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我が道のテレ東。 2005年
9月 14日(木)



選挙報道一色だった9月11日(日)の夜8時台。


…と思っていたら、テレビ東京だけが通常編成の
日曜ビッグバラエティ「小さな島に暮らす家族たち」を放送し、
11.7%の好視聴率を取っていました。


これは、フジテレビジョン(10.5%)、テレビ朝日(9.4%)の選挙報道番組を上回る
民放3位の高視聴率。                    (ビデオリサーチ調べ)


やはり、モチはモチ屋。
いくら注目の選挙だからといって、全局横並びでやる必要などないのです。



そういえば、阪神大震災の日の朝のことでした。


刻々と明らかになる被災地の状況を伝えるために、テレビは特別編成を組み、
ぶっ続けでニュースを流し続けていました。

倒れた高速道路、燃えあがる神戸の街…。
次々と映し出される信じられない光景に、人々は固唾をのんで見守っていました。


しかし、そのときもテレビ東京がやっていたのはグルメ番組。


映っていたのは「神戸のステーキ屋」でした。




この店、地震でもうなくなっているんじゃあ…。


VTRのなかではしゃぐリポーターの映像を見ながら、
視聴者の私のほうが心配でハラハラしていたのを覚えています。




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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050914a


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敗因はCM。 2005年
9月 14日(木)



今回の総選挙で大惨敗を喫した民主党。


その敗因のひとつは、CMにあったような気がします。

座り続ける岡田代表の映像。
その背景に流れる音声は、国会で質問する彼の声、声、声。

しかしその内容は同じ声が混ざり合い、何を言っているのか聞き取れません。
ただ、他人を責めたてる声が重なり合って響くだけで、
結局、何を言いたいのかわからないのです。

それは皮肉にも、現在の民主党を見事に象徴していました。


そして最後にすっくと立ち上がる岡田代表。


「日本を、あきらめない。」


いまの日本が、将来を諦めるかどうかの瀬戸際に立っている、とでも
言いたかったのでしょうか。


景気が徐々に上向き始め、日本人全体が自信を取り戻しはじめたいま、
この国を諦めるかどうかなんてセリフは、あまりにも的外れではなかったでしょうか。


あんたに、日本をそこまで卑下する資格があるのか。


このCMに対する日本国民の回答が、今回の選挙の結果だったような気がします。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050914


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忘れていた“予言”。 2005年
9月 13日(水)


いまごろになって気づいたのですが、
私ってホリエモンの政界進出の可能性を
今年2月28日に“予言”していたんですね。


「ほりえもん最後の一手。」


完全に忘れていました。
我ながらびっくりです。

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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050913


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選挙に行こう。 2005年
9月 11日(日)



選挙に行こう。


前回の選挙まで、そうがなりたててていたあるテレビ局は、
今回、この言葉をめっきり口にしなくなりました。

このテレビ局はかつて、内部の会議で
「自民党を政権の座から引きずり下ろすこと」を
選挙報道の目標にしていたことがあります。

今回の情勢分析の結果、みんなを選挙に行かせたくなくなったのでしょうか。
公正・中立なんて、このテレビ局には関係ないのかもしれません。


さあ、選挙に行きましょう。


日本が自立した日本であるために。
日本の輝かしい将来のために。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050911


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二大政党という幻想。 2005年
9月 9日(金)



“小選挙区制によって進む二大政党化”。

ここ数年、とくに最近メディアが使うこの言葉に、すごく違和感を感じます。


小選挙区制というものはそもそも、2大政党を作るための仕組みではありません。

一票でも多く取った者が、たった一人だけ選ばれるのが小選挙区制。
結果はゼロサムの総取りであり、いわばその地域のボスを決める選挙、と
いったほうがわかりやすいでしょう。

ですから、もしある党が全国的にまんべんなく強さを発揮するならば、
地滑り的勝利が起こって“一強多弱”になる可能性だって十分にあるのが
小選挙区制というものなのです。


“政権選択の選挙”。

この言葉もまた、今回の選挙では浮きまくっています。
いったい国民の何割が、今回の選挙で政権が変わると思っているというのでしょうか。


今回の選挙はむしろ、終わったあとが見ものです。
ある党は分裂し、ある党は吸収され、ある党は消滅してしまうかもしれません。

負けた側の政党が今後どうなっていくのか、個人的にはとても楽しみです。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050909


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そもそもの信頼性。 2005年
9月 8日(木)



虚偽の取材メモによって、空前の大誤報をしてしまった朝日新聞。


新聞というメディア全体の信頼性を大きく傷つけたとして
きのう(7日)、箱島前社長が新聞協会会長を辞任することを表明しました。


しかし、そもそも新聞記事というものにどれほどの信頼性があるのでしょうか。


私の学生時代の後輩に、ある新聞社に入り東北の支局に配属された者がいます。

ある事件について街の声を聞く、という記事がよくありますが、
彼はこれを実際には誰にも話を聞かずに、適当に“創作”していたと言います。
“まあ、一般人だったらこんなことを言うだろう” と想像して書いていたわけです。

新聞の場合、記事になるのは結局、記者が書いた文字でしかありません。
“会社員、25歳”なんて匿名にしてしまえば、実際に話を聞いたかどうかなんて
結局、誰にもわかりません。

