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日本人の知らない日本へ。 2007年
1月 23日(火)




正月に欠かさず神社に初詣に行き、

十字架を前に永遠の愛を誓い、

死んだらみな“仏”となる。



これが、一般的な日本人の姿でしょう。

神道、仏教、キリスト教といった宗教の違いに、
あまりこだわりを持ちません。


しかしこれを、日本人がいかに「無節操」で「無宗教」であって、
世界的に見て恥ずかしいことかという風に語る“エセ文化人”がいます。

とくに、いまだに唯物史観にすがりつく連中や、
西洋文明至上主義のかぶれた者どもにとって、
こうした「無宗教で無知蒙昧な日本人」という説明は都合がいいのでしょう。



しかし、私たち日本人は本当に無宗教でしょうか。


私たちの日常は、たくさんの「祈り」に満ちています。


子どもの幸せを祈り、商売繁盛を祈願し、健康と長寿を願う---。


“誰に祈るか”ということは、実は問題ではありません。

私たち日本人は、日頃の生活のなかにたくさんの“神”を感じ、
漠然と、しかし確実に信じて生きてきたのです。


神社で柏手を打ち、結婚式で賛美歌を歌い、墓前で念仏を唱えるのは
むしろ日本人の“寛容さ”の表れなのです。



日本人は、宗教的対立によって殺し合った経験を持たない民族です。


たしかに、キリスト教をはじめ、為政者が宗教を弾圧した歴史はあります。


しかし、違う宗教を信じる者同士が憎しみ合い、殺し合うような
内戦状態に陥ったことは、日本の歴史上一回もありません。


日本人はお互いの違いを認め合える、おおらかな民族だったのです。



一方、世界は数千年にわたって連綿と、そしていまこの瞬間にも、
宗教をめぐって殺戮を繰り返しています。

神の名のもとに人を殺すことが許され、憎しみが憎しみを呼ぶ暴力の連鎖。

そこには、寛容さなど存在しません。


いま、日本人の“宗教的寛容さ”こそ、
世界に誇るべき日本の最大の美徳であり、
世界が憧れる日本の “心” ではないでしょうか。



しかしいま、日本人が自分たちの“神”を忘れるとともに、
私たちの社会は寛容さを失いつつあるような気がします。


日本人は、日本を忘れつつあるような気がします。




この文章へのリンク
http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006wn.htm#20070123


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叩くべき相手が違う。 2007年
1月 22日(月)



不二家よりも、はるかに悪質と言わざるを得ません。


ありもしないデータの捏造、写真のすり替え、意図的な誤訳…。

関西テレビの「発掘!あるある大事典2」での不祥事は、
現代ではまずあり得ないと思われていたレベルの大捏造でした。

まるで30年前、雑誌に載ってたインチキ広告を見ているかのようです。

そもそもが「納豆にダイエット効果」だなんて
“風が吹けば桶屋が儲かる”レベルの話で、論理の飛躍もいいところ。
これでスーパーから納豆が姿を消したこと自体も異常ではありました。


それに対して、不二家バッシングはひどすぎやしないでしょうか。


別に、不二家の行ったことを擁護しようというものではありません。

しかし、雪印は死者1名、14,780名もの食中毒患者を出したのに対し、
不二家は10年以上も前にごく少人数(きょう現在で9人判明)の食中毒を出しただけ。
不祥事の大きさが、あまりにも違いすぎます。


それに、“スーパーが不二家製品を撤去”だなんてニュースも、
限りなく「やらせ」の臭いがぷんぷんします。

「おたくの会社は、不二家製品を撤去しないんですか?」という
マスメディアからの“問い合わせ”は、いわば撤去の強制。
そうでなければ、撤去する様子なんてカメラで撮影できるはずもありません。


そもそも、ある会社の製品を買うか買わないかは消費者が決めるもののはず。

それを前もって撤去してしまったのでは、消費者には抗議の意思表示の場もありません。
一方的な撤去は消費者の判断をゆがめ、世論を誘導することになります。


そんな、度を過ぎた“不二家叩き”をする前に、マスメディアは
関西テレビを潰れるまで叩くべきです。


マスメディアの信頼性を、根本から揺るがしたのですから。



なのにそれを叩けないとしたら、
他局・他社の側にも探られたくない事情があるのでは、と
疑われてもしかたないのかもしれません。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006wn.htm#20070122


