豊島区西巣鴨3-7-3
03-3917-6261

11:30〜14:30
17:00〜20:30
土日祝 11:30〜20:30 火休
地図はここ


無骨な、あまりにも無骨な姿の餃子です。

これがあのホワイト餃子。千葉県野田市に本拠を置く
伝説の餃子のチェーン店のひとつがこの店なのです。

パイ生地のような層をなしたサクサクした皮は、他の
どこにもないと断言できるほどユニークなもの。
三歳児の握り拳ほどもある揚げパンに具が入って
いるかのような、どっしりした食感の餃子です。

ひとつひとつの大きさが大きい上に、皮のボリュームが
すごいために具の存在感が小さく感じられるのですが
具は粗く切られた野菜と豚肉で、具そのものの味は
薄めに感じられます。

これを食べて思い出すのはロシア料理の「つぼ焼き」。
マグカップの上をこんもりと覆うパイ生地を、スプーンで
つついて崩し、中のスープに落として食べるあの一品。
あのパイ生地とこの餃子の皮に、不思議な共通点を
見いだしてしまいます。

店の場所は都電荒川線・庚申塚(こうしんづか)駅から
とげ抜き地蔵とは反対の方向に歩いてすぐ。
都営三田線の西巣鴨、山手線の巣鴨からも徒歩圏
ですが、ここは副都心線雑司ヶ谷から都電荒川線に
乗り換えて行くのが似合う感じでしょうか。

店自体はこれといった特徴のない普通の庶民的な
中国料理店なのですが、壁一面にぎっしりと色紙が。
これは年に一回行われる、餃子40個を30分以内に
食べると無料というイベントの参加者のもの。

40個食べきって勝利の雄叫びを上げる内容もあれば、
食べきれなかった悔しさを延々と書き綴るものもあり、
なかには芸能人の参加者のものも。長めの待ち時間を
潰すにはちょうどいい“読み物”となっています。

この店では、持ち帰りもやっています。

焼きたて(揚げたて)のあつあつのものは店内での
価格と同じ10個420円。しかし「生餃子」という名の
冷凍餃子は20個で540円とかなりお得。

今回この「生餃子」を買って帰り、“自宅ホワイト餃子”
に挑戦してみました。

ただ、同封のレシピを見ると店で食べるのと同じものを
作ろうとすると大量の油で揚げることになり、けっこうな
手間がかかります。

そこで同じレシピに載っていた水餃子を作ってみると
あら不思議、と言いたくなるほど普通の水餃子が。

厚めの皮がもちもちしておいしく、具もしっかり味が
感じられて、人によっては酢だけでも大丈夫なほど。

つまり、ホワイト餃子とはもともと厚い皮を持つ水餃子
向きの餃子を、大量の油で長時間揚げることでもっちり
サクサクの皮にしてしまった、といった感じのもの。
これにはほんとうに驚きました。

全国のホワイト餃子チェーン店のなかでも、水餃子を
提供する店はほとんどないため、この“秘密”を知る
ひとはそんなにいないと思われますが、私個人としては
あまりに皮のボリュームがありすぎてビールとの相性が
いまひとつな店での餃子よりも、この水餃子のほうが
好みです。

この店に行くことがあったら、まず店内で揚げ餃子を
楽しみ、帰りに「生餃子」を持ち帰って後日、水餃子を
楽しむという“二度おいしい”体験をしてみてください。



事前に情報がなければ
餃子だとは誰も思わないだろう


生地はパイ生地のような感触
餡はあっさりした味付け


外観は庶民的な中国料理店といった風情


壁一面の色紙は、年に一度のイベントの
挑戦者たちが書き残したもの


やっぱり来てたか…。


持ち帰り「生餃子」を水餃子にすると、
とても同じ餃子とは思えないほど変わる



もちもちした皮は本来、
水餃子向きのものだったことがわかる


焼餃子(10個) 420円 ラーメン 600円
セット(ラーメン+餃子5個) 730円
生ビール 530円 瓶ビール(中) 630円
レモンサワー 380円 ウーロンハイ 380円 紹興酒 380円

生餃子(持ち帰り用・20個) 540円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/fight.htm


2008・7