渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区円山町23-7
03-3770-0878

11:30〜14:00
18:00〜23:30
無休

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天井近くの壁に貼り付けられた一枚の黒板。

[NO OCEAN]”、つまり「もし海がなかったら」
という仮定に始まるチャートが書かれていて、
→[NO FISH]→[NO LIFE] と海の大切さを訴える
チャートになっているのですが、途中枝分かれして
→[NO FISH]→[NO KAIKAYA]→[NOHEAVEN]
さらに、
→[NO KAIKAYA]→[NO MONEY ME]
なんて書いてあるところがちょっとお茶目でしょうか。

この店は、海が好きでたまらないというオーナーの
気持ちが隅々まで行き渡ったかのような店。

もともと和食の料理人として修行していたようですが、
オーソドックスな和食だけを出すわけではありません。
ランチにステーキがあったりするほか、マグロ中落ち
には天かすが散りばめられたりと料理もユニーク。
料理人の「こだわり」を客に押しつけるようなことは
決してなさそうな雰囲気の店です。

そうそう、「こだわる」という言葉がいわゆるグルメの
世界では使われるようになって10年くらいでしょうか。
「こだわりの店」「素材にこだわる店主」などという
使い方がされますが、この言葉、私には気になって
しようがありません。

というのも、もともとこれはすごくネガティブな言葉。
元の意味としては“小さなことを気にする”であり、
さらに、“拒絶”“女々しい”といったニュアンスをも
含むからです。

ただ、だからといって素材を厳選したり、調理法に
妥協しない姿勢を表現する際、「こだわる」に代わる
便利な言葉がないのも事実。
もし「こだわる」に置き換えられる言葉を生み出したら
「流行語大賞」くらいはもらえそうな気がします。

さて、先のランチのマグロ中落ちですが、天かすの
サクサクした食感と細かく刻まれた中落ちが、卵の
黄身の仲介によって意外によく合い、さっぱりした
ものとなっています。また、天かすに含まれる油分が
マグロの舌触りをよくして、あたかもトロのような
味わいにすることを狙っているのかもしれません。

日替わりですが、定期的に出ているようですので、
メニューに載っていたら試してみてほしい一品です。

また、別の日に食べたランチのサーモンソテーでは、
かけられているタルタルソースに感心しました。

タルタルソースというと、普通はどろどろベトベトの
“具入りマヨネーズ”といった感じのもので、素材の
味も何も消してしまう“害”だと思っていたのですが
この店のはほぐしたゆで卵が大部分で味付けも上品。
そのままパンにはさんでサンドイッチとして持って
行けそうな軽さは“似て非なるもの”です。

このように随所にセンスが光る料理ながら、しかし
カジュアルな雰囲気あふれる店。
とくに夜は相当楽しく過ごせそうです。
オフ会のような飲み会にもいいかもしれません。





「もし海がなかったら」で
始まるチャートの結末は…


マグロの中おち定食


刺身に天かすとは珍しい組み合わせ
天かすの油分でトロの味わい?


気軽に入れる和風居酒屋
といった雰囲気


サーモンソテー定食
タルタルソースの軽さが出色




【ランチ】 マグロの中おち天かす卵のせ 900円 チキンフライ 800円 ビーフステーキ 950円 など日替わり

エビス樽生 600円 (ピッチャー)2,500円
刺身盛り合わせ1,800円〜3,800円 鮮魚のカルパッチョ 1,000円 サーモンとアボガドのタルタル 1,000円
漁師のおさしみキムチ 1,000円 海老のえびによるエビソース 1,000円 青菜と干しエビのニンニク炒め 700円 
小松菜と新しょうがのナムル 500円 てまりコロッケのさっぱりそぼろ 650円 里芋の海苔あんかけ 650円
 漁師風手こねずし 1,400円 たかな焼めし 700円


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http://www.totteoki.jp/shibuya/kaikaya.htm


2006・11