たとえそれが“創作”であっても、“ニュースソースの秘匿”を隠れみのに
できますから、バレることはまず絶対にないのです。


しかし、これがテレビならば、街頭インタビューによる街の声であっても
しゃべってる人の顔の映像も音声もそのまま流れるため、誰が答えたかは明白。
“創作”しようがありませんし、“言った言わない”のトラブルは起こりにくいのです。

つまり、その発言が本当にある人物のしゃべったことなのかどうか、という点において
新聞はテレビよりもはるかに信頼性が低いメディアということになるのです。


ここで、ある記事を例に挙げてみましょう。

以下の黒い文字の部分は、老朽化したマンション建て替えに関する記事の、
取材対象の発言とされる部分ですが、発言した3人の実在は疑わしいものがあります。


「マンションを直すからって今さら年寄りが大金を出せますか。
 私ら夫婦2人、死ぬまで住めればいいんです」。70代の女性は静かに言った。

いかにもありそうな発言ですが、この人物のプロフィールは「70代の女性」というだけ。
どういうマンションに住む、どういう立場の人なのかは後ろに続く記事でもボカされています。

記事の最初の「つかみ」としては構成上必要だったのかもしれませんが、
“静かに言った”というひとことがかえってリアリティのなさを感じさせます。
まるでマスコミ受験対策小論文講座の模範回答のようです。


 ある男性は「将来ここがどうなってるかって? 想像もつかないね」とつぶやく。

これもまた「ある男性」という情報だけでごまかそうとしているように見えます。
しかもふつう、質問をわざわざ繰り返して返事してくれる人はいません。
まるでスポーツ新聞の選手のコメントのようです。


 住民の一人は実感を込めて言う。
「建て替えという一大事業で住民が合意するのがいかに大変か。
 まして自己負担が伴うなら絶望的といっていい。50年後、
 墓場のようになったマンションがあちこちに残りかねないですよ」


“実感を込めて言う”と言いながら、内容はかなり評論家的。


実は私、この記事で取り上げられたマンションがどこか、全部わかっています。
前提からしてこんな発言はありえない、という内容が含まれていたりします。


この新聞記者が実際に誰に話を聞いたのか、
実在するならば連れてきてみてほしいものです。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050908


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よりによって。 2005年
9月 6日(火)



人生最大の恥辱。


それは、田中康夫に間違えられたことである。


いきなり近寄ってきたおばさんが投げかけたひとこと。


「あら、ごめんなさい、知事さんかと思った。」


場所は、長野駅

よりによって地元民に間違えられるなんて、
まるでそっくりみたいじゃないか。


今回の選挙。

新党日本なんて泡沫政党ができて、田中の露出が激増している。

こないだも職場で、すれ違いざまに振り向かれた。


正直、迷惑だ。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050906


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間の悪いテレビ。 2005年
8月 28日(日)



ウチのテレビが壊れかけています。



十数年もののトリニトロン。

私がテレビを家であまり見ないため長持ちしたのでしょうが、
さすがにチューナー部分がダウン。
しかしブラウン管そのものはまだ健在なので、とりあえず
HDD&DVDレコーダーのチューナーを通じて見ています。


しかしまあ、いちばん悪いタイミングで壊れ始めたものです。


というのも、
いま、ハイビジョンテレビとして売られているものは、
本当の意味でのハイビジョンテレビとは言いづらい
のです。


現在放送されているデジタルハイビジョン規格は[ 1080i ]といって
画像の精細さを決める「走査線」の数が1080本。
これは、一枚の映像が横に1080分割され、1080本の線で描かれることを表します。

ところが現在販売されている液晶やプラズマのハイビジョンテレビのほとんどは
この縦方向の画素が750個前後しかありません。

走査線750本でもハイビジョンを名乗る方式はありますが、
このテレビで1080i の放送を表示すれば約300本分の情報が間引きされてしまいます。

最近になってシャープの45型以上の液晶テレビなどに縦1080画素の
“フルハイビジョン対応”が出始めたといえ、それ以外のほとんどはまだ縦750画素。
将来を考えたとき、どうしても気になってしまい買うことができません。


しかも液晶テレビの画質は、2年前から劇的に良くなったとはいえ、
動体視力がいい私にとっては動きの速い映像のブレが、まだ気になってしまいます。

一方、プラズマはこれまで欠点とされてきた消費電力の多さと熱の発生が
抑えられてきたものの、パネル自体の寿命が普通に使って約7年しかもたないという
欠点が根本的に克服されたわけではありません。

そしてリアプロジェクター方式は、画質の面で論外です。
日経では少し前まで“第三の薄型テレビ”だなんてもてはやしていましたが、
リアプロジェクターなんて、20年以上前から存在するローテク方式。
画面の暗さと視野角の狭さは、方式そのものの背負う致命的な欠点です。


しかし、もう少し前なら迷わずブラウン管のハイビジョンテレビに買い換えていました。
ソニーの36型ハイビジョンテレビなら20万円以下。
画質はまだまだ液晶やプラズマを寄せつけないほど美しく、動きも自然。
スペースを取ることと、めちゃくちゃに重いことさえ我慢できれば最高の選択肢でした。

しかし、ソニーのブラウン管式ハイビジョンテレビはすでに生産中止。
36型の在庫はもう、全国どこにも残っていません。
どうぜ薄型テレビで出遅れたソニーなのですから、自慢のトリニトロンでの
ハイビジョンテレビをもう少し長く売るべきだったのではないかと思います。


