渋谷区宇田川町17-1
渋谷ブラザービル6F
03-3770-8987

11:30〜23:30
無休
地図はここ


「銀座料亭とカフェのコラボ。板前が50種以上の
 和食をカフェスタイルで提供する“板前カフェ”」


なんだそうです。

そのコラボレーション作品のひとつが右の写真。
「地鶏の照り焼きプレート」です。

たしかにいわゆる“カフェめし”とは違ったプロの料理。

照り焼きのタレのしっかりした味、そして焼き具合。
「amber」の焼き印がかわいらしい卵焼きの、しっかり
した巻き具合と、きっちりと効いただしのうまみ。
卵焼きに隠れた里芋の煮物からひじきの煮物まで、
しっかりとした和食の技が貫かれています。

繰り返しになりますが、そこらのカフェの素人料理とは
次元の違う、本格的な和食のエッセンスが楽しめる
料理本位のカフェなのです。

ただ、これだけしっかりした和食の技を持つ料理人が、
ごはんもおかずもサラダも一緒に乗ったワンプレートの
カフェめしを作って満足できるものなのでしょうか。
料理人たちのモチベーション維持の成否が、この店の
将来を握っているような気がする、と心配するのは
少々おせっかいなのかもしれませんが。


この店の母体は、「朝川」という銀座の老舗料亭。
一日三組しか客を取らないのだそうです。

とはいえまあ、“親は親”で“子は子”。
渋谷の「amber」店内は普通のカフェのたたずまい。

いろんな椅子をたくさん並べ、好きに座ってもらう、
というスタイルは一見かっこいいのですが、多くの
場合、「テンポスバスターズ」で倒産した店の什器を
買ってきたんじゃないの、って言いたくなるような
まとまりのないボロ家具が並んでいるのがほとんど。

けれどもこの店の椅子は少々モノが違い、座り心地の
いい椅子が集められているようです。
料理だけでなく調度品もまた、普通のカフェとは
違うんだよ、と自己主張しているのかもしれません。
たしかに、味に関しては間違いなくそうなのですし。

ただ、二回目に行ったときの日替わりランチはちょっと
残念でした。
天然イクラと地だこの入った海鮮丼(1,200円)、という
触れ込みだったのですが、タコは小さいのが一切れ、
イクラにいたってはわずか10粒あまり。

ただ、そのぶん他の魚にはコストがかかっているようで
全体として量が少なかったものの、刺身自体はかなり
食べ応えがありました。ただ、これだけの刺身を出す
のであれば、刺身は刺身で定食のスタイルで食べたい
気がします。

“板前カフェ”のコンセプトはともかく、はたしてこの店に
来る客のどれだけがこの味を理解してくれているのか。
それだけがちょっと心配の店です。

ゆっくりと本でも読みながら和食を食べたくなったら
ぜひこのお店にどうぞ。






ワンプレートのいわゆるカフェめしだが
それぞれの品はいたって真面目な和食



卵焼きには「amber」の焼き印
地鶏の照り焼きはしっかりとした味付け


内装はよくあるカフェそのもの


ガラスにフィルムが貼ってあるためか
窓際の席も少し暗い



天然いくらとたこの海鮮丼



【ランチ】 海鮮丼 950円〜2,000円 親子丼 950円 角煮丼 950円
地鶏の照り焼きプレート 950円 鯖の塩焼きプレート 950円 豚のしょうが焼きプレート 950円

あま〜い玉子焼き 650円 うちの豆腐 650円 おからの煮物 550円 地鶏の南蛮漬け 850円
amber サラダ 1,050円 舌とろの塩焼き 1,550円 トロッとした牛刺し 1,250円 黒豚の角煮 950円
和牛ステーキ丼 上1,550円 特上2,050円 里芋のそぼろ煮 850円 和風おこげ 1,050円
海鮮丼 上1,500円 特上2,000円 深川飯 1,250円 軍鶏の親子丼 1,250円 本日の雑炊 950円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/amber.htm


2006・3