渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区宇田川町31-5
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通称・三角交番と呼ばれる宇田川町交番のすぐ裏に
ある中国料理店。

私が渋谷の街に関わるようになったときにはすでに
ここにあり、現在と同じように古びた雰囲気を醸しだして
いましたから、少なくとも30年以上はここで営業して
いるのではないでしょうか。

中国料理店ではありますが、しょうが焼きや野菜炒め
といった定食類も揃う、昔ながらの“中華”の店です。


しかし、以前「ねごと。」にも書きましたが、この店に
関して最も興味を引かれるのは、店のすぐ右にある
謎の扉の存在。

鉄製この扉からは時々、こそこそと男が出てきます。

そぉっと扉を開けては周囲を気にするようにして
いそいそと足早に立ち去っていきます。
「兆楽」につながっているわけではありません。
といって、がばっと開けて中をのぞく勇気は私にも
ありません。ずっと気になっていました。

しかしある日、一歩引いて全体を見回して、ようやく
謎が解けました。

この店が入るビルは全体が「角海老」。
つまりこの扉はソープランドの裏口なのです。
“用事”が終わった男たちが、人目につかないよう
出られる抜け道だったのです。
ときにはこそこそと入っていく男も目にしましたから、
まあ「天国への扉」といったところでしょうか。

しかし、交番のすぐ裏で堂々と営業する店も店。
建前で動く日本社会の縮図を見る気がします。


さて、話がそれすぎてしまいました。

先に書いた通り、この店は中国料理店というより
“古き良きニッポンの中華”の店。

定食類が非常に充実し、天津丼や中華丼などの
ニッポン・オリジナルの丼も完備。臆することなく
堂々と空腹を満たせる潔さがこの店にはあります。

坦々麺を頼んでも、故・陳健民氏が作ったニッポン・
オリジナルの坦々麺と同じ汁そばスタイルではあり
ますが、大雑把な“解釈”が加えられた独自のもの。
これはこれなりにいける味です。

豚しょうが焼き定食の肉もかなりの肉厚で、たれに
漬け込んだというよりも、炒めながら絡めた感じで
肉は硬めながらボリュームもあり、ごはんの友です。

注文すればさっと出てきてそこそこにおいしい。
そういう普段遣いのできる店として立派な選択肢の
ひとつと言えるでしょう。

最後に特筆すべきは餃子の安さ。

中ぐらいの大きさの6個がひと皿で200円。
しかも毎日開店前に手作りしているものです。
昨今、餃子チェーンの「王将」が安い店として取り上げ
られていますが、同じ手作りでさらに具が多いのは
こちら。

“ニッポンの中華”にとって、餃子はサイドメニュー
なのですから、この程度の価格が本当の値段のような
気がします。

とにかく、飾らず気取らず、手頃な価格でそこそこに
おいしく空腹を満たすという、食堂としての王道を歩み
続けるこの店。これからも渋谷の“庶民派”として
愛され続けることでしょう。



ガラス戸から左が「兆楽」
すぐ右にある鉄の扉が「天国への扉」



扉には「SK」という謎の文字が


店が入っているのは「角海老」の一階
交番のすぐ裏でソープランドとは…。


独自の大胆な解釈による坦々麺
新宿思い出横丁の「岐阜屋」に通ずる



厚みのある肉がご飯をかき込ませる
「豚しょうが焼き定食」


ひと皿に中ぐらいの餃子が6個
これで200円はすばらしい



比較するのが失礼かもしれないが
具は「王将」よりも詰まっている






ラーメン 550円 タンメン 630円 担々麺 700円 餃子 200円
チャーハン 650円 中華丼 700円 天津丼 780円 
レバニラ炒めライス 800円 豚しょうが焼きライス 820円 野菜炒めライス 700円 肉野菜炒めライス 800円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/choraku.htm


2010・1