じゃあやっぱり、液晶かプラズマを買うしかない…。

そう割り切れるなら、かえって楽になれるかもしれません。


しかし悩ましいのは、「SED」という新しい方式のテレビがもうすぐ登場すること。
SEDというのは、キャノンと東芝が共同開発中の新しい薄型テレビで、ひとつひとつの
画素がブラウン管と同じ原理で発光するため明るく、反応速度も速いというもの。

薄型テレビの大本命になるのではないかと言われる前評判の高さが
やっぱり気になってしまい、他のテレビを買うことができません。


この悩み、テレビが完全に壊れてしまうまで続きそうです。



ところでいま、電気屋には下の写真のようなポスターが貼られています。




いま買うなら、デジタルテレビを買え、さもないと6年後には
そのテレビでは放送が見られなくなるぞ、という一種の脅迫。

しかし、テレビ本体こそようやく地上波デジタルチューナー搭載が増えてきましたが、
HDD&DVDレコーダーは、まだそのほとんどがアナログチューナーのみの状態。

こんなポスター貼る前に、デジタル対応の機器を当たり前にしろ、と
嫌悪感が先に来てしまうのではないでしょうか。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050828


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詐欺まがいでは。 2005年
8月 27日(土)



今月上旬、新宿駅西口を歩いていたら、
イベント広場に家具がたくさん並び、売られていました。




刑務所作業製品 展示即売会場。

服役中の囚人たちが更生のため、職業訓練のために
刑務所内の作業場で作った家具を展示即売するというのです。


刑務所作業製品は、利益を上げずに済むため安くできる---。

そういうイメージがあるため、けっこうな人気。
各地の刑務所で開かれる展示即売会は周辺住民が押しかけるといいます。


ところがこの展示即売会、
見ていくうちにあることに気づきました。




ほとんどの値札に「協賛業者製品」という文字が入っているのです。





刑務作業製品は以前、実際には刑務所で製作していないものを
販売していたとして問題になったことがありました。

だからこうして、刑務所で製作していないものはあえて
「協賛業者製品」という表示を付けて販売しているのでしょう。

しかし、よく見ると「協賛業者製品」は家具のほとんどすべて。
実際の刑務作業製品は、積み木セットとか小型家具とか、
ほんの数点しか並んでいません。




「刑務作業製品 展示即売会場」と表示していながら
実際に販売しているのはほとんどが一般業者の製品。


これではいったい、何の展示即売場なのかわかりません。


これは、一種の詐欺まがい商法と言えるのではないでしょうか。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050827


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大きくて面白いコップ。 2005年
8月 20日(土)



その日、私はカメラ屋の店頭でアルバイトをしていました。


ガラスケースに入れた安物の時計を売りながら、ぼんやり通りを眺めていると、
朝から降っていた雨がやみ、昼過ぎから急に明るい日差しが差し込んできます。


“あぁ、これで自民党は圧勝するなぁ。”

そう確信したのを覚えています。


それは1986年7月6日、衆参同日選挙の日。


朝からの雨で行楽に行けず、家にこもっていた人々が
午後からの好天で “じゃあ、選挙にでも行こうか”となったことが、
71.36%という高い投票率となった原因のひとつです。


当時、サイレント・マジョリティ(声なき人々)の多くは自民党支持でした。


この選挙で、自民党は512議席中304議席(59.4%)を獲得し圧勝。
強引に解散し同日選に持ち込んだ中曽根首相(当時)は、この勝利によって
自民党総裁3選禁止の党規まで変え、1年続投を果たすというおまけまでつきました。


そして今回の「郵政解散」


今回の選挙は、86年の選挙よりも、
さらに政権交代をもたらした93年の選挙よりもはるかに盛り上がっています。


抵抗勢力vs小泉。


本来、自民党の中の争いでしかなかったこの構図が
国政選挙の場にそのまま持ち込まれようとは、いったい誰が想像できたでしょうか。

できるはずのなかった衆議院の解散。
できるはずのなかった反対議員の非公認。
そして、できるはずのなかった「刺客」の擁立。

もしそこまで計算した上で解散したのだとしたら、小泉は天才かバケモノです。

体よく自民党を追い出されてしまった亀井静香たち抵抗勢力。
売名行為か本気かは別にして、飛び入りで熱演するホリエモン

自民vs元・自民。

次から次へと繰り広げられるドラマのあまりの面白さに、
国民という観客はまさに舞台に釘付け。

それを「しょせんコップの中の争い」だなんて揶揄したところで、
そのコップが大きくて面白いのだから、客はみんなそっちに行くのです。

自分たちは何もしなかったのに「政権交代だ」なんて言い続ける
ウソ臭さのほうが、すでに見透かされているのかもしれません。


“投票率が上がれば野党に有利” だなんて、
いつまでマスメディアは言い続けるのでしょうか。

なんとかのひとつ覚えのように。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050820


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英雄は英雄を知る。 2005年
8月 9日(火)



