白子のねっとりとした感触や独特の匂いとエグ味は
正直、好きではないのですが、あえて頼んだこの店の
白子の味はまったく別物と言っていいほど違いました。
表面は薄い膜が張ったようにカリッという感触で、
中はさっくりした舌触り。臭みなどまったくなくすぅっと
喉を通りすぎていきます。

また、しまあじの刺身も鮮度がよく、美しく丁寧に
切られています。添え物のつまもちゃんと店で切り、
赤とさか(赤い海藻)もみずみずしいといった感じで
細部にわたる心配りが伝わってきます。

見ると、厨房は若い料理人ばかり。
トップと思われる板前でもたぶん20代でしょう。
活気にあふれた厨房だからこそ、こうした勢いのある
料理が出てくるのでしょうか。キビキビと働く彼らを見て
納得がいくと同時にうれしくなりました。


結局、右の4品と生ビール1杯に冷酒(300ml/1,200円)
熱燗(小・400円)各1本で5,900円ちょっと。

ひとり客としてはちょっと酒が多すぎるので、普通の
肝臓を持つみなさんの参考にはならないでしょうが、
私はこれだけの味と鮮度でこの価格ならかなり安いと
感じました。

魚好きを自認する方で、とくに北の方の魚が好きな
方なら、ぜひ一度訪れてほしい店です。




ビルの一階の奥まった場所


鱈の白子の天ぷら


しまあじの刺身


本子持ちシシャモ
ほとんどの居酒屋にあるニセシシャモ
(カラフトシシャモ・カペリン)とは違う本物。
小さめだが全体に赤っぽいのが本物の印



ばくらい(ほやとこのわたの塩辛)
エグ味がほとんどなく、食べやすい




しまあじの刺身 980円 鱈の白子(刺身・天ぷら) 950円
本子持ちシシャモ 650円 ばくらい 480円

生ビール(グラス) 550円 冷酒(じょっぱり300ml) 1,200円 熱燗(むつ男山)小400円 大750円



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http://www.totteoki.jp/shibuya/mutsuminato.htm


2006・2