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本当の責任は。 2007年
1月 21日(日)



3人の死者を出した、北見市でのガス中毒事故。

「北海道ガス」の責任が大きくクローズアップされていますが、
実は北見市のガス事業は、去年(06年)4月まで
北見市が公営事業としてやっていました

それを北見市が財政難を理由にまるごと分離し、
札幌や小樽、函館などで都市ガス事業を営む民間企業・北海道ガスに
約2億4600万円で譲渡したもの



その譲渡から今回の事故まで、わずか9か月。

老朽化したガス管が破断し、ガス漏れ事故が起こったのだとしたら、
それは北見市のこれまでの保守管理がいかにずさんだったかということ。

本当の意味での責任の多くは、北見市側にあると考えるのが自然でしょう。


北海道ガスの側も内心、とんだ災難だと思っているかもしれません。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006wn.htm#20070121


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なぜこんなものを。 2007年
1月 18日(木)



きのう(17日)まで東急百貨店東横店で開かれていた
「日本の職人展」。


以前、お世話になった靴の職人さんが出店していたので、
ちょっと挨拶がてらのぞいてきました。


一番人気があったのは、食品サンプルのコーナー。





まあ、浅草近くの道具街・合羽橋(かっぱばし)
ガイジンさんたちが土産として買いに行く、アレです。






その、賑わう売り場の反対側に回ってみると、
食品サンプル製作の実演コーナーが。







よく見ると…。






…なぜこんなものを。




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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006wn.htm#20070118


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 も。 2007年
1月 17日(水)



自分でも本当はそう思っていても、
わざわざ他人から言われるとムッとくることってあります。


先日、あるSNS(会員制閉鎖型サイト)でメッセージをもらいました。


お互いの存在はあるウェブサイトを通じて知っているのですが、
会ったことも、メールで話したこともない人からのものです。


○○というものです。
写真のイケメンさんはご幼少のみぎりでしょうかお子様でしょうか。
サイトはお気に入りに登録しました。
どうでもいいブログをやってますので、
ヒマでしょうがない時にでも見てください。
     (以下略)



「も」ってなによ、「も」って。


まあ、思っていることって無意識のうちに
言葉の端々に出てくるものですけれどもねぇ。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006wn.htm#20070117a


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十三回忌。 2007年
1月 17日(水)



阪神淡路大震災から12年。


亡くなった方々を悼む人々の様子を、朝から様々なメディアが
報じてきましたが、ふと気になったことがありました。


どのメディアも、「十三回忌」という言葉を使わないのです。


震災から12年たった今年は、多くの犠牲になった人々にとって
「十三回忌」という節目でもあります。


一周忌、三回忌、七回忌と節目に行われる法要は、
故人を偲び、先祖を敬うものとして、多くの日本人にとって大切なもの。

たしかにこれは仏教における習わしではあるのですが、
深く日本人のなかに生き続けてきた、弔いの形なのです。


十三回忌。


つい2、3年前までは普通にどのメディアも使っていた
言葉だったのですが…。


さては、どこかの宗教団体が、
「あの言葉は仏教だけのものだから使うな。」と抗議したのでしょうか。

それとも、そうした抗議が来ることを恐れたメディア側が
「自主規制」したのでしょうか


なんか、日本人の心の中まで「言葉狩り」に遭ってしまった気分です。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006wn.htm#20070117


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ピザの大学? 2007年
1月 15日(月)



学生の街、高田馬場で見つけました。




ビルの一角に、古びた木の扉があります。




扉にはなにやら白い札が…。





このなかでいったい、どんなことが行われているのでしょうか…。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006wn.htm#20070115


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華麗なる一族。 2007年
1月 11日(木)