“客が女性ばっかりの店に、うまい店なし”。


これが私の経験則なのですが、
やっぱり、気にならないといえばウソになります。




「Hanako」の渋谷特集。

発売当日に買って、隅から隅まで読みました。


このなかで面白かったのは、
渋谷の“顔”、いわゆるこの地域の有名人が
自分のオススメの店を紹介する、という企画。

これ見よがしに高い店をズラズラと紹介するIT社長。
いつまでたっても安い居酒屋から抜けられない元カリスマ店員。

これを読んでると、そのひとの味覚や、ひととなりがよくわかって楽しいのです。

一方で、本当に渋谷を愛しているんだなっていう人は、老舗のラーメン屋を推薦していたり、
ただただ渋谷という街が眺められる“場所”を推薦していたり。



どんな店に行き、なにを食うかは、それまでの人生の投影である。


そう言っても過言ではないのかもしれません。


そして、今回の「Hanako」には同様に、
渋谷の名物料理人が別の店を推薦する、という企画もありました。

これを読み、私は深い感銘を受けました。


というのも、「コンコンブル」のシェフ・伊藤宏之さんが
「新楽飯店」を推薦していたのです。


「コンコンブル」といえば、
その味の良さに反比例するかのような低価格で有名なビストロ。
なかなか予約のとれない店としても知られています。

一方で「新楽飯店」は、センター街の片隅にある老舗の中国料理店。
味に定評はあるものの、お世辞にもきれいな店とは言えません。
とてもフレンチと関係があるとは思えない店です。

しかし、伊藤さんは「新楽飯店」の推薦理由をこう述べています。

“ビストロとして、地域にしっかり根を張りたい。
 「新楽飯店」のありようは、そんな自分のお手本。
 変わらないメニュー、いつも同じ味とクオリティ。
 初心に戻りたいとき、必ず足を運ぶ店です。”

                            「Hanako」2005年8月3日号より引用


さすが、英雄は英雄を知る



伊藤さんという料理人が、いっぺんに好きになりました。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050809


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がんばって。 2005年
8月 8日(月)



きょう、駅で一匹の盲導犬に会いました。



見ると、トレーニング中の盲導犬候補生です。



ウチの近くには、(財)日本盲導犬協会訓練施設がありますが、
こうした訓練中の盲導犬に会うのは私にとっても初めての体験です。

まだ若いのでしょう。
何をしていいのかわからず、戸惑っているのが手にとるようにわかります。



でも、電車のなかでは、子どもだけでなく全員の注目の的。




この子も、もっともっと厳しい訓練を経て、
いつか立派な盲導犬として巣立っていくのでしょう。



がんばってね。

先に降りるとき、つい、そう声をかけてしまいました。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050808


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こどもびいる。 2005年
8月 7日(日)



おもしろい飲み物を見つけました。




「こどもびいる」。

ビールのような黄金色をしたアップル風味の飲み物で、
もちろんノンアルコールの清涼飲料水。



わずかな泡も出て、たしかに見た目はビールっぽい。



ラベルもどこかのどかで、ちょっとレトロ。

けっこういい雰囲気です。




聞くと、福岡の会社が企画し、佐賀の古いラムネメーカーに製造を持ちかけたとか。

昔からあるガラナジュースをアップル味に変更し
「こどもびいる」と名付けたそのセンスは、なかなか非凡なものです。


これはけっこう話題になるでしょう。


             ☆

そういえば思い出しました。

昔、「子どもビール」と呼んでいた飲み物があったことを。

それは、麦茶

母が、大きなヤカンで作ってくれた麦茶のあの香ばしさは、
幼い日への強い郷愁とともに脳裏に焼きついています。


あのふるさとに、帰りたくなりました。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050807


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ひたひたと迫る影が。 2005年
8月 1日(月)



なんともやりきれないできごとです。

一回、挨拶をした程度ですが、本人に会ったことがあるだけに
その悲報には私もショックを受けてしまいました。


自民党の永岡衆院議員が自殺 (nikkei.netより引用)
 茨城7区選出の自民党の永岡洋治衆院議員(54)が1日午前10時ごろ、
東京都世田谷区上祖師谷の自宅で首をつっているのを妻(51)が発見、
119番通報した。永岡議員は心肺停止の状態で病院に運ばれ、同日
正午過ぎに死亡が確認された。警視庁成城署は自殺とみて調べている。


永岡洋治氏は、亀井派に所属する2年生議員。
郵政民営化に反対の姿勢を自民党総務会で表明しながら
衆議院での実際の採決では賛成票を投じました。


たしかに、このことが自殺の大きなきっかけになった可能性は
誰も否定できないでしょう。


しかし今回の自殺を、小泉首相や自民党執行部の“圧力”が原因と批判したり、
はたまた、採決後の亀井派内部での“風当たり”がきっかけでは、などと
単純化して解説するのはいかがなものかと思います。


永岡氏には、特殊な事情がありました。


それは、中村喜四郎氏の影。


永岡氏の選挙区である茨城7区は、もともと中村喜四郎氏の地盤でした。

父母ともに国会議員という家庭に生まれ、27歳で衆議院に初当選。
40歳にして科学技術庁長官、43歳にして建設大臣に就任するなど、
「竹下派のプリンス」だった中村氏は、地元で絶大な人気を誇っていました。

しかし、中村氏は1994年、いわゆるゼネコン汚職事件で逮捕され、
2003年に1年6か月の有罪判決が確定、議員を失職することになります。


永田氏が初当選したのは2003年4月、この中村氏の失職による補欠選挙でした。
そして2回目の当選を決めたのは、中村氏が収監されている間の
2003年11月の総選挙。
永田氏本人も「戦う相手がいない」と語ったという、保守王国での選挙でした。


