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そういえばその昔、渋谷109の地下に定食屋があった
のを覚えている人はいませんか。

周囲にいまと同じ派手な店が並ぶフロアで、異次元
スポットのようにぽつんと存在した小さな定食屋。
バリバリの家庭料理がメニューの中心で、カレイの
煮付けがとてもおいしかったのを覚えています。

当時、ハウスマヌカンと呼ばれていた女性店員と
サラリーマンが並んで丼飯をかきこむ姿は、渋谷らしく
ないようでいて渋谷らしい、不思議な光景だったことを
覚えています。

109は再開発ビルですから、元の地権者だった店が
そのまま区分所有権(土地等の持ち分)を行使して
営業していたのでしょうが、いつのまにか忽然と消えて
しまったのが残念です。


その109の定食屋と同じ、とまではいきませんが、似た
ような異次元感覚を与えてくれるのがこの店。

ファッションブランドの旗艦店が並ぶケヤキ並木から
一歩足を踏み入れた細い路地。ここに昔ながらの
定食屋がぽつんと建っています。
しかし、勝手に変わったのは周囲の方であって、店は
昔のまま何も変わっていないと言いたいようです。


この通り一帯の「穏田(おんでん)商店街」は昔、その名の
通り水田が広がる一帯でした。



葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」のなかの一枚
「隠田の水車」の舞台がここだと言われ、この絵に
描かれたような田園風景が戦後しばらくは広がって
いたといいます。


だから「あぜみち」。
穏田のあぜ道がまだあった時代。そのころを懐かしみ、
ずっとここで営業していることを誇る店名なのでしょう。


昼は定食、夜は居酒屋。7人ほどのカウンターに
4人がけテーブル席が3卓。地域の人々に愛され、
この形態を守ってきたのでしょう。

日替わりで「豚肉の味噌焼定食」を食べてみましたが
家庭料理そのままのこってりとした味付けはごはんに
ぴったり。これぞ定食屋の定食、といった感じです。
また、別の日の牛肉の炒めものもしっかりと焼かれ
付け合わせのレタスもたっぷり。

そしてカウンターの上にはランチタイムからいわゆる
大皿料理が並べられています。夜の営業のために
作り置きされているのでしょうが、つい目移りしてしまい
ます。頼めば一品として出してくれるので、ちょっと
足りないなと思ったときは頼んでみてください。

私は舞茸の天ぷらを頼んでみましたが、さくさくとした
衣の歯触りが楽しく、満足しました。


地域の人々に愛されながら、変わらずに提供してきた
家庭の味。表参道のきらびやかな世界にちょっと
疲れたらふらりと立ち寄ってみてください。
ほっとできますから。



日替わりの「豚の味噌焼定食」



きらびやかな表参道けやき並木
(去年12月のイルミネーション


表参道から入った細い路地は
いきなりの異次元空間


地域の人々に愛されてきた
昔ながらの定食屋


カウンターの上にはいわゆる大皿料理
つい目移りしてしまう


こってりした味の豚肉の味噌焼
ごはんが進むまさに定食屋の定食


日替わりには牛肉の炒めも


一品で頼んだ舞茸の天ぷら
さくさくとした歯触りが楽しい






日替わり定食 900円 焼魚定食 800円 煮魚定食 800円
コロッケ定食 800円 とんかつロース定食 1,300円
小鉢 300円 ごはん大盛り +100円 ミニ冷やしうどん +300円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/azemichi.htm


2010・7