渋谷区神泉町12


11:30〜14:00
17:00〜21:00
火休 (日祝は夜のみ)
地図はここ


閉店しています。


かつて、映画「私をスキーに連れてって」が大ヒットし、
ネコもシャクシもパジェロに憧れた時代、スキーは冬の
最大の楽しみであり、かっこいいスポーツでした。

そのスキー場での昼食といえばカレー。

当時はバブルの絶頂期。
あるスキー場では、経営コンサルタントの指導の下、
ほかのスキー場との差別化をはかるためにカレーの
高級化を試みたそうです。

狙うは、スパイシーでサラサラの黒っぽい高級カレー。
高級ホテルのレストランで出るような、そんなカレーで
客を引きつけようとしたのです。

ところが、こうしたカレーは定着しませんでした。

客が受け入れなかったわけではありません。
むしろ評判は上々だったといいます。

しかし、せっかくの新しいカレーは、一か月もすると
元の黄色っぽいドロドロのカレーに戻ってしまったの
だそうです。

なぜか。
実際にカレーを作るのは地元の、いわゆる田舎の
おばちゃんたち。いくらレシピを周知しても、結局
自分たちが普段家庭で作っている、黄色のドロドロ
カレーに逆戻りしてしまったのだそうです。


さて、なんでこんなことを書いたか。

この店のカレーはまさに“おばちゃんたちのカレー”。
辛さ控えめ、ゴロゴロの野菜。しかもコテコテの
スパゲティサラダと味噌汁つき。
懐かしさがこみ上げるカレーなのです。


ここは神泉駅から山手通り方向に歩いて5分ほど。
ビルの二階の、よほど注意しないと見つけられない
ような小さな定食屋です。
自分で言うのもなんですが、私の、いい店を見つける
嗅覚のようなものがこの店を探し当てました。

店を切り盛りするのはまさにおばちゃんたち。

とにかく安いのです。
800円のアジフライ定食は、肉厚のアジフライがなんと
3枚も盛られてきます。しかも揚げたてのあつあつ。
“アジフライには醤油”と決めている私にとって、何も
かけずに提供されるのも嬉しい限りです。

頼んでいた単品メンチカツもまた、あつあつで中は
ジューシーそのもの。アジフライが3枚もあるとは
思わずに頼んでいたので、食べ終わるのに苦しい
思いをしたほどのお得感です。


おばちゃんたちが提供する、まったくの家庭料理。
懐かしい味に出会いに、ぜひ訪れてみてください。


…ただ、厨房にときどき子犬を入れていることがある
のは、飲食店としていかがなものかとは思いますが。







家庭のカレーといった感じのカツカレー
コテコテのスパサラダと味噌汁つき



ビルの2階にひっそりと


写真ではわかりづらいが
アジフライは3枚



オプションのメンチカツ


内部はなかなかジューシー



アジフライ定食 800円 メンチカツ 250円
カツカレー 850円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/kei.htm


2006・5