渋谷とっておき!!ホーム 小笠原村父島東町
04998-2-2716

11:00〜14:00
17:30〜24:30
休み:おがさわら丸出港日

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上の写真はメカジキの刺身です。

メカジキといえば、私たちが普通見るのは切り身。
薄いサーモンピンクの切り身をバター焼きなどで
食べるのが一般的で、刺身は見ることがありません。

そもそもメカジキとは右の写真のように鋭い角を持ち、
大きなものは100kg以上にもなる大型の回遊魚。
英名 swordfish の由来も、その鋭く尖った角から
きており、クジラやサメにもこの角で突進し攻撃する
のだといいます。

小笠原では現在このメカジキ漁が盛んで、父島では
その水揚げの6割、母島にいたっては9割を占める
主要な水産物となっています。

ところが主要な“地魚”でありながら、父島でこの
メカジキを食べられる店はそんなに多くはありません。
というのも小さいものでも50kgはあり、人口2千人の
島では一匹でもとても消費しきれないのです。
実際、メカジキのほとんどはおがさわら丸に積み
込まれ、内地(本土)で消費されることになります。

そのためメカジキの刺身は父島でも珍しいのですが、
食べた感想としては正直、そうおいしいものではあり
ませんでした。淡白というか大味というか、食感もまた
ねちっこく、魚らしくないのです。実際に漁師の間でも、
あげたりもらったりする魚としては喜ばれないとのこと。
わかる気がします。


さて、肝心のこの店の話をしなければいけません。

父島の飲食店街(といっても100mほどの道)の東の
端のほうにあるこの店は、いたって普通の居酒屋。
上記のメカジキの刺身をはじめとする地元の魚や
焼き鳥、おでんなどがある落ち着ける空間です。

また、ランチタイムは丼物とそば・うどんを中心に営業。
かつ丼は、揚げたてのカツを使ってくれるのが嬉しく
780円の価格に対し量もじゅうぶん。ただ、九州の
かつ丼かと思うほどの“つゆだく”ぶりには好みが
分かれるでしょう。

同じ780円の「かもねぎ丼」もまたボリュームたっぷり。
肉はちょっと硬めなものの丼を覆い尽くすほどの量が
あり、ネギも太いものが2本。あっさりめのつゆもよく、
意外におすすめです。

一方で、お勧めだという手打ちのそばは、ちょっと
切り方が太めで、東京のそばに慣れた私には少々
異質に感じられてしまいました。

ただ、そばつゆの味はしっかりと鰹の風味が効いた
本格的なもので、しかもわざびは本物の生わさび。
小さなおろし金がついていて客が自らすりおろす
ようになっています。わさびが採れないこの島で、
居酒屋としては異常なほど頑張っています。

というのもこの島では、いちばん高級だと自称する
日本料理店が平気で粉わさびを使うのですから。

願わくば、蕎麦をもう少し細く切ってくれれば、また
楽しみにできるのですが。


とにかく、リーズナブルに(この島にしては、ですが)
「フツーの食事」ができる店として貴重な存在。

女性スタッフの対応も親切で気持ちよく、楽しく
ゆったりとしたひとときを過ごすことができるでしょう。

ランチ選びに困ったり、また宿の食事に飽きたりした
ときには、ぜひ選んでみてほしいお店です。



メカジキの刺身



メカジキの頭部
この鋭い角でクジラやサメを攻撃するほか
木造の船の板も突き破ることができるという


島の繁華街の東のはずれあたり
ちょっとごちゃごちゃした店頭


つゆだくの「かつ丼」
あつあつのカツを使ってくれたのが嬉しい


「かもねぎ丼」(780円)
思ったよりもボリュームがあった


つゆもわさびも非常に本格的な蕎麦
願わくばもう少し細く切ってくれれば


座敷があってくつろげる店内
日常的に使える店



【ランチ】 カツ丼 780円 もつ煮込み丼 780円 シャケとイクラの親子丼 780円 かもねぎ丼 780円
かけそば・うどん 630円 たぬきそば・うどん 680円 かけとろろ 730円 なべやきうどん 940円
ざるそば 630円 冷したぬきそば・うどん 840円 天ざるそば 1,050円

生ビール 620円 瓶ビール (中)630円(大) 860円 
おでん盛り合わせ 680円 もつ煮込み 630円 焼魚(さんま・さば・ししゃも) 各630円
焼き鳥 皮・砂肝 各3本400円 ハツ・ナンコツ・つくね 各3本440円 トリ 470円 ねぎま 570円
ラーメン 730円 ポテトサラダ 680円 枝豆 420円



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http://www.totteoki.jp/shibuya/fukuchan.htm


2009・5