横浜市中区
野毛町1-3

045-231-8706

11:30〜14:00
17:00〜21:00
月休(祝日の場合翌日休)
地図はここ

この店の看板メニューといえばハンバーグ。
しかし、1,050円という制約もあるのでしょうが、
評判ほどおいしいとは感じませんでした。

しかし、ビーフシチューは違います。

正確にはビーフシチュー英国風と名付けられた
メニューは、ライスとサラダがついて2,980円。
サラダもハンバーグに付くものとは大きさも内容も
違い、しっかりしたもの。根本から違うメニューだと
考えた方がよさそうです。

シチューは大きめに切られた野菜がゴロゴロと
表面を覆いつくし、隅には卵が落とされています。
味はまさに洋食の正統派そのものといったもので、
まろやかな酸味とほのかな甘味に肉のうま味が
しっかりと混ざり合い、いかにも日本人好みの味と
なっています。肉もまた、とろけるほどではなく、
歯触りというか噛むほどに肉汁が出てくるような、
そんな程よい煮込みかた。
熱いまま一気に飲むというか食べてしまうほどの
うまさが盛り込まれています。

たしかに2,980円は一種の勇気が要る金額ですが、
好みに合いさえすれば、決して高いとは言えない
一品だと言えるでしょう。


セットのサラダ
量も多く、丁寧なつくり


ビーフシチュー
卵を落として浮かべるのは珍しい



ところでこの洋食キムラ、桜木町駅の近くにもうひとつ「花咲町店」という店がありますが、
実はこちらが昭和24年の創業以来ずっと続く伝統の店。

一方でこの「野毛店」は、現在店を切り盛りする二代目が平成6年に作った
新しい店であり、若干コンセプトが違います。

というのも、父親である先代は、昭和63年に亡くなるときに二代目を呼び、
耳元でこうささやいたのだそうです。

“味は変えるなよ。” と。

その後、二代目はこの遺言を忠実に守り、店を切り盛りしてきましたが、
しかし一方で徐々に、悩みが深まっていったといいます。

“じゃあ、いったい自分は何のために存在するんだ”と。

そこで父親の遺言を守りながら、自分を表現していくための手段として作ったのが
「野毛店」だったのです。つまり創業の店「花咲町店」では先代の味を守り続け、
「野毛店」では自分の味をとことんまで追求する。
これで洋食キムラの味は飛躍を遂げたといってもいいでしょう。

冒頭のハンバーグはまさに長年親しまれてきた先代の味でした。
しかしビーフシチュー英国風は、二代目が追い求めてきた味なのでしょう。

その“結晶”をぜひ一度、賞味してみてはいかがでしょうか。



ハンバーグステーキ 1,050 チーズハンバーグステーキ1,260
牛タンシチュー1,790 ビーフシチュー英国風2,000
チキンソテー1,260 ヒレステーキ3,990 ロースステーキ4,520
ホタテ貝のバター焼き1,680 海老フライ1,600 ポークカツレツ1,790
フレンチフライドポテト630 カレーライス(チキン)1,370 カレーライス(ビーフ)1,680
ライス/パン210 


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http://www.totteoki.jp/shibuya/kimura.htm


2005・6