中央区銀座1-5-1
第三太陽ビル1F
03-3564-3835

11:30〜13:30
17:00〜22:30 日休
地図はここ


上の写真は柳かれいの焼いたもの。

これが驚くほど濃厚な味でおいしいものでした。
焼く、というよりも、遠くからじっくりと炙った、という
感じの火の入れかた。身は小さいものの、満足感は
非常に大きいものがありました。

この店は銀座の片隅。
新橋との境目となる高速道路(いわゆる株式会社線)
面した場所にある小さな店。
しかし知る人ぞ知るおいしくて安い店なのです。

一回目は友人に連れられて行ったのですが、実は
そのかなり前に一度、この周囲を歩いていたときに
気になった店でした。

このときは、先に入ろうとしたサラリーマンの集団が
「やっぱ満席だよなぁ」とぼやきながら出てきました。
それでしかたなく諦めたのですが、いま考えると、
私の“嗅覚”は正しかったのでしょう。


一回目に行ったのは夜。
10人ほど座れるL字型カウンターの背中に4、5卓の
テーブル席、その奥には小上がりもありますが、
けっして大きな店ではありません。

カウンターに座ると、その内側では4、5人の板前が
きびきびと働く姿が目に入ります。みなちゃんとした
修業を積んでいるようで、プロの身のこなしとプライドが
端々に感じられます。

「いわしの刺身」にしても、盛り方からして違います。
皿の中心には醤油が入った小鉢が置かれ、その
周囲には細かく刻まれた青ねぎ、そして放射状に
鰯の身が並べられています。花びらを表現したかの
ような、こういう美意識にほれぼれしてしまいます。
もちろん味もまたよし。鮮度も申し分ありません。

また「丸茄子揚げ出し」も、半分に割られた茄子に
まるで髪の毛のような細さの鰹節がこんもりと盛られ
見た目を楽しませてくれます。しかしこの鰹節の真の
役割は、口の中でしゅわん、と縮みながらうま味を
絞り出すこと。見た目も味も、高い次元で調和してこそ
この形があるのでしょう。


二回目はランチで訪れたのですが、ずっと前に訪れた
ときのようにやはり行列。ただ、グループでまとまって
座ろうとしなければそう待たずに入ることができます。

頼んだのは「魚荒煮定食」、1,000円。

アラといってもカマや尻尾の部分など、けっこう身が
付いた部分が出てきてお得感はありましたが、味付け
がかなり濃厚だったため魚そのものの味というよりも
甘辛さでご飯をかき込む感じ。ほかにはカレー味の
もやしと簡素なお新香だけですので、魚そのものの
質の高さは感じるものの少し物足りない気がしました。

次に行くときには、ほかの客の多くが頼んでいて、
いかにもおいしそうだった「まぐろ重」をぜひ試して
みようと思います。


お勧めはやはり夜です。
本格的でありながらお手頃な価格で食べられる
和食の店として、銀座界隈では数少ない場所。

銀座一丁目周辺に行くことがあったら、ぜひ
立ち寄ってみてください。


柳かれいの焼き



刺身盛り合わせ


いわしの刺身
まるで花びらのような並べ方が斬新


丸茄子揚げだし


ランチの魚荒煮定食


ちょっと味が濃い


ランチタイムには当然のように行列が




【ランチ】まぐろ重 840円 豚汁 840円 いわし天麩羅 890円 しらす御飯 840円
魚荒煮 1,000円 穴子天麩羅 1,000円 すきやき 1,000円 生うに丼 1,150円 海老天麩羅 1,150円

柳かれい(焼き) 1,300円 いわし刺身 850円 かつお刺身 950円
丸茄子揚げ出し 850円 穴子白焼き 1,260円




このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/iwato.htm


2008・5