しかし2004年、中村喜四郎氏は刑期を終えて出所。
次の衆院選には間違いなく出馬してくると予想されています。


まだ当選2回の永岡氏にとって、ひたひたと忍び寄る中村氏の影は
私たちには想像できないほど恐ろしいものだったに違いありません。


実は永岡氏は、2000年の衆院選で中村氏と戦った経験があります。

被告の身でありながら無所属で出馬した中村氏の得票が8万8千票だったのに
対し、同じく無所属で戦った永岡氏の票はわずか3万6千票あまり。
もちろん当選したのは中村氏。完敗でした。


永岡氏は、その中村氏の圧倒的な強さを知っているだけに
もし郵政民営化に反対票を投じ、自民党の公認が得られなくなった場合に
自分がどうなるかは、嫌というほどわかっていたはずです。


迫りくる中村氏の影があったがために、永岡氏にとっては計り知れないほど
大きく、辛いものになってしまった郵政民営化法案での“板挟み”。
それは、ほかの議員とはまったく異質のものだったのではないでしょうか。


とにかくいまは、永岡洋治氏の冥福を祈るばかりです。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050801


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最近のスイカ。 2005年
7月 30日(土)



最近のスイカは、皮がとてもとても薄くなった。

私は、このことが非常に不満である。








だって、漬け物にできないじゃないか。




私の大好物、スイカの皮の漬け物。


いちばん外側の硬い部分をそぎ落とした残りを薄くスライスし、
塩をまぶして一晩冷蔵庫で寝かせるだけ。

すりゴマをたっぷりかけ、醤油をたらして食べるこの漬け物の、
なんと豊かな味わいであることよ。


誰だ、「貧乏くさ〜い」なんて言っているヤツは。

天からの恵みを、すべてありがたくいただき、感謝するのは人として当然のこと。

この豊かな味わいを知らずして、スイカの味を語るなかれ。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050730a


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本社がアホやから。 2005年
7月 30日(土)



1981年、阪神タイガースの投手・江本孟紀が
“ベンチがアホやから野球はでけへん”と発言して
采配を批判したと報道され、騒ぎになったことがありました。

今回はさしずめ“本社がアホやから記事は書けへん”と、
当の記者はぼやいているかもしれません。

                ☆

あるニュースが、世の中においてどれほどの価値を持つのか。

それを見極める能力は、事件そのものを取材する能力に劣らず
ジャーナリストとして大切なものだと言います。


きのう明らかになったマーガリンなどの賞味期限偽装事件

東証一部上場の業務用食品メーカー・旭電化工業が、出荷前の食品の
賞味期限の表示を書き換えていた、というニュースです。

実際に偽装が行われていたのが5年以上前であり、
品質面ではなんら問題がなかったということで
なんでいまさら、という部分もないではないですが、
賞味期限の偽装は顧客を裏切る行為ということで、
ニュースとしての価値はじゅうぶんあったと言えるでしょう。


この事件、発覚したきっかけはどうやら、元社員のリークのようです。

この元社員が、なんらかの意図を持って
5年以上前に福岡の日通の倉庫で行われていた偽装工作の話を、
朝日新聞に持ちかけた、というのが実際のところの話のようです。

朝日新聞の記者はその元社員の話を基に、会社側には事実関係の
問い合わせだけをして記事を書いた、というのが旭電化工業の発表した
資料から読み取れます。


ところがこのせっかくの“スクープ”記事、当の朝日新聞には
7月29日、九州版(西部本社版)の朝刊にしか掲載されませんでした。
いわゆる“ローカル記事”扱い。九州以外では誰も読めなかったのです。
もちろん、ウェブサイトのasahi.comのどこにも載っていませんでした。

そして、全国版でこの事件を報じたのは同じ日の毎日新聞の夕刊が最初。
Yahoo! Japan でもこの日の午後3時前に毎日新聞の記事が掲載されています。

まあ、九州版の朝日新聞を見て書いた“追っかけ”記事なのかもしれませんが、
その後、会社側の記者会見が開かれたこともあって、
テレビを含む全国の報道機関がこれを報道することになります。

ところが当の朝日新聞がこの記事を全国版に載せたのは翌日30日の朝刊
ウェブサイトのasahi.comでも、この記事を掲載したのは29日の21時すぎと、
テレビ各社が午後6時以降のニュースでさんざん報じてしまったあと。

あきらかに他社に出遅れてしまった“特オチ”状態になってしまいました。


朝日新聞は今回の事件を、そんなにたいしたニュースだとは思っていなかった
フシがあります。
もしかしたら、東証一部上場企業である旭電化工業がどんな会社なのか
ほとんど知らなかったのかもしれません。


でも、自社の記者がとってきたスクープだったのに、
そのスクープの価値がまったく理解できず、みすみす“特オチ”してしまうなんて、
やっぱりおバカさんと言われてもしかたがないのかもしれませんね。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050730


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自民党のジンクス。 2005年
7月 27日(水)



10年くらい前のことですが、自民党が野党だったころ、
河野洋平氏が総裁だった時代に、自民党の総裁応接室、という部屋に
一度だけ入ったことがあります。


この部屋には壁一面にぐるっと歴代の自民党総裁の写真が飾られています。

それを一枚一枚眺めていたとき、歴代総裁でありながら一人、
写真が飾られていない人物がいることに気づきました。


誰だったと思います?


ロッキード事件の被告となった田中角栄氏?

