渋谷とっておき!!ホーム 愛知県田原市
伊良湖町宮下2875-6
0531-35-6712

11:00〜20:00
火休

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渥美半島の先端、伊良湖(いらご)岬の名物は大あさり。

写真の下の名刺と比べてみればわかりますが、
ハマグリと見まごうほどの巨大さにびっくり。
正確にはウチムラサキという名の貝だそうですが、
焼きたて、作りたての熱々でのおいしさはけっして
アサリに引けを取るものではありません。

この3個ひと皿で530円は、ぜひ味わうべきおいしい
名物として絶対のお勧めです。


愛知県東部の中核都市・豊橋から車で1時間半。
温暖な気候を生かした日本有数の大農業地帯を
駆け抜けると、渥美半島の突端には青い海が広がり
さわやかな風が吹き抜けます。
ここから伊勢志摩に向かうフェリーも出ているという
ことで、岬はリゾートの風情。その名物料理がこの
大あさりというわけです。

ここを訪れるきっかけとなったのは、スナメリ。
三河湾の入り口にあたるこの周辺の海には、
鯨類(クジラとイルカ)の最も小さな種であるスナメリが
棲息していて、それを眺めるスナメリ・ウォッチングが
楽しめるというのです。

時期はゴールデンウィーク。天気にも波にも恵まれ、
漁船を仕立てた約2時間の航海中に二十頭ほどの
スナメリを見ることができました。
といってもスナメリには他のイルカのような背びれが
なく、水上にジャンプすることもないため確認は困難。
茶色っぽい胴体が水面から浮き上がる瞬間を、目を
凝らして見つけなければなりません。それでもみな、
生命の神秘や自然の豊かさを感じることができました。


そしてスナメリウォッチング終了後、のスタッフに
お昼のお勧めとして聞いたのがこの店でした。
漁師仲間が集まって始めた店ということで、期待は
いやが上にも高まります。

午後1時半に入って店内で待つこと10分。着席して
すぐに頼んだのは焼き、卵とじの丼、フライと大あさり
づくしにアジの刺身。そのおいしさは期待を裏切らぬ
ものでした。

とくにおいしかったのが「大あさり丼」(800円)
卵でとじた大あさりが5〜6個もごろごろ。甘辛い
濃いめのだしの味もちょうどよく、貝のうまみと溶け
合っています。貝の身もちょうど柔らかい絶妙な
火加減。思わず一気にかきこんでしまいました。
これで800円はすごいコストパフォーマンスです。

一方、「大あさりフライ定食」もまた大きな塊が3つ。
熱々を頬張ると衣はさくさくで中はふんわりという
フライの王道。少しだけえぐ味を感じるものの気に
なるほどではありません。洋食もまたよし、です。

そしてアジの刺身も小ぶりながら新鮮なもの。
ここでは、数人でまず焼き大あさりを堪能し、その後
刺身をつつき、フライの類や大あさり丼で締めると
いうのがよさそうです。

やっぱり、その土地土地に昔から伝わるほんとうに
おいしいものを食べなきゃダメなんだとつくづく思い
ました。


最近、巷には町おこしと称して変な創作料理が
あふれてきています。
B-1グランプリでどこかが優勝すると、全国各地で
似たようなメニューでマネをします。 焼きそばに
カレーにコロッケに…。

しかも単に地域の農産品を練り込んだとかで、その
土地の人々の嗜好とはまったく関係のない由来で
作るものですから、定着しないですぐに消えていって
しまうものばかり。しかもしょせんB級ですから大して
おいしくも珍しくもありません。

そんなものよりも、長い時間をかけて育まれたその
郷土の料理にこそ本当の価値があるはずです。

愛知県東部・東三河地方に行ったら、黙って伊良湖の
大あさり。間違いなしです。


写真下の店の名刺に比べると
大あさりの大きさがわかる


三河湾の入口にある伊良湖岬は
どこかしらリゾートの雰囲気


知られざるユニークな観光が
漁船に乗ってのスナメリウォッチング
運が良ければ数十頭見られることも


背びれがないスナメリは
写真に収めるのも至難の業


卵とじの中に大あさりがゴロゴロ
コストパフォーマンス高い大あさり丼


大あさりのフライが3つの定食
洋食もまた良し


小ぶりだが新鮮なアジは
港ならでは


民宿風の店構えだが
休日は隣の駐車場もいっぱい





焼き大あさり 530円
刺身盛り合わせ 1,500円(1人前) 5,000円(4〜5人前)

大あさり丼 800円 さしみ定食 900円 
なぎさ定食 2,600円 みなみ定食 3,150円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/minami.htm


2013・5