渋谷とっておき!!ホーム
渋谷区神南1-15-11

【閉店】
地図はここ。




【閉店しました。】

【下のほうに2007年12月の追記があります】


渋谷区役所・渋谷公会堂の向かい、
細い路地にちょっと入ったところにある
カウンターだけの小さな店。

しかし、このわずか6坪ほどの店が、
お昼になるとたくさんの客ですぐに
埋まってしまいます。

ここのは、いわゆる正統派のネギそばスタイル。
しかも見た目が非常に美しいのです。

提供されるとき、薬味の白ネギもおろし
ニンニクも別の小皿に置かれているので、
丼の中は麺とスープだけ。

透き通った琥珀色のスープに、
細いまっすぐな麺が丁寧に折り曲げられて沈め
られている様子はまるで芸術品のよう。
どうやって食べるのか一瞬迷うほどです。

味もまた端正なもの。
しっかりとした鶏がらのスープに、ほのかに、
しかししっかりと香る醤油が、ちょうどいい
塩加減を与え、細くまっすぐの麺が、変に
主張せずにうまくスープを絡めてくれています。

これはたしかにうまい、と。

バリエーションとしては、別の皿で提供される
具が数種類あり、チャーシュー、手羽先の煮込み、
あばら肉のから揚げである排骨(パイクー)、さらに
ワカサギのから揚げも。

このワカサギのから揚げは意外な組み合わせ
ながらとてもおいしいのでぜひ試してみてください。

雪菜箏絲


「広東麺」の看板が目印の小さな店


端正な麺と琥珀色のスープ


日替わりランチもあるが
いつもだいたいこんな感じ。

最近、ラーメンといえばトンコツのこってり系ばかりが幅をきかせてばかりですが、
こうした正統派ネギそばのしみじみとした滋味深い味は、、麺の基本として
けっして忘れてはいけない味ではないでしょうか。


【追記】

この店には一度、夜に行ってみたいとずっと
思っていました。

昼、鶏そばをすすりながら眺める卓上メニューには
「野菜の甘酢漬け」「ピータン」「鶏手羽」「くらげの
酢のもの」など、酒の肴としてけっこうそそるものが
たくさんあったからです。

ところがこの店の閉店は午後8時。
逆算するとこの店でゆっくり過ごすには午後6時前
には入らなければならず、普通のサラリーマンには
とても無理な時間です。

しかし、このチャーリーハウスが2007年12月末で
閉店する、と聞き、最初で最後の機会にと夜に
うかがうことにしたのです。

頼んだのは「たけのこ煮物」「やさい甘酢漬け」
「とりてば」「ピータン」「むしどり生姜醤油」「腸詰め」
の6品。

「たけのこの煮物」は、くたっとなるまで飴色に
煮込まれたもので、しかし味はしつこくなくあっさり。
紹興酒の相棒としてなかなかいい組み合わせを
感じさせてくれます。

「むしどり生姜醤油」は蒸した鶏肉をピリ辛のたれで
きゅうりと和えたシンプルなものながら、辛味や
酸味が突出することなくバランスよく仕上げられて
おり、サクサクとした歯ごたえの良さもあって
どんどん食べられます。

「腸詰め」は、くせのないあっさりとしたもので、
「やさい甘酢漬け」も日本人好みの酸味少なめ。
これら前菜メニューはどれも量が多めで、
酒の肴としてゆっくりやっていけるだけのものが
あります。麺の前菜としてはもったいないくらいです。


そしてこの日は「雪菜箏絲」でしめて終わり。

メニューのいちばん下にあり、これまでどんなものか
興味があったのですがついワカサギの唐揚げや
手羽先を頼んでしまい、ずっと頼めなかった一品。

雪菜は高菜に似た中国の漬物で、それを筍の
細切りとともに炒め麺の上に載せたもの。

チャーシューや手羽先、ワカサギの唐揚げなど
具と麺が別々に盛られたものがほとんどのこの店に
あって例外的なメニューです。

実際に食べてみると、雪菜は決して麺やスープの
邪魔をすることなく控えめ。いいアクセントになって
います。

また、具そのものも少量で、琥珀色のスープと
ストレートの麺の美しさを損なっていません。
こうしてみると、この店がいかにこの琥珀色の
スープと麺の見た目の美しさを大事にしているか、
そしてだからこそ他の具を別に盛るということが
あらためてわかります。


最初で最後となった夜の訪問。

憧れの前菜メニューはどれも想像以上のもので、
あらためてこの店の素晴らしさを知ることになり
ました。

もちろん、琥珀色のスープと端正な麺そのものも
相変わらずの素晴らしさでした。

女主人の高齢が原因での閉店ということですが
渋谷の「宝」を失うようでほんとうに惜しまれます。





ずっと憧れていた夜メニュー


飴色に煮込まれているが
しつこくない「たけのこ煮物」


むしどり生姜醤油は
きゅうりの歯ごたえが快感


くせがなくあっさりした
腸詰め








茶莉湯麺 800円 叉焼湯麺900円
排骨湯麺(豚ロース唐揚げ)900円
鶏翼湯麺(若鶏手羽先)900円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/charlie.htm


2003.4
2006・4写真追加