いえいえ。


女性スキャンダルによって史上最短の69日で首相を辞任した宇野宗佑氏?

いえいえ。



実は、海部俊樹氏だったのです。



自民党総裁経験者で元首相でありながら、小沢一郎に唆され自民党を離脱し、
自社さ連立政権を阻止しようとした海部氏に対しての自民党の怒りは
それだけ激しかった、ということなのでしょう。

その後、海部氏は新進党総裁になりますが、同党の解党のあと
自由党→保守党→保守新党とさまよった挙げ句、平成15年の総選挙によって
保守新党が壊滅して行き場を失い、結局自民党に復党することになりました。


そしていまは、総裁応接室には海部俊樹氏の写真が飾られているといいます。
10年以上さまよい続けた“放蕩息子”が、ようやく許してもらって帰宅した、という
感じでしょうか。



ところで。

これはほとんど知られていない、というか、
誰も口にしないのが不思議なくらいなのですが、
自民党には不気味な“ジンクス”があります。


それは、
「連立相手の政党が、のちに必ず崩壊する」というジンクス。


古くは河野洋平氏などが76年に自民党を離党し結成した新自由クラブ

自社さ連立政権の日本社会党(当時)と新党さきがけ

そして上記の海部俊樹氏が所属した自自連立の自由党に、
その後の保守党保守新党


自民党と連立を組んだ政党は、例外なくその後衰退、崩壊への道をたどっているのです。

たしかに巨大政党・自民党の存在感の前に埋没してしまう、ということはあるでしょう。
しかし、それにしてもことごとく、なのです。


あ、そういえばいま、自民党ってどこかと連立を…。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050727


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法に取り残された女性たち。 2005年
7月 25日(月)



今年4月から育児・介護休業法が改正され、パート・アルバイトの人々も
一定の条件のもとで最長1年半の育児休業が取れるようになりました。


パート・アルバイトとはいえ、実態は正社員と同様の仕事をする女性が
多いという現実に合わせた法であり、働く女性たちにとっては
大きな前進です。


しかしこの法改正で、完全に取り残された女性たちがいます。
国や自治体で働く、「非常勤職員」という名のパート・アルバイトの
女性たちです。

実は今回の育児・介護休業法の改正で対象となったのは民間企業の
従業員のみ。

国や自治体の非常勤職員は、雇用形態としては民間企業の
パート・アルバイトとまったく同じ立場でありながら、今回の改正の際には
議論の対象にすらなりませんでした。

国や地方の役所をはじめ、国公立の病院などでも、実に多くの非常勤職員が
常勤職員と同様の仕事をこなしているという現実があるにもかかわらず、です。


非常勤の女性たちに認められているのは、いまも産前6週、
産後8週の産休のみ。

一方で、常勤の公務員の育児休業は最長3年と
民間よりもはるかに恵まれています。

この“落差”はあまりにも大きい。


たとえば国立病院のなかでも独立行政法人化されなかった
国立がんセンターや国立国際医療センターでは、いまも多くの
看護師や薬剤師などが1年以上勤務する非常勤職員です。

彼女たちの多くが、結婚して家庭を持ち、子どもを育てながら働くために
非常勤職員というパート・アルバイトの道を選びました。
いや、選ばざるをえませんでした。

しかし現実問題として、何年も自動的に継続雇用され続けているにも
関わらず、彼女たちには育児休業はまったく認められていないのです。


国家公務員の待遇を決める役所である人事院では、こうした実態について
「非常勤職員は任用(雇用)期間が1年を超えないことになっている」とし、
「1年限りの契約なのだから育児休業は必要はない」と建前論を
くりかえすのみ。

しかしその「1年限りの契約なのだから…」という論理は、
今回の育児・介護休業法の改正にあたって、民間企業が
反対するために主張した「方便」そのものであり、
いま、国や自治体だけがこの「方便」を振りかざすのは、
見逃すことができない“不正義”です。


「存在しない」ことにされ、日陰の存在として働き続けてきた非常勤職員。
しかしその存在こそが、医療をはじめとする日本の社会基盤を支えて
きたのです。

育児・介護休業法改正に取り残されてしまった、
「非常勤」という弱い立場の女性たち。
彼女たちに、法の助けが差しのべられる日は来るのでしょうか。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050725


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なにが言いたい。 2005年
7月 24日(日)



あるデパートの惣菜売り場で見つけました。





「まるごと海老の竜田揚げ」だそうです。

まるで創作ダンスのように飾ってありますが
もちろん、これらのエビは売り物。



こんなディスプレイをして、なにが言いたい…。


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知らなかったのね。 2005年
7月 23日(土)



きのう(22日)、ロンドン同時テロの際に犯行声明を出した
アルカイダの系列組織「アブハフス・アルマスリ旅団」は、
次はイタリア、オランダ、デンマークを標的にすると宣言しました。



その声明文はこうです。


「次は欧州の各首都の奥深く、
          ローマ、アムステルダム、
デンマークで起きる」






…どうやら彼らは、デンマークの首都を知らなかったようです。



コペンハーゲンですよ、コペンハーゲン。

なにも声明文で恥をかかなくても…。


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眼で食べる日本人。 2005年
7月 21日(木)



