新宿区高田馬場2-14-8
NTビル3F
03-3200-6961

11:00〜24:00
不定休

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【下のほうに2009年1月のオフ会の際の追記があります】


長い間、ミャンマー料理には偏見を持っていました。

もう4年ぐらい前のことでしょうか。同じ高田馬場に
あるミャンマー料理の店に行ったときのことです。

出てきた料理に唖然としました。
ラーメン丼いっぱいに形成されたぷるぷるの固形物。
いわば茶碗蒸しのようなものですが、なんとこの
茶碗蒸しの中に中華麺が埋め込まれていたのです。

味もまた曖昧模糊としてどう表現したらいいか困る
ようなもので、この店についてはそれ以上の記憶は
もうありません。

以来、“ミャンマー料理=理解不能”という図式が
私の心を支配していました。

ところが高田馬場にはなぜかミャンマー料理が
多いのです。まるで、渋谷にネパール料理の店が
多いのと同じように。
前を通るたびに無視できなくなって、そのうちなにか
惹かれるものがあって入ったのが今回の店。

これがもう、大当たりでした。

この店のメニューには、上記のような意表を突く
スタイルのものはありません。あえもの、炒め物、
煮物などオーソドックスな調理法で、日本人の口にも
非常に合います。“節度あるスパイシーさ”といった点で
ベトナム料理と相通ずるものを感じました。

おもしろかったのは「チェーオーピウ」という名の麺。
つみれやレバーなどでダシを取った、澄んだスープの
汁麺なのですが、なんとひとつの器に二種類の麺が
入っています。細いビーフンと、きしめん状の米麺。

インドシナ半島はかなり旅をしましたが、ほかの国で
ひとつの器に二種類の麺というものは見たことが
ありません。世界的にも非常にユニークな麺でしょう。

ところが、ユニークでありながら味はとてもあっさり。
つみれもいい味を出していて、二種類の麺もそれぞれ
個性を出し合っている感じで楽しく食べられます。
これはぜひ一度挑戦してみてほしい麺です。


そのほか、ラム肉をピーマンなどの香味野菜と一緒に
辛く炒めた「セイターガバッジョー」も辛さの中に甘さと
うま味とが程よく感じられてなかなかのもの。
家庭料理的な雰囲気がまたいい感じです。

また、「ガページョートウ」という、さつま揚げの薄切りを
キャベツなどの野菜で辛く和えた料理も、その組み
合わせの意外さに反してうまくまとめられ、おいしく
食べられます。

さらに、空心菜炒めもチキンのスパイシー煮込みも
試したのですが、どれも破綻がないどころか、非常に
私たち日本人にもあうおいしさを持っていました。

しかしどうやらミャンマー料理すべてがこうしたもの
ではないようで、地域によってインド・中国・タイなど
周辺諸国の影響があってかなり違いがあるようです。
そういう意味でもここは“当たり”なのでしょう。
日本人にとって。

そうそう、日本人にあう料理という意味では
とくに面白かったのが唐揚げのたぐいです。

軟骨はおろか、ボンジリまで日本の唐揚げそっくり
(そのまま?)で、ビールのつまみにぴったり。
夜に行くならば、まずはこれから始めてゆっくり
ミャンマー料理になじみ、徐々にディープな世界に
はまっていくのがいいでしょう。

ミャンマー料理入門としてはもちろん、純粋においしい
ものを食べられるお店として、非常にお勧めです。





簡素でこぎれいな店内
客は日本人とミャンマー人が半々くらい



チェーオーピウという名の
澄んだスープの麺



細いビーフンときしめん状の米の麺
ひとつの器に二種類の麺が


ラムとピーマンなど香味野菜を辛く炒めた
セイターガバッジョー



さつま揚げをキャベツなどの野菜で辛く和えた
ガページョートウ


まさにボンジリの唐揚げ
アシープージョー
ビールのつまみにぴったり




【ランチ】 ひよこ豆と野菜カレーセット 750円 ラム肉のスパイシー煮込みセット 900円 ほか

アシープージョー(ボンジリの唐揚げ) 500円 ガページョートウ(さつま揚げのあえ物) 900円
チェーオーピウ(ビーフンときしめんの汁麺) 1,000円 セイターガバッジョー(ラムと香味野菜の炒め) 1,000円
生ビール(アサヒ) 500円 ビール(中) 500円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/mingalaba.htm





