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高田馬場1-17-17


閉店しています

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閉店しています。


この店、開店直後はひどかったんです。

麺がでろでろ。のびきってしまっていて、とても食えた
もんじゃありませんでした。まるで死んだ魚が浮いてる
ようにすら見えてしまいます。つゆの味はいいものの、
麺ののび具合がすべてを台無しにしていました。

そのひどさは「あそこは6か月もたない」と私が周囲に
宣言したほど。私の「つぶれる宣言」はけっこう当たる
のですが、それから2年3か月。この店は生き延びて
います。


その後なにかあったのか。

訪れると、もちろんですが麺が変わっていました。
茹で加減が普通になり、ちゃんと蕎麦の味がするように
なっていました。まあ値段が値段だけに蕎麦の香りや
歯ごたえを語れるレベルでないのはしかたありませんが
“うどんに色がついただけ”の状態からは脱しています。
今回は午後3時ごろに訪問したので揚げ物も冷めた
ものを覚悟していったのですが、かき揚げも揚げたてで
サクサク。期待を上回るものでした。

もともと良かったつゆの味がやっと生かされる、そんな
変身を遂げていたのです。


驚いたのは、平日夜と土日祝の全日で石臼引き蕎麦を
出すことになったこと。しかも「もり」で480円という安さ。
もちろん手打ちではありませんが、かかった手間の分
きっちり味は向上しています。
私が食べたのは「鴨せいろ」(730円)でしたが、鴨肉も
またしっかりとしたもので血の臭みもなく、この値段
ならば満足感の高い一品となっていました。


店内も変わりました。
最初はあきらかに「立ち食い」がメインだったのが、
すべての席に椅子が用意され、4人席も多くなりました。
と同時に、酒の肴となる一品も加わりました。
「板わさ」「玉子焼」が各500円と、ほかのメニューに
比べて価格がどうかなとは思いますが、ほかにも本来
トッピングメニューの「納豆」「ちくわ天」「いか天」などが
100円台からありますから安くて簡素な蕎麦居酒屋と
しても使えるようになっています。

もともとこの店の母体は、早稲田大学正門前にある
「はせ川」という立ち食い蕎麦屋。いつも店の前に
鯖節などが干してある、つゆのおいしい店です。
ですので当初、支店であるこの店も立ち食い路線を
突っ走るつもりだったようですが、通りの反対側には
もとからチェーン店の「小諸そば」があるなどことから
変更したのでしょう。その変更は正解でした。

朝7時からの営業で、平日昼間の価格帯は「もり」が
300円とあくまで立ち食い蕎麦の領域で頑張り、夜や
土日祝日は石臼引きを目玉にして蕎麦居酒屋として
やっていくという戦略。

ちょっと小腹が空いたときや軽くビールを引っかけて
いきたいという、地域の人々のニーズを満たしながら
定着していきそうです。


休日と夜だけの石臼引きそばを使った
「鴨せいろ」



開店当時(2008年1月)の山菜そば
麺がでろでろに伸びきっている


2010年4月現在のかき揚げ蕎麦
まともな姿に戻った


石臼引きの蕎麦
皮の黒い粒子が練り込まれているのが
見える


ちょっと甘めだが鴨肉の血の臭いもなく
うまく作られた「鴨せいろ」のつゆ


開店当初は地味だったが
黄色の庇をつけ目立つように




【平日昼】 せいろ 300円 ランチセット 500円 ミニカレーライスセット 550円

【平日夜・土日祝全日】 せいろ 480円 大盛り 630円 二枚盛り 780円 三枚盛り 1,000円
からみそば 680円 鴨せいろ 730円 天せいろ 1,200円
かき揚げ天そば 700円 いか天そば 710円 上えび天そば 800円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/masuya2.htm


2010・5