久しぶりに、セルリアンタワー東急ホテルにある
「szechwan restaurant 陳」へランチに行きました。

言うまでもなく、鉄人・陳 建一の店です。

頼んだのは、「正宗坦々麺」です。
四川オリジナルの、いわゆる汁なしの坦々麺。


私はこのメニューを、「赤坂四川飯店」で食べたことがあります。



白さが印象的な、美しい麺でした。

この麺を、下に敷かれた辣油や上に乗った肉味噌とかき混ぜて
食べるのですが、単に辛いだけでなく複雑なうま味もあって
非常においしいものでした。




そして今回。


非常に期待して頼んだ正宗坦々麺です。



運ばれてきたのは、これ。







まるで、貧相なソース焼そばでした。


とてもセルリアンタワー東急ホテルでお目にかかれるとは思えない貧相さです。
とても同じオーナー・陳 建一の店のものとは思えない違いです。

たしかに材料は変わらないかもしれません。
味も、実際には同じだったのかもしれません。

でも、日本人はとりわけ料理の見た目を大事にします。
そこに、日本の料理が海外の料理と決定的に違う部分があります。

日経の野瀬 泰申さんの著書の題名のとおり
私たちは「眼で食べる日本人」なのです。

最初からぐちゃぐちゃにされた貧相なソース焼そばを見て、
私の食欲は一気に減退し、悲しくなってしまいました。

この一品に支払った金額は、1,400円あまり。

さらに悲しくなりました。


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お昼ネット。 2005年
7月 18日(火)



「渋谷とっておき!!」には、簡単なアクセス解析ソフトが組み込んであります。


どこから見てもらっているのか、どのページからのリンクをたどってきたのか、
検索エンジンでどんなキーワードで検索して来たのかまでわかるようになっています。



たとえばある店がテレビで取り上げられたりすると、その店の名前をキーワードに
検索して「渋谷とっておき!!」にたどり着く人が激増します。

また、ある会社から毎日のように見てくださる常連さんの存在もわかったりして
けっこうおもしろいものがあります。

そのなかに、一時間に何ヒットあったか表示される部分があります。



グラフは、平日はだいたいこの形。

突出したピークが昼の12時にあり、それから午後5時にかけて登っていきます。

「渋谷とっておき!!」の主な読者層は社会人の方々のようで、
お昼休みにだけネットを見ている人々がいかに多いかがわかります。

日本人って、やっぱり真面目な方々が多いんですね。

うれしくなってしまいます。


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はい、おしまい。 2005年
7月 13日(水)



ハチ公近くの渋谷駅前交差点。


いま、ここに立つと、周囲をスターウォーズの看板に取り囲まれてしまいます。





“最後のスターウォーズ”

メディアはこぞってそう騒ぎ立てています。



しかし、スターウォーズは当初9部作の予定でした。
ジョージ・ルーカス自身がそう語っていました。


最初に製作された「スターウォーズ」は、実は第4話。

その後、「帝国の逆襲」「ジェダイの帰還(復讐)」と第6話まで続き、
「エピソード1 ファントム・メナス」で第1話に戻って
今回の「エピソード3 シスの復讐」が第3話。

これでようやく第6話までストーリーがつながり、
さあ7、8、9とクライマックスに突入して行くのかと思っていたら、
それが突然、「実は6部作だったんです。はい、おしまい。」って
言われる訳ですから、肩すかしをくらった気分です。



しかも、今回のストーリーは“悪役誕生物語”




アナキン・スカイウォーカーが
どうやってダース・ベイダーになったかの説明を延々と見せられて、
「はい、おしまい」


やっぱり納得いきません。



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ズレズレのN響。 2005年
7月 12日(火)



非常にユニークな指揮者でした。

欧米人が肩をすくめるあの動作、その肩を上下させる動作だけで
リズムを取ろうとするのも驚きでしたが、さらにすごいことに時々、
棒を振らずに“指揮”をするのです。



きょう行われたN響オーチャード定期
指揮したのは、N響とは初顔合わせのニコラ・ルイゾッティという若手です。

たしかに、つまんだ指先をパッと開いてピチカートを指示するときの動きなど、
手のひらの表情の豊かさはたしかに卓越したものがありました。
無駄なリズムを打たず、ただ“歌いかた”を全身で表現するその指揮法は、
たしかな技術に裏打ちされたものであることもわかりました。


しかし、まったく棒を振らずに“指揮”をしていいのは、
ソリストが朗々と歌いあげるとき。
奏者に音楽そのものを完全にゆだねるときだけのはずです。


それを、いくらなんでも“舞踏の神化”、ベートーヴェンの交響曲第7番で
やってしまってはいけないでしょう。

なにしろこの曲の核は、リズム、リズム、リズム。
とくに第四楽章は三拍目に強拍があるという、
ロックに通じるリズムが貫かれています。
そんな曲で、音がずれては台無しなのです。

第二楽章の頭、弦がリズムを刻んで始まるというのにいきなりメロメロ。
第一楽章でも、コントラバスの16分音符の刻みがティンパニーの打音と
同時に終わるはずが1音、ポロッと残ってしまうなど、いまどき高校生の
ブラスバンドでもこんなズレかたはしない、というほどズレズレぶり。


ほんとに通しでちゃんと合わせてみたの?って聞きたくなるほどの出来でした。


それでも終わってみれば万雷の拍手、拍手、拍手。
もちろん、ブラボー!と大声で叫ぶオヤジもいました。

まあ、そもそもこういうオヤジはブラボーと叫ぶために来ているようなもので、
演奏は聴いていないのかもしれません。


しかし、ニッポンの聴衆はだいじょうぶなのでしょうか。


それとも、かつてベートーヴェン狂だった私の耳が厳格すぎるのでしょうか。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050712