 2009年1月、「渋谷とっておき!!」70万ヒット達成記念オフ会を、
 高田馬場のミャンマー料理の店、「ミンガラバー」で開催しました。
























料理はコースで3,500円で依頼。
飲み物と足して6,000円くらいの
予算設定です。

以前食べておいしかった
トーフジョー(ひよこ豆の豆腐の
揚げ物)とチェーオーピウ(米麺の
モツスープ)を入れてくれるように
お願いし、ほかはおまかせ。

男女の構成比を聞かれたので
女性の方が多くなる、と伝えて
おきました。

左のいちばん上の写真は
「サムサア」(キャベツとタマネギの
スパイシー包み揚げあげ)

揚げ春巻きの具を野菜メインにして
カラッと揚げた感じでしょうか。
さくっとしていておいしかったです。

「トーフジョー」は以前食べたときの
写真があると思って今回ちゃんと
撮らなかったのですが、探しても
ありませんでした。
左の写真の奥に写っていますが、
(手前は混ぜる前の「ペガピドウ」)
チロルチョコほどの大きさの四角い
揚げ物。中は山吹色のひよこ豆の
豆腐が隠れていてほんのり甘くて
おいしいのです。オフ会の出席者
からも感嘆の声があがり、いちばん
印象的だったようです。

驚いたのが「ペガピドウ」。
言わば納豆サラダで、玉ねぎや
トマトなどがピリ辛のたれであえて
あり、こんな納豆料理もありなのか
と驚かせてくれました。現地で使う
納豆は乾燥させたもので、戻して
使うそうですが、ミャンマーにも
納豆文化があるとは驚きました。
たしかにインドネシアに「テンペ」と
いう納豆がありますから、あっても
不思議でないのかもしれませんが。

4枚目の写真は「ラベットウ」。
お茶の葉っぱがメインのサラダ。
そのほかナッツが入っていて食感も
楽しい一品。

続いてもとは中国料理でインドシナ
全域に存在するポピュラーな料理
「空心菜の炒めもの」。

「豚肉のスパイシー煮込み」は
カレーそのものといっていい感じの
味と香りで、実際にランチでは白い
ごはんと一緒に提供されています。
これは羊肉(マトン)のバージョンも
あり、そっちのほうがよりおいしいと
私は思いますが、日本人は羊肉を
あまり好まないので今回はあえて
豚肉のを出してきたのでしょう。

「エビとエビ味噌のココナツ風味」は
甘いココナツミルクにエビの頭の
味噌を加えたもの。甘すぎず
生臭くなくいい塩梅です。

最後は「チェーオーピウ」。
モツでだしを取った透明なスープに、
二種類の米麺が入るという異色の
麺料理。ひとつは素麺くらいの麺で
もうひとつはきしめんよりさらに幅が
広い麺。丼ひとつに麺が二種類
入る料理なんて、世界でもこれしか
ないような気がしますが、これが
実際に食べてみると楽しいのです。
食感が。


このほか「ミャンマー風さつま揚げ」
デザートには「マンゴープリン」が
ついて全9品。

野菜料理の品数が多く、全体量は
それほどないという構成は、女性が
多いということからなされたもので
しょうが、満足感はかなりありました。

私以外の参加者はみなミャンマー
料理は初めてで想像もできなかった
ようなのですが、みな一様に喜び
「おいしかった」と言ってくれたので
企画した側としてもうれしい会に
なりました。

左の写真は「ミンガラーバ」という
名の焼酎。
ミャンマー北部のタイ、ラオスと
接する山岳地帯一帯は「黄金の
三角地帯」と呼ばれ、大麻栽培が
行われていることで知られます。

この大麻栽培を撲滅するための
プロジェクトとして日本種の蕎麦を
栽培させ、それを焼酎にしたもの。
樽に使われているメリナウッドという
木の香りでしょうか、ちょっと青臭い
クセがありますが、こうした取り組み
には少しでも応援したくなります。




このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/mingalaba.htm




【参考】



上の文章で触れた、別の店の「謎の料理」です。

丼の向こう側に、掘り起こした麺が現れています。








このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/mingalaba.htm


2007・1 2009・1追記