TBS開局55周年記念特別企画だそうです。





その意気込みもあってでしょうか、
年末年始におびただしい数の番組宣伝のスポットを流していました。



「大地の子」「白い巨塔」に次ぐ、山崎豊子最終章 と。




しかし。


「大地の子」はNHK…。


「白い巨塔」はフジテレビ…。


他局の名作ドラマの名を借りて、勝手に最終章と謳うのは
まるで他人のふんどしで相撲を取るようなもの。

ちょっと浅ましいというか、卑怯ではないでしょうか。



さすがに社内からみっともない、という声が挙がったのでしょうか、
それとも他局から抗議でも受けたのでしょうか。
最近、このコピーは使われなくなりました。


しかし、今回で最終章などと謳い上げてしまうと、
あれ、「沈まぬ太陽」は? と疑問が生じてきます。


…大スポンサー様であるJALが怖いから、どうせドラマ化できないって?


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006wn.htm#20070111


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やりたいですか? 2007年
1月 10日(水)




新宿区内でみかけたラーメン屋です。





ちょっと、店がお疲れ気味でしょうか。



よく見ると、看板にこんな文章が…。







…う~ん、やりたくないかも。





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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006wn.htm#20070110


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後悔しないの? 2006年
12月 18日(月)




毎日、メールソフトを起動するたびにうんざりします。



エロサイトの広告や詐欺の、おびただしい数のメール。

人妻がどうだとか、副業収入がどうだとか。



よくもまあこんなミエミエのウソと、誤字脱字だらけの駄文を
だらだらと書き連ねられるものだと、感心してしまいます。



一度、彼らに聞いてみたいものです。



ねぇ、あんたたちの人生って、そんなことをするためにあるの?




そんな人生で、後悔しないの?と。




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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006wn.htm#20061218


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人間銅像。 2006年
12月 16日(土)



ときどき、原宿駅前で見かけます。




人間銅像。




風にめくれ上がる上着とネクタイが、とってもおしゃれです。


けっこうな人気で、いつも周囲は人だかり、
みんな面白がって写真を撮っています。




でもね、みなさん。

写真を撮るからには
ちゃんと100円くらいのお金は入れてあげましょうよ。



彼だって大道芸のプロなんです。


他人の「仕事」に敬意を払えず、ただ乗りを平気でするような、
貧乏くさい人間ではいたくないものです。


それに、お金を入れると彼から“プレゼント”がありますよ。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006wn.htm#20061216


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至福の旅。 2006年
12月 07日(木)



新幹線の旅の至福は、車内での焼き鳥とビールです。




巨大キオスクとも言うべき大丸東京店。
この地下にある焼き鳥のお店はすごくおいしくて、
新幹線に乗るたびに買ってしまいます。

品川駅が唯一、東京駅に劣るのは
この焼き鳥がないことだと言っても過言ではありません。


さて、新幹線に乗って行ったのは京都・宇治の平等院。



本当は従兄弟の結婚式が目的だったのですが、
せっかく関西まで行くのだからと寄ってみたのです。



この平等院という名前は知らなくても、10円玉の裏に描かれた建物が
平等院鳳凰堂だと言えばわかってもらえるでしょうか。



その鳳凰堂の屋根の一対の鳳凰は、いまにも飛び立たんとするかのようです。



この平等院の展示物で、激しく感動したものがありました。


それは、雲中供養菩薩像




鳳凰堂の内壁に、本尊の阿弥陀如来を囲むようにかけられた
52体の小さな菩薩像。




楽器を演奏したり、踊ったり。
ひとつとして同じものはありません。




その生き生きとした表情と、セクシーな動きの表現に
完全に魅了されてしまいました。



これが1000年前の造形なのです。
西洋美術をはるかにしのぐ美が、ここにはあります。


しびれました。
日本という国を、まだまだ何も知らない自分を知りました。




写真は、みやげ物のトランプです。

雲中供養菩薩像は全部で52体。
ちょうどトランプとぴったり同じ数のために考え出されたのでしょうが、
雲中供養菩薩像のミニ写真集として秀逸です。










しかも、ジョーカーが鳳凰だなんて、なんてすてき。



みなさんも、平等院にはぜひ一度、足を運んでみてください。





そうそう、参道にある「ながの」という店の茶蕎麦が
相当においしかったことをついでに書いておきましょう。




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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006wn.htm#20061207


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