渋谷とっておき!!ホーム 千葉県勝浦市
白井久保字原296-8
090-4410-5798

11:30〜19:00
月休

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表面を覆い尽くす辣油の海が、あまりにも衝撃的。

“担担麺ってこんなものかな?” と、想像しながら
作ったのでしょうか。「妄想ニホン料理」というテレビ
番組を思い出させます。


これは房総半島のB級グルメ、勝浦タンタンメン。
その発祥の店がここ「江ざわ」です。

昭和29年に勝浦漁港近くで大衆食堂として創業した
この店が創り上げたのが、私たちがふだん想像する
担担麺とは似て非なるこの血の池地獄のような一品。
これが勝浦の人に受け入れられ、周辺の店に伝播し
勝浦タンタンメンというご当地グルメとなったのです。

見た目そのままに辛く、店内でも多くの客がその刺激
にむせ返っています。具と呼べるものはひき肉と1cm
角に切られた玉ねぎ。この玉ねぎがほのかな甘みを
醤油ベースのスープに加えています。  

赤い海の底に沈むのは細くわずかに縮れた麺。
ゆで加減は柔らかめでむしろスープに合っています。
これで麺が固かったら、喉への刺激がダブルとなって
食べにくいことこの上ないかもしれません。
山盛りでトッピングされた白髪ねぎもいいアクセントと
なっています。

見た目も味も、とっても刺激が強すぎるタンタンメン。
しかしこれを担担麺としてではなく、まったく別の料理
だと思って食べるならば「あり」です。
確立された独自のおいしさがここにはあります。

だいたい、“なんちゃって担担麺”などとと笑っては
いけません。というのも、そもそも日本の“普通の”
担担麺が「似て非なるもの」なのですから。

戦後まもなく日本に渡って来た四川生まれの料理人・
陳健民氏が、本来小さな椀に汁なしで提供される
本場の担担麺を日本人に受け入れやすい汁そばに
変更、さらに芝麻醤(胡麻のペースト)を入れて日本人
好みのマイルドな味にするアレンジを施したものが
現在の日本の担担麺。

ですから、日本の普通の担担麺もまた、四川から
見ればじゅうぶんに“なんちゃって担担麺”なのです。

現在のようにネットもなく、テレビなどのメディアも
限られていた時代。房総半島の片隅でひとりの男が
少ない情報を頼りに試行錯誤の末に創り上げた
メニューが、いまや関東を代表するB級グルメと
なったのですから、素直にその偉業を讃え、味わい
ましょう。

店は、アクアラインからそのまま圏央道にまっすぐ
行き、市原舞鶴ICから国道297号線を勝浦方面に
30分ほど行った場所にある「武道大学野球場入口」
交差点を左折。500mも行かずにたどり着きます。

一時、勝浦から鴨川に拠点を移していましたが去年
ふたたび勝浦に戻ってきたので、店はぴかぴか。

そして勝浦タンタンメンにとっては“王の帰還”もしくは
“大政奉還”といったところでしょうか。

一度は食べてみる価値は間違いなくあると思います。

この辛さに耐えられるならば、ですが。

一面の辣油の海は
まさに血の池地獄



移転して間もない店内には
「元祖坦々麺」の文字が


たくさん入った1cm角の玉ねぎが
ほのかな甘さを加えている


麺は柔らかめでスープと合う


少ない情報のなか創り上げたメニューは
いまや関東を代表するB級グルメに


移転してまだ半年余りの新しい建物


メニューの端っこには
店のキャッチコピーが




担々麺 800円 中辛 850円 大辛 900円 上担担麺 900円 チャーシュー担々麺 1,100円
冷やし担々麺 800円 とんとん麺 800円 タンメン 750円 ラーメン 500円

餃子 400円 豚キムチ 700円 ライス 200円 生ビール 600円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/ezawa.htm


2014・6