新宿区高田馬場
1-17-22
03-3200-3717

11:30〜13:30
17:00〜19:00 不定休


大きな地図で表示



皮はぱりっと、身はふんわり。


鰻を表現するとき、馬鹿のひとつ覚えのようにテレビの
リポーターが言い古してしまった言葉ですが、この店の
鰻はまさにこの言葉がぴったりです。

非常にあっさりしたたれを何度もくぐらせ、じんわりと
焼いたことがわかる蒲焼きは、硬めに炊かれたごはん
との相性もよく、後に尾を引かないとても上品な鰻重と
なっています。


今回頼んだのは「葵」という、蒲焼きが3枚載った鰻重。
ボリュームたっぷりなのは、一人前3,150円もするの
ですからある意味そうでなきゃ困るのですが、肝吸いも
肝がたくさん入ってダシの味がよく、お新香もとても
あっさりして素材の味がしっかりしたおいしいもの。
すみずみまで気配りの届いた、上品な鰻重です。


しかしこれだけの鰻を出す“知られざる名店”が、
こんな場所にあろうとは。


なにしろこの店があるのはラーメンしかない街・
高田馬場の路地裏なのですから。

高田馬場駅から早稲田通りを東に4分ほど。
歩道一杯に広がって歩くバカ学生たちをかわしながら
行くと最近オープンした「タパスとタパス」のある角が
あり、そこを右に曲がると新宿区の出張所。
そのすぐ向こうに見える古い木造アパートの一階が
この店なのです。蛍光オレンジ色の「蒲焼」という看板
からしても、とてもまともな鰻を出しそうには見えない
外観です。

店内もまた簡素で、4人がけのテーブル席ふたつに
掘ごたつ式になっている小上がりにも2卓。
最小限といった感じの小さな店です。

そうそう、ぜひ見ていただきたいのが「ぐるなび」の
この店のページ

いきなり冒頭には最近来た客の写真がでかでかと
貼られているほか、本来ならメニューを載せるページに
「常連様のページ」なるものが作られ、女優だの画家
だの(私の知らない人々の)写真がべたべたと貼られて
います。正直「ぐるなび」をここまで“私物化”している
店を私はほかに見たことがありません。
(もちろん「ぐるなび」なんてしょせん掲載料を払って載せている
 だけの広告にすぎないのですからどう使おうが自由なのですが)

また、率直に言ってあまり居心地のいい店ではない
かもしれません。

周囲に住む自営業者風の粗野な雰囲気の人々が
常連で、その常連に対する態度と我々一見の客に
対する態度が違います。
また狭い店だからしかたないのですが、タバコを
吸わない客に対する配慮が感じられません。


しかし鰻の味は絶品。
まさに“知られざる名店”太鼓判を押したくなる店です。

まあ他人のタバコの煙などあまり気にしないというなら
ぜひ一度行ってみる価値はあると思います。


ただ、ラストオーダーが19時ですが…。


あふれんばかりの蒲焼き


皮がパリッとしていて身はふんわり
ごはんが硬めなのもまたいい


鰻重の「葵」
蒲焼きが3枚乗っていて肝吸いと果物が付く


お新香はいつもおいしく
つい追加注文したくなるほど


高田馬場の路地裏にある
古い木造アパートの1階
正直、外見だけでは絶対に入らない店


店内はテーブル席2つに
掘ごたつ式の小上がり2卓のみ


こちらはたしか「竹」




【鰻重】松 1,890円 竹 2,100円 梅 2,310円 菊 2,625円
葵(1.5匹) 3,150円 鶴(2匹) 3,675円 亀(2匹) 4,200円
【蒲焼】並 1,700円 上 1,900円 特上 2,100円 極上 2,400円

肝焼き 735円 冷奴 420円 枝豆 420円 お新香 420円 板わさ 420円 骨せんべい 210円
ビール(中瓶) 570円 日本酒1合 470円 2合 945円 冷酒 1合 525円 2合 1,050円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/aikawa.htm


2008・8