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衝撃のカメラ。 2005年
7月 8日(土)



衝動買いをしてしまった。





ソニーから出た、ハイビジョンハンディカム HDR-HC1


これまで主流のDV規格のテープはそのままで、
記録方式をMPEG2にすることでハイビジョン化を成し遂げたHDV方式。

たぶんこのHDV方式が、テープを使うカメラの最後の規格になるだろう。

初のHDV方式カメラ(1080i)として登場したソニーHDR-FX1が40万円弱。
それでも「まあ、よくここまで安く出したものだ」とは思ったが、
いきなりその半分以下の値付けで、しかも片手で撮れるサイズとは。

狂信的ソニー信者の私としては、これを買わないわけにはいかなかった。

                    ☆

これまで、アマチュア用ビデオカメラで最も衝撃を受けた製品は
ソニーのDCR-VX1000だった。

ちょうど10年前の発売当時、プロ用カメラに迫る革命的な高画質は我々の度肝を抜いた。
映像世界においてアマチュアとプロの境目は限りなく低くなっていくだろうと確信した。

そして実際にそうなった。


多くの放送局ではいま、カメラマンではない人間が、普通にカメラを振っている。
メインはプロカメラマンが振るプロ用カメラ・ベータカムであっても、
サブのカメラはアシスタント・ディレクターが振るDV方式(ハンディカム)、というのは
まったく珍しいことではなくなった。


その後、ハイビジョンでの映像制作が本格化し、
プロとアマチュアの間はまた開いたかのようにみえた。

しかし今回、またしてもアマチュアのカメラは追いついたのだ。


                    ☆


なにはともあれハイビジョン。
こんなものが10万円台半ばで出てくるなんて、正直、信じられない。



ただ、せっかく買ったカメラだが、ウチのテレビは10年以上前のボロテレビ。
ハイビジョンで撮ってもその高画質はまったく楽しめない…。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050708


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ネットの魔術。 2005年
7月 3日(日)



先週金曜日、「渋谷とっておき!!」初となるオフ会を開きました。

参加者は6人。

住んでいるところも、仕事も、出身地もまったく違う人々。
共通点はただ、「食べることが好き」という一点だけです。


普通に暮らしていたなら絶対に出会うことのなかった人と人が
こうして出会い、古くからの友達であるかのように酒を酌み交わし、
会話をするという不思議。


出会いは世界を広げ、ときには人生を大きく変えていきます。


それがインターネットの持つ最大の“魔術”。
もしかしたら私は、その魔術を手に入れてしまったのかもしれません。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050703a


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“慣れ”の怖さ。 2005年
7月 3日(日)



先週土曜日の夜、高田馬場の「ラミティエ」に行きました。
3回目の訪問です。

この店の料理の特徴は、味もさることながら
なんといっても2,100円という価格からは想像できない圧倒的な量です。


この日私が食べたのは、
前菜が「サバと帆立の燻製、レンズ豆のサラダ添え」



来てみたら丼にいっぱい、サバの切り身は小さいの一匹分はあろうかという量で、
「サバの蒸し焼き、レンズ豆混ぜてんこ盛り」といった感じです。
普通ならこれとごはんとお味噌汁で豪華なごちそうが成立しそうです。


で、メインが「カルボナード(牛肉の黒ビール煮込み、マスタードとケッパー風味)



ピンポン玉くらいの肉の塊がまさに山積み。
柔らかくなるまで煮込まれ、コクのある味がしみ込んだ肉は素晴らしい味。

…ただ、普通の店ならこの塊3つで十分なメインディッシュなのですが。


しかし訪問も3回目となると、周囲を見渡す余裕も出てきます。

この店での楽しみは、ほかの客のびっくりした顔を観察することになってきました。

「ほら、やっぱりあまりの量の多さに驚いてる。」
「あっちも初めての客みたい。残しちゃうんじゃじゃないの?」


そんな会話をしながら、食事を楽しんだ一時間ちょっと。
ふと我に返ると、すごいペースで平らげてしまっている自分に気づきました。


前回まではあれだけ量に圧倒されて、ヒーヒー言いながら食べた自分がいたのに、
どうやらこの圧倒的な量に、身体が慣れてしまいつつあるようです




いかん、このままではデブの道まっしぐら…。





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矛らか煮。 2005年
6月 30日(木)



ある店の日替わりメニューです。



あまり上手な字ではありませんが、
手書き文字ってやはり温かみがありますね。


でもよく見ると…。



う〜ん、ちょっとはずかしい。


でも、恥ずかしさで言えば、手書きで漢字をうっかり間違えるよりも
ワープロソフト(IME)での誤変換に気づかないほうが
恥ずかしいのかもしれません。


最近気になるのが「最後」「最期」の区別ができてないこと、
「確率」「確立」と書いたまま送ってくるメールが増えたことでしょうか。

あと、これは辞書によっては判断が微妙なのですが、
初めてのメールに「始めまして」って書いて来られるのも非常に気になります。

まだなにも始まってないじゃん、って思わずツッコミたくなります。


かく言う私も、つい最近まで「混む」が誤用だと気づかずに使っていたので
あまり偉そうなことは言えないのですが…。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2005sm.htm#20050622


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