渋谷区渋谷1-12-24
707渋谷ビル2F
03-5467-0107

11:30〜14:00(月〜金)
17:00〜23:00
日祝休
地図はここ

閉店しています。


「コンコンブル」と同じビル、すぐ真上にある和食の店。

このビル、コンコンブルのために建物全体が2階まで
石造りの外観で覆われ、パリの雰囲気を演出している
のですが、まさかその2階に和食の店があろうとは
誰も思わないでしょう。
もちろん、私も思いませんでした。

しかし、同じビルとは思えないほどこちらは広々。
同じビルの上と下なのですから、コンコンブルとは
広さがだいたい同じはず。なのに店内には約30席の
席がゆとりを持って配置され、カウンターの奥も
ちゃんと空間が取られています。この感覚の違いは
どこから来るのか首をかしげるほどです。

料理は、基本を押さえた上での創作和食といった
感じです。

創作和食というと家庭料理に毛が生えたレベルの
“自称”料理人が作るゲテモノ、といったイメージが
ありますが、この店はそんなものとは別次元。
技術の基礎があって創意工夫を加えたものですから、
味に安心感があるのです。

たとえば「ゴーヤのおひたし」。
たっぷりのだしで味が整えられたゴーヤは苦みが
ほとんど打ち消され、一方で歯ごたえはしっかりと
残っています。夏にふさわしいさわやかな一品です。

また「鮮魚のなめろう」は通常のなめろうよりも味が
濃いめ。なめろうというのはアジなどの魚をミンチ状に
して味噌などを加えて味を整えたもので、房総半島
などの郷土料理です。

この店のなめろうは最初から酒のアテとして設計
された濃いめの味で、生姜で生臭さも消されています
から、この珍しい料理の入門としてもぴったりでしょう。

この店はランチも営業しています。

メニューはカツ丼、坦々素麺の定番に、日替わりの
「玉手箱弁当」、魚の丼を加えて4種類。
すべて1,000円となっています。

「玉手箱弁当」は日替わりの弁当で、私が食べた日は
鶏の立田揚げがメイン。
濃いめの味付けにタルタルソースがかけられ、
立田揚げというよりもチキン南蛮といった感じですが、
上品な味付けでおいしく仕上げられています。

ただ、タルタルソースがご飯にまでかかってしまって
いるのには少々閉口しました。せっかく弁当形式を
とっていてカフェ飯ではないのですから、それぞれの
分離にもうちょっと気をつかってほしいものです。

そのほか、かぼちゃやこんにゃくの煮物、ひじきの
煮物、糸こんにゃくの炒め煮などオーソドックスな和の
惣菜が5、6品付いて、バランスも取られています。
今回、小ぶりのエビが入っていたのはお得感があって
うれしくなってしまいました。

全体的に量がちょっと少なめですが、いろんな料理を
少しずつ楽しめますので女性にも好まれるでしょう。

また、「坦々素麺」も食べてみました。
この店の夜の名物料理をランチに持ってきたとのこと
ですが、率直に言うと麺の食感が気になってしょうが
ありません。スープの油分を吸って麺自体がぼそぼそ
した食感になってしまっているのです。

全体の味は整っていてなかなかのもので、食感に
ついては好みの問題だとは思うのですが、やはり
ここはオーソドックスに普通の中華麺か、せめて
うどんのほうがいいのではないかと思います。
個人的には。

ランチの際にテーブルに置かれた辛子高菜ひとつ
とっても、ひと味(たぶん柚子胡椒?)加えられた独自の
味だったりと、隅々まで細やかな心配りのなされた店。
焼酎をはじめ酒もいいものがそろっています。

値段も全体的に手頃ですので、気の置けない仲間と
楽しい時間を過ごすにはちょうどいいお店でしょう。






コンコンブルのおかげで
入口までパリの雰囲気



ゆったりとした店内


ゴーヤのおひたし


鮮魚のなめろう


モツの黒胡椒和え


玉手箱弁当
この日は鶏の立田揚げ



坦々素麺


【ランチ】 玉手箱弁当 1,000円 坦々素麺 1,000円 カツ丼 1,000円 魚丼 1,000円

鮮魚のなめろう 980円 モツの黒胡椒和え 680円 カツオのたたき 1,200円
地魚の刺身盛り合わせ【内房】 1,800円 【外房】 2,200円
国産豚バラ肉の角揚げ 880円

生ビール 600円 焼酎各種 600円〜


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/ishin.htm


2006・8