横浜市中区吉浜町2-18
045-641-5185

11:00〜24:00
不定休
地図はここ


かつて中華街の入り口だったJR根岸線・石川町駅。

去年2月、みなとみらい線の元町・中華街駅が
開通するまでは、電車で訪れる人々のほとんどが
この駅を利用していたものです。

この石川町駅を降りて中華街の反対側、労働者の街・
寿町に向かう途中に、「福満園」という店がありました。
福建料理の専門店です。

最初に訪れたのは4年ほど前になるでしょうか。
まさに福建省から出てきたばっかりといった感じの
一家が営む、小さな店でした。何の内装もないビルの
一階の土間にパイプ脚の円卓を並べただけの質素な
室内。でも、ここで出てくる福建料理はかなりの水準で
本場の実力を思い知らされたものです。

最近、用事で横浜に行った際、ふとこの店のことを
思い出し、記憶を頼りに行ってみました。

…ないのです、店が。

たしかここにあったはず、という場所は更地。
記憶違いかと思って寿町まで足をのばしましたが
やはりここ以外の場所は考えられません。
携帯の電話帳を見ると幸い、番号が残っていたので
電話をしてみました。

すると電話はつながり、出てきたのは中国人女性。
要約すると、店は更地の向かいに移転し、店名が
「味香園」と変わったとのこと。一方で「福満園」は
その女性の妹が現在中華街でやっているとのこと。

あとで調べてみると中華街のほうの「福満園」は現在
福建料理のほか四川料理も出しているようですから
何らかの営業譲渡なり資本移動があったのかも
しれません。

さてその味香園ですが、かつての土間に丸テーブルを
置いただけという簡素な店からは一変、内装も整い、
BGMも中国風の音楽が流れる一般的な店づくりに
なっていました。

食べたのはランチの「豚バラ肉の煮込み定食」。
2p程度の角切りにされたバラ肉の塊を、醤油で
煮込んだオーソドックスなものですが、八角の香りが
強くなく、食べやすいもの。塩味も適切で量も多め。
安心感があるセットと言えるでしょう。

また、ついでに頼んだ春巻きは、こんがりとして
皮も厚め。春雨が入っていないなど具は少々少なめ
ではありますが、厚めの皮の食感と濃いめの具の
味のバランスはいいと言えるでしょう。

正直、ランチタイムではまだかつての福建料理の技が
あるのかどうかはわかりませんが、中華街ブームの
中で慢心し、質の低下が嘆かれ始めた中華街の
多くの店よりもハズレる可能性は低いでしょう。
実質本位の、安心感のある店として選択肢のひとつに
入れておくといいと思います。




かつて中華街の入り口だった石川町駅
そこで店を開く「王将」も図々しいというか…


記憶を頼りにたどり着いてみると
そこに店はなかった


更地の目の前にあった「味香園」


八角の香り少なめの
豚バラ肉の煮込み


厚めの皮がこんがりの春巻

海の幸入り焼きそば 880円 海老入り焼きそば 780円 福建風焼きビーフン 780円
 芝海老の卵白仕立て 1,480円 ホタテのカキソース煮 1,580円 ホタテのクリーム煮 1,580円
イカの塩味炒め 1,280円 春巻(3本)480円 海老入り蒸し餃子 480円 フカヒレ餃子 480円


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http://www.totteoki.jp/shibuya/mikouen.htm


2005・4