渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区道玄坂1-5-9
レンガビル4F
3464-5522

11:30〜22:30
(日祝 〜21:30) 無休

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むかし昔、私がスポーツに関わる仕事をしていたころ、
スポーツキャスターの女の子とクリスマスの予定に
ついて話すことがありました。

くりっとした瞳が、かつてのアイドル・浅香唯によく似て
いて当時は非常に人気があった彼女。

「クリスマスのご予定は?」
ちょっと茶化して尋ねると、彼女は「ないです」と一言。

「イブは、学生時代の女友達で集まってパーティーを
 するんですよ。カップルがいる店に行くとわびしいし、
 腹が立つから、“どじょう鍋の店”でパァーっと。」

どじょう鍋という、クリスマスとは無縁の料理で寂しさを
紛らわそうとする彼女の現実に驚いたことを、きのうの
ことのように覚えています。
また当のどじょうたちも、そんな後ろ向きの理由で
食べられてしまうとは夢にも思わなかったことでしょう。

その“どじょう鍋の店”がここ。

当時はセンター街の突き当たり、「やしま」も入居して
いた古いビルにあったのですが、去年、建て替えに
よって渋谷駅からすぐの場所に移転してきました。

そして今回のクリスマスイブ。
こんどは私が、男ふたりでどじょう鍋をつつく番に
なっていました。


どじょう鍋というのは、実はどじょうを食べる鍋では
ありません。どじょうを煮込むことでで出てくるうまみを
ネギに吸わせて食べるのが本来の食べ方。

ですから、どじょう鍋そのものは2人で最初一人前も
とればじゅうぶん。あとはお玉などと一緒に付いてくる
ネギをてんこ盛りにして酒と一緒にちびちびと楽しめば
どじょうのうまみをとことん堪能できた上に、勘定は
意外にも安くあがるのです。

「柳川」にしたってそう。割り下に溶けだしたうまみを
卵が包み込むことでうまみが増幅されるのです。

ある意味、どじょうというものは昆布や煮干しのような
ダシを取るための材料であると考えたほうが、どじょう
料理を理解しやすいかもしれません。


またこの店はどじょう料理の一方で、鯨料理も充実。

いちばん小さな魚であるどじょうと、一番大きな“魚”
である鯨を一緒に扱うのは、江戸時代から多くの
どじょう鍋の店で行われていたようで、この店もその
伝統を受け継いでいるのです。

「くじら竜田揚げ」は鯨の赤身に甘辛いたれがしっかり
しみ込ませてあり、身も柔らかくおいしく食べられます。
また「くじら汁」は甘めの味噌汁に鯨の白い脂身を
浮かせたもので、脂身の濃厚なうまみが全体に行き
渡っていてなかなか感動ものの美味です。

ほかにも、千切りにしたみょうがに酒盗を乗せた小品
など、どれを食べてもおいしく、安心できます。


有名テレビキャスターだった女の子が、イブをここで
やり過ごしたように、どじょう鍋を囲んでちびちびと
酒を酌み交わせば、冬の寒さもさびしさも、みんな
どこかに飛んで行ってしまうことでしょう。

気の置けない仲間でゆっくりと酒を酌み交わせる
いい店として、ぜひ選択肢に入れておいてください。



どじょう鍋一人前
このまま食べてはもったいない


2007年1月 渋谷駅近くのビルの
4階に移転してきた


鍋の上にネギをてんこ盛りにし
どじょうのうまみを吸わせて食べる


柳川
店では福岡の柳川から由来していると
説明するが現地にはこの調理法はない


鯨の竜田揚げ
甘辛いたれがしみ込んでいて柔らかい



甘めの味噌に鯨の脂身が浮く鯨汁
濃厚なうまみが溶けだしていて美味



ランチの親子丼
どじょう汁が無料で付くのがうれしい
ただ大盛りを頼んでもごはんが少なかった






どぜう鍋 1,650円 柳川鍋 1,500円 どぜう蒲焼(2本) 1,550円 どぜう唐揚げ 750円 どぜう汁 350円
くじら鍋 1,600円 くじら刺身 1,600円 くじら竜田揚げ 950円 くじらベーコン 1,100円 くじら汁 500円

【ランチ】 親子丼 800円 かつ煮定食 850円 刺身定食 1,050円
なべ定食 1,800円 柳川定食 1,650円 舞子丼(柳川丼) 1,300円


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http://www.totteoki.jp/shibuya/komagatadozeu.htm


2009・1