新宿区大久保1-12-19
森田ビル1F
03-3205-9555

17:00〜29:00
(平日)
15:00〜27:00
(祝日,休日)
無休

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「カムジャタン」という朝鮮料理、知りませんでした。

あらかじめ豚のあばら骨と周辺の肉でスープをとり、
唐辛子などで辛口に仕上げたあとに大きめに切った
ジャガイモと輪切りのネギを投入し火にかけるだけ、
というシンプルな料理。

新宿区の職安通りと大久保通りの間の一帯、いわゆる
大久保コリアタウンでは最近、このカムジャタンの店が
急速に増えているというのです。

しかしジャガイモの鍋なんて、イメージがわきません。
ジャガイモなんか鍋にしたらドロドロに溶けてしまい、
原型を留めないものになるのでは、という気がして
しまったのです。

しかしオフ会をきっかけに挑戦した「カムジャタン」は
立派なおいしい鍋でした。あばら骨周辺の肉なので
ちょっと食べにくいのと、金属製の箸が重くて疲れる
のを除けば、じゅうぶんに満足できるものでした。
たしかに急増するだけのことはあります。

行った店は「宗家ガムジャタン」。(←店名は“ガ”と濁る)
大久保のカムジャタンでは、歴史ある「松屋」と並ぶ
双璧という評判の店です。

最初に提供されるときの鍋は、てんこ盛り。

しかしあばら肉部分は火が通っているため、最初に
大部分の骨は“避難”させられた上で煮込まれますが、
じゅうぶんに味が出たスープのおかげでジャガイモも
しっとりと味がしみ込み、事前に想像していたほどの
違和感はありません。

骨髄などからのコラーゲンとジャガイモのデンプンが
うまく融けあい、ひとつにまとまっているからでしょうか、
辛さも想像ほどではなく、追加の唐辛子を大量投入し
真っ赤な血の池地獄のようになってちょうどいいくらい。

…隣の“辛いの苦手お子ちゃま席”からはバカ鍋と呼ばれましたが。

汗をかきかき、黙々とつついてしまう鍋です。

そしてすっかり堪能したあとのシメは3コース。
ごはんを韓国海苔と一緒に投入して炒める、石焼き
ビビンバのようなものと、“韓国うどん”と“ラーメン”が
用意されています。

3種類とも試してみましたが、いちばんよかったのは
“韓国うどん”。日本のうどんとは違う、表面が少し
ぬめっとしたような食感で、コシがかなりあります。
同席した人から「コメの麺では」という説も出ましたが
調べてみると、原料は小麦粉のほかにライ麦と塩が
入っているようで、これがコシとぬめっとした食感の
原因でしょう。

一方、ラーメンはインスタントの麺をそのまま投入。
韓国にはそもそも「ラーメン」という食べ物がないため、
ラーメンといえば日本から伝わったインスタントのみ。
ですから、インスタント麺が出てくるのはしかたないの
ですが、韓国うどんに比べてなんか損した気分です。

チヂミなど、ほかにもメニューがあることはありますが、
やはりこの店ではジャガイモあるのみ。
ぜひ一度、コリアタウンの象徴を制覇するつもりで
訪れてみてはいかがでしょうか。




提供されたばかりのガムジャタン
このときすでに肉と骨は火が通っている


職安通りのドン・キホーテの先にある
「高麗」という店の脇から入ってすぐ


全体に火が通ったあと
唐辛子をてんこ盛りにした様子




韓国うどんを投入


「ラーメン」を頼むとインスタントが。
韓国ではラーメン=インスタントしかない


ガムジャタン(大・4人前) 4,200円 (中・3人前) 3,150円 (小・2人前) 2,100円
骨肉の追加 1,050円 ジャガイモ・ネギ追加 550円 豆腐 500円 生卵 50円
キムチご飯いためセット 850円 ご飯いためセット 750円 韓国ラーメン 550円 チョルメン(韓国うどん) 550円

海鮮チヂミ 1,900円 キムチチヂミ 1,600円 ニラチヂミ 1,400円 ジャガイモチヂミ 1,300円
生ビール 630円 韓国ジンロ 1,580円 マッコリ(大) 2,100円 (一杯) 510円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/kamjatang.htm


2006・4