渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区宇田川町21-7
不二ビル3F
03-3461-0077


11:30〜14:30
17:00〜
24:00
日休

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よもやこんなところに、こんな店があろうとは。

というのも、この店があるのはセンター街のど真ん中。
歩くのはガラの悪い若年層かおのぼりさんばかり、
店も安っぽいチェーン店ばかりになってしまったこの
通りは、大人が近寄る場所ではなくなっています。

そのセンター街のど真ん中に、まさかまともな和食の
店が残っていようとは思いませんでした。

店があるのは、センター街入口のゲートをくぐって
すぐ右側のビル。壁から大きな提灯がぶら下がって
いるのですが、気づく人はいないでしょう。

ところがこの古い雑居ビルの、レトロなエレベーター
に乗ってたどり着いた先はまるでログハウス。
壁面は丸太や幅広の一枚板が全面に貼りられ、
テーブルもまた厚手の天然木の一枚板。
渋谷という街から、どこでもドアを使って飛んできた
かのような錯覚に陥るほどのギャップがあります。

煮魚と焼魚が日替わりで用意されるランチは、毎日
7種類。

私が最初に訪れた日の煮魚定食は銀だらだったの
ですが、少し甘めで甘辛く煮込まれた銀だらには、
丁寧に面取りされた里芋、糸のように細かく切られた
生姜など、ひとつひとつに手抜きがありません。

これに、おからの小鉢、茶わん蒸し、漬物、味噌汁、
ごはんがついての定食となっています。

別の日の焼魚定食は塩サバ。身のほうを表にして
提供される塩サバは焼き加減が絶妙で、身はぱりっと
仕上がり、中はほくほく。皮を見ても焦げがほとんど
ありません。いわゆる遠くの強火で、目を離さずに
じっくりと焼いたことがわかる丁寧な焼きです。

おからの小鉢と茶わん蒸しは変わりませんでしたから
おそらくこの二つは固定されているのでしょう。

茶わん蒸しにギンナンが入ってなかったのは残念
ですが、まあコスト面から難しいのでしょう。
また、ごはんがごわっとしていて塊のようになって
いたのは、たまたまこの日の炊き加減がそうなって
しまったのか、炊飯器のタイプが古いのかわかりま
せんが、最近なかなかない食感にむしろ懐かしさを
覚えました。

店に上るエレベーターもかなりレトロな雰囲気を醸し
出すなどビル自体がかなり年季が入っているので
しょうが、それでもこのセンター街の入口すぐの場所
では家賃も相当なもののはず。

その場所でこれだけのものを手抜きせずに提供し
続ける姿勢には脱帽です。

ぜひ一度訪れ、その“どこでもドア”をくぐった衝撃と、
センター街とは思えぬ丁寧な味を試してみてください。
かなりのおすすめです。



ある日の煮魚定食は銀だら
センター街にこんなものが食べられるとは



センター街の入口すぐのビルから
掲げられた「海鱗丸」のちょうちん
しかし気づく人はほとんどいないはず


店内は木を多用したログハウス風
大きめの個室もあり


銀だらの煮もの


この日の焼魚定食は塩サバ
さすが和食の店、焼き方が絶妙


茶わん蒸し
ぎんなんが入っていないのが残念だが
全体のコストからすればしかたない




【ランチ】 地鶏竜田重 880円 海鮮丼 980円 焼魚定食 880円 煮魚定食 880円
豚肉しょうが焼き定食 880円 おさしみ膳 1,300円 三つ重ね弁当 1,700円


お刺身盛り合せ(中)2,950円(大)4,900円 ぼたん海老 1,420円
銀ダラ西京焼 945円 大ほっけ 980円 豚角煮と野菜 890円
銀ダラ煮付 945円 自家製さつま揚 715円 豆腐の揚げ出し 